都内でCGクリエイターをしているうさを(@huwapunpun)さん。不動産広告の建築パースを描いたり、ムービーを作る仕事をするかたわら、会社仲間の制作部長・ポンコツさん、チームリーダー・ヤマモトさんと3名で社畜漫画「ふわふわ営業部vsぷんぷん制作部」を描いている。この漫画は、制作系の仕事に起こりがちな出来事やあるあるネタを、架空の3DCGの制作会社・カステラ株式会社を舞台に描いたもの。そして番外編では、“パース屋さんあるある”を「あ」から順にカルタ風に展開する5コマ漫画も魅力的だ。今回はそんなカルタ風5コマ漫画の“ゆ”の「ゆめの中でも…」を紹介する。
今回の漫画の主役は、制作部のうさをの後輩・JB(ジューンベリー)。会社のエースで、家の電気やガスを止められても生き延びるほど生存能力が高い人物なのだが、今回は大変な事態に陥っていて…。
気づけば、「3日後まで新規」「明日まで」「急ぎの修正」「なる早で」とメモが貼られた仕事の山にJBは囲まれていた。
会社のエースであるJBをもってしても「やべー!!まじやべー!!」と言わせるほどのピンチ!片っ端から片付けていったが、仕事の山の高さは一向に低くならない。なぜだ…!?
…というところで、目が覚めたJB。「締め切り」というものが存在する職種の人にとっては“あるある”なエピソードではないだろうか?しかし問題は、“果たしてこれは本当に夢なのだろうか?”ということ。心配事を抱えたまま眠りにつくと、その夢を見るという。JBも会社に残してきた仕事を気にしつつ眠りについたか、もしくは営業部から莫大な修正がやってきそうという野生の勘(経験値からくる予測ともいう)から見た夢か…どちらにせよ、今日会社に行くまでは夢で片付けられるか安心できない案件だ。
作者のひとりであるうさをさんは「毎日思い通りの夢を買って見られる方法があったら最高なのに…」とコメント。確かに、仕事に追われているからこそ、夢の中くらいゆっくりと幸せな時間を過ごしたいものだ。そこで、実際に好きな夢を見ることは可能なのか調べてみると、驚くことにその方法は存在するらしい。誰しも一度くらいは“自分は夢をみている”と自覚した経験があるのではないだろうか?この状況の夢のことを「明晰夢」と呼ぶ。レム睡眠時に、起きているときと同等まで脳が覚醒した際に起きる症状で、明晰夢を見ているときは、高確率で頭の中で思い描いた通りに夢が進行していくと言われている。つまりは、“これは夢”と悟った際は想像力を膨らませて自分の思い描くシナリオで物語を進めてみよう。目の前にある山積みの仕事を魔法を使って全部消し去ってしまうのも気持ちがいいかもしれない!
X(元Twitter)には漫画だけでなく、社畜たちの“あるある”を描いた漫画のほか、登場するカステラ社社員のキャラ紹介もアップされている。仕事に疲れたときには、頑張って働いている社畜たちの漫画を読んでみてはどうだろうか。共感できるエピソードに、“自分だけじゃないんだ”と、少し元気をもらえるはずだ。
画像提供:うさを(@huwapunpun)