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売り手優位の採用市場、「入社したい・したくない」の判断基準は半分以上が面接官次第という結果に

2023/06/09 12:30
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Webマーケティング事業を行っている株式会社APOLLO11が、「就職活動中の面接」および「面接での逆質問」に関するアンケート調査を実施。「就職活動中の面接」は20代~60代以上の就活経験者、「面接での逆質問」については10代~60代以上の就活経験者を対象に、それぞれ200名の回答を得た。

<「就職活動中の面接」調査概要>
調査対象:20代~60代以上の就活経験者
回答数:200人
調査期間:2023年5月15日~5月17日
調査方法:インターネット調査
調査会社:自社調べ

<「面接での逆質問」調査概要>
調査対象:10代~60代以上の就活経験者
回答数:200人
調査期間:2023年5月15日~5月17日
調査方法:インターネット調査
調査会社:自社調べ

年齢・性別の内訳はそれぞれ以下のとおり。

「就職活動中の面接」「面接での逆質問」についての調査の年齢と性別の内訳
「就職活動中の面接」「面接での逆質問」についての調査の年齢と性別の内訳


「入社したくない」と感じた人は就活経験者の54%。面接官の対応が入社意欲に影響を与えている模様

【質問】面接を受けた際、「この会社には入社したくない」と感じた経験はありますか?

「ある」と回答したのは54%
「ある」と回答したのは54%

面接時に、「この会社には入社したくない」と感じた経験があるかどうかをたずねたところ、54%が「ある」と回答した。およそ2人に1人が、面接によって入社意欲が下がっているようだ。

【質問】(前項で「ある」と回答した人への質問)そのように回答した理由を教えてください

・面接時に見かけた社員が楽しそうではなかった。(30代/女性/会社員・団体職員)
・団体の面接で、面接官の態度が私以外にはにこやかなのに、私には目も合わさず冷たかった。(20代/女性/会社員・団体職員)
・圧迫面接を受けたから。(30代/男性/会社員・団体職員)
・面接官が真剣でなく、手を抜いて向き合われた感じがあったため、会社への意欲が薄れた。(30代/男性/会社員・団体職員)
・会社見学をした際、あまり良い印象を受けなかったから。(40代/男性/自営業)
・圧迫面接だったため。入社してもこんな上司と一緒に仕事をするのは御免だと思った。(20代/女性/会社員・団体職員)
・面接官の雰囲気がとても悪く、採用の意欲が感じられなかったから。(50代/女性/無職)
・面接官が、文系の大学は理系みたいに技術がつかないと思うけど何ができるのと聞いたから。(60代以上/女性/無職)
・集団面接で、担当した面接官が特定の大学の出身者を露骨に贔屓するようなスタンスを取っており、それに嫌悪感を感じたため。(30代/男性/自営業)
・面接時に聞いてはいけないとされている血液型や家族の職業を聞かれたから。(30代/女性/会社員・団体職員)

【質問】面接を受けた際、「ぜひこの会社で働きたい」と思ったことはありますか?

全体の6割が「ぜひこの会社で働きたい」と思った経験がある
全体の6割が「ぜひこの会社で働きたい」と思った経験がある

面接を受けた際、「ぜひこの会社で働きたい」と思った経験がある人は全体の6割であることがわかった。

【質問】(前項で「ある」と回答した人への質問)そのように回答した理由を教えてください

・面接担当者が非常に感じがよく、一緒に働いてみたいと思ったから。(20代/男性/会社員・団体職員)
・10人程度面接官がいて、人柄などがよくわかったから。(40代/男性/会社員・団体職員)
・面接官の方々が柔らかい雰囲気で、一緒に働きたいと思った。(30代/女性/無職)
・面接官の応対が非常に丁寧で明るかった。目を見ながらきちんと会話してくれた。(20代/女性/会社員・団体職員)
・面接官の表情が柔らかく、笑顔を交えて対応してくれたから。(40代/男性/会社員・団体職員)
・面接官が明るく、話していて楽しく、会社に関する興味深い話も教えてくれたから。(20代/無回答/その他)
・社風の印象が良いこともあるが、全体的に対応が丁寧で仕事自体もやりがいがあると感じたから。(40代/男性/自営業)
・職場環境が整っていて社内全体がきれいだった。面接官の質問も、こちらの立場を考えてくれての質問だと感じさせられた。(60代以上/男性/会社員・団体職員)
・「変わった経歴だね~」ではなく、「おもしろい経歴だね」と言われた時にこの会社で働きたいと思った。(30代/女性/会社員・団体職員)
・よくある質問を一切せず、志望者の長所を探そうとしてくれる仏のような面接だったから。二次面接から社長も出てきたが、社長もそんな感じだったので絶対いい会社だと思った。(30代/女性/その他)

以上の調査結果から、就活経験者の54%が面接によって「この会社で働きたくない」と感じたことが明らかになった。面接官の不快な態度や言動、就職差別につながるような質問、圧迫面接、一方的なコミュニケーションは入社意欲の減退につながることがうかがえる。

一方で、「ぜひこの会社で働きたい」と思った経験のある人は61%という結果に。面接官が丁寧に対応した企業は、求職者に好印象を与えるようだ。

面接時に逆質問した経験がある人は45.5%。「仕事内容」や「入社までに準備すべきこと」について質問する傾向にあり

【質問】 面接で逆質問したことがありますか?

全体の45.5%が面接時に逆質問した経験があると回答
全体の45.5%が面接時に逆質問した経験があると回答

続いて、「面接での逆質問に関する意識調査」について。面接時に逆質問した経験がある人は、全体の45.5%という結果が出ている。このことから、およそ2人に1人が逆質問をしていることがわかった。

<逆質問をした理由(一部抜粋)>
・会社の公式サイトや募集要項に書かれていない内容を知りたかったため。(20代/女性/無職)
・逆質問しないと意欲がないと思われそうだから。(20代/男性/会社員・団体職員)
・応募の概要に詳しく載っていなかったため。(60代以上/男性/会社員・団体職員)
・その職場で働くことをイメージしたかったから。(40代/女性/無職)
・気になることを就業前に知りたかったため。(30代/女性/無職)
・相手の答え方や雰囲気を見たかったから。(30代/女性/会社員・団体職員)
・直接自分の聞きたいことを聞ける機会は限られているので、このチャンスを逃す手はないと考えたから。(30代/男性/自営業)

<逆質問をしなかった理由(一部抜粋)>
・印象が悪くなるような気がしたから。(50代/女性/その他)
・質問できる間もなく終わってしまったため。(20代/男性/自営業)
・質問したい項目については、事前に説明をしてくれたから。(50代/男性/会社員・団体職員)
・かなり詳しく話してくれ、最低限の知りたいことがわかったため。(40代/女性/会社員・団体職員)
・あまり突っ込んだ質問をして嫌がられるのを避けるため。(40代/男性/会社員・団体職員)
・生意気だと思われそうなので。そもそも面接が苦手なので、少しでも好感度を下げるようなことをしたくなかった。(40代/女性/会社員・団体職員)
・説明会で気になることは質問を終えており、面接時には質問が浮かばなかったから。(30代/女性/無職)

【質問】(面接時に逆質問をした人への質問)逆質問の内容を教えてください

・当年の成果と業績の解釈と今後の展開について。(30代/女性/会社員・団体職員)
・どのような人材が活躍しているか。(20代/男性/会社員・団体職員)
・女性のキャリアアップについて。(20代/女性/会社員・団体職員)
・会社に入社するまでに学んでおくといいこと。(30代/女性/会社員・団体職員)
・社風について。(60代以上/男性/その他)
・会社で活躍している人はどのような人か?といった内容。(40代/男性/自営業)
・働くうえでのやりがいや経験談などについて。(30代/女性/無職)
・会社の事業展開について。(40代/女性/その他)
・入社後に最優先で身に着けておくべき資格やスキルはあるか、業務上でのミスを防ぐために普段からやっておくべき習慣はどのようなものがあるか。(20代/女性/会社員・団体職員)
・御社に貢献するためには、どのようなスキルや知識を身につけるとよいか。(40代/男性/会社員・団体職員)

以上の調査結果から、面接時に逆質問をした経験がある人が全体の45.5%であることが判明。逆質問した内容は主に「入社までにやるべきこと」「社員への評価基準」「どのようなスキルが求められているか」などで、やる気や熱意を伝えるために逆質問している人が多いようだ。

今回の調査について担当者に話を聞いてみた。

「(今回の調査の狙いは?)ここ数年『売り手市場』といわれていますが、就活者の『面接に対する考え方』を把握してみたいと思い、アンケートを実施することにいたしました。どれくらい面接官の対応が入社意欲・志望度に影響を与えるかを調査した内容になっております。また、面接は面接官が候補者の見極めをおこなうほか、『自分が本当にそこで働きたいか』を確認できる機会でもあると思うので、就活生目線で感じたことなどを記述形式で集めました」

「(今回の調査のイチオシは?)面接時に『この会社には入社したくない』や『この会社で働きたい』と感じる人がいたことです。企業説明会、エントリーシート提出、インターンシップ参加、企業研究など、就活準備をして面接に臨んでも就活の軸がぶれてしまう理由を調査しました」

「(ユーザーへのメッセージは?)面接は短時間で実施されるので、面接官と就活者の間にギャップが生まれやすいです。相手の発言に耳を傾けながら、自分の意見を伝えることができたら、面接官と就活者のマッチ度が高まるかと思います」

就活面接は誰もが緊張するもの。面接当日に平常心を保てるかどうかが就活成功のカギになりそうだ。

<株式会社APOLLO11 とは>
2011年に創業し、SaaS事業や広告財務コンサルティングを展開。情報洪水に溺れている人をソフトウェアで助けられるよう、サブスクリプション型のソフトウェアを一人ひとりに提供している。2016年よりデンマークのMouseflow社と業務提携を締結。「Mouseflow」の国内販売代理店として販売、サポートを行っている。

■株式会社APOLLO11
名古屋本社:愛知県名古屋市昭和区桜山町5-99-6 桜山駅前ビル6F
東京オフィス:東京都目黒区自由が丘1丁目3-22自由が丘アッシュ201
公式サイト:https://apollo11.co.jp/new-recruit/

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