普段はフリーのイラストレーターとして、版権キャラクターグッズのミニキャラなどを多く手がけている、夏壱あーる(@kyomuo_721)さん。“キャラクターの魅力を伝えるにはどうしたらいいか?”を考えた結果、漫画を描き始めることにしたという。
YouTubeで“漫画動画”として公開されている『虚無男』は、“虚無化”によって頭がクマのようになってしまう社畜サラリーマン・清見向(きよみむかえ)を主人公に、サラリーマンの“あるある”な日常を描いた作品だ。“虚無化”とは、おそらく清見のみが認識できているであろう、心因性の現象で、一種の幻覚のようなもの。気持ちが沈んだり、ショックな出来事があったときに自身も他人も“虚無化”して見えるという。
今回は漫画『虚無男』から、『キャンプ』をお届け。後輩だが係長に出世している雪はるま(ゆきはるま)から「来週のキャンプ楽しみですね」と話を振られる。突然の展開に「俺キャンプなんて行きませんけど」と断る清見だったが、そんな清見をよそにキャンプ計画は進んでいるようで…。清見が“パワハラ上司”のレッテルを貼っている上司の黒井徹(くろいとおる)や、営業企画部に異動してきたばかりの宮一(みやはじめ)もノリノリだった。
しかもこのキャンプが宮の歓迎会だという。「一番断り辛いやつだ」とつぶやく清見だったが、それでも頑なにキャンプを拒む。その理由とは…?何を隠そう、清見は虫が大の苦手だった。