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現代では“アルハラ”発言「とりあえず全員ナマで」は昭和生まれの謎ルール!?しかし根付いたのにも理由があった!

2023/10/04 07:00
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幼少期から漫画家にあこがれ、現在はWeb広告関係の仕事をする傍らで個人の作品を執筆し、ブログやSNSに公開しているまくべす(@maxvess3)さん。社畜のように働かされるサラリーマンの日常を描いた漫画『目指せ!日本一の社畜!ぬこリーマン』を好評連載中だ。今回は少し前の時代まで横行していた“飲み会あるある”ネタを紹介する。この謎ルール、経験した人は多いのではないだろうか…?

最初の一杯の謎ルールとは…?
最初の一杯の謎ルールとは…?


いつもぬこリーマンを怒鳴り散らすトラ部長の号令のもと、部の飲み会が開催。テーブルに料理が並ぶ前に、店員さんがファーストドリンクのオーダーを取りに来た。「とりあえず全員ナマでいいな…」と仕切るトラ部長の声を遮り、ぬこリーマンが「ボクはカルーアミルクで!」と店員さんに注文。その場にいた全員がぬこリーマンの発言にビクッと固まってしまった…!!

店員さんもビクッ!
店員さんもビクッ!


当然、沸点が低いトラ部長から“空気を読め”と怒鳴られるぬこリーマン。一昔前までは、最初の一杯目にはビールを頼むというのは暗黙のルールとして存在していた。この「とりあえずビール」という謎のルールは一体いつから始まったのか?「バレンタインデーにはチョコレート」という風習が日本に根づいたのが菓子メーカーの戦略だったように、「とりあえずビール」もビールメーカーの戦略なのかと思いきや、全くそういった経緯はなく、単に「提供が早い」「大人数の飲み会で最初の一杯が同じだと幹事も店側も楽」「全員ビールなら提供タイミングが同じで、乾杯のタイミングが取りやすい」などの理由で定着していったようだ。もともと日本での乾杯は日本酒で行われていたものが、昭和30年代の高度経済成長に伴ってビールが庶民の飲み物として浸透。今ほどお酒の選択肢も多くなかったことから「乾杯はビール」と根づいたようだ。

実際に怒られている人を目にしたことも…!
実際に怒られている人を目にしたことも…!


とはいえ、ビールが苦手な人もアルコールが飲めない人もいるので、無理して合わせる必要はなく、今の時代で強要しようものなら“アルハラ”で訴えられてしまう事案だ。しかし少し前までは最初の一杯にビール以外の飲み物をオーダーしようものなら“社会人としてなっていない”という目で見られていたのも事実。アルコールやビールが苦手な人には生きづらい世の中だった。

今思えば、せっかくの飲み会なのに残念なルールだったなとしみじみ…
今思えば、せっかくの飲み会なのに残念なルールだったなとしみじみ…


かくいう筆者は、ビールが好きだったので飲めない後輩の分もよく引き受けていて、乾杯後にジョッキが4杯くらい手元に集まってきていたが、残念なことにペースは速くなかったため、“ぬる燗”ならぬ“ぬるビール”を飲んでいた思い出がある。このほか、社畜サラリーマンの“あるある”を描いたまくべすさんの漫画は、SNSで新作を随時更新中なので、ぜひ新作も楽しんでみて!

画像提供:まくべす(@maxvess3)

■まくべす(@maxvess3)
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