都内でCGクリエイターとして働いているうさを(@huwapunpun)さん。不動産広告の建築パースを描いたり、ムービーを作る仕事をするかたわら、会社仲間の制作部長・ポンコツさん、チームリーダー・ヤマモトさんと3名で社畜漫画「ふわふわ営業部vsぷんぷん制作部」を描いている。この漫画の舞台について尋ねたところ「あくまでも架空の3DCGの制作会社を舞台に巻き起こっている物語」とのこと。今回も、制作系のブラック企業で起こりがちな“あるある”ネタをお届けしたい。
営業部に新人が入ってきた。営業部は基本的に“放任主義”…というよりも、新人が入るのが久しぶりすぎて扱いに慣れていないため、教育を放棄していると言ったほうが正しいかもしれない。
そのような状況なので、新人くんは制作部との連携が取れるわけもなく、制作側の意図と反する行動をよく行ってしまうのだとか!たとえば明日用があるため予定の納期より早めに終わらせて新人くんに制作物を預けてしまうと、「そーれ!送信っと」と躊躇なくクライアントに送信してしまうのだった。
心配するうさをのことなんて眼中になく、のほほんとしている新人くんのもとに、案の定、すぐにチェックが戻ってくる。しかもその修正を「明日までに」と客先から言われてホイホイ受けている始末。「明日、用があるから早めに仕上げたって言ったよね」と言っても、後の祭りだ。
しかも事もあろうか「そのやり方はいかがなものか!」と問い詰めると彼は「お客様が言いました」の一点張り。「え!?今、何て?」とうさをに激震が走る!聞き間違いかと思ってもう一度聞いてみると、「オキャクサマガイイマシタ」とキッパリ。そのセリフは営業部の部長・ぶっちょがよく振りかざす伝家の宝刀だったのだ!
社内の連携や仕事の進め方などは教えられていないのに、ろくでもないことだけはパーフェクトコピーしている新人くんに対して「どげんかせんといかん」と青ざめるうさをだった…。
うさをさんのX(元Twitter)には漫画だけでなく、社畜たちの“あるある”を描いた漫画のほか、登場するカステラ社社員のキャラ紹介もアップされている。仕事に疲れたときには、頑張って働いている社畜たちの漫画を読んでみてはいかがだろうか。共感できるエピソードに、“自分だけじゃないんだ”と、少し元気をもらえるはずだ。
画像提供:うさを(@huwapunpun)