共働きで7歳、5歳、2歳の3人の育児に奮闘する夫婦の様子をノンフィクションで描いた漫画「とある共働き夫婦のワークライフバランス戦記」がワーママたちに共感を得ている。著者のみみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)さんは、現役会社員と子育てを両立するワーキングママ。その傍らで、隙間時間を見つけてワーママ漫画を描いており、多くの子育て中の人に刺さるリアルな内容が好評だ。今回は作者の実体験に基づいた「割と日常的なイヤイヤ期と対策」をご紹介する。
2歳児の代名詞ともいえる「イヤイヤ期」。自我が芽生え、翻弄される親も多いのではないだろうか?3人の子を育てるみみたぶタレ代さんに「イヤイヤ期」について聞いてみた。
――みみたぶ家チルドレンの「イヤイヤ期」はどうでしたか?
うちの長男氏が2歳だったころに、ちょうど弟が生まれたことから、赤ちゃん返りも相まって手が付けられないほど暴れることもしばしばでした。しかも、彼の怒りの表現の最上級は、「オムツとズボンを脱ぎ捨て、体力が尽きるまでフリチンで暴れまわる」で…。
――癇癪の一因についてどう考えていましたか?
長男氏は発達が凸凹気味で、得意・不得意が非常にはっきりしていました。特に発語に関しては平均から1〜2年程のんびりしたペースのようで、伝わらないもどかしさからたびたび癇癪を起こしてしまうようでした。
――本人も悔しくてストレスを感じているんですね。
はい。屋外で発動した日には、本人がかわいそうなのもさることながら、親の心も昇天してしまいます…。親もきついし、本人にも年単位でフラストレーションを抱え続けさせることが忍びなく…本や勉強会で寄り添う手段を調べまくりました。
みみたぶタレ代さんは、長男氏がイヤイヤ期に突入したのを機に、積極的に勉強会などに参加。その中でも一定の効果が見られたのが「臨床心理士さんから教わったテクニック」だったという。そのテクニックとは「気持ちに名前をつけて代弁してあげる」こと。教わったテクニックについてタレ代さんがわかりやすく図説してくれた。