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「カレー・オブ・ザ・イヤー」全10部門発表!新トレンド「新欧風カレー」などが受賞

2023/02/04 11:00
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注目のトピックスや新商品、画期的なサービスなど、今知っておきたいホットな情報をOneNews編集部がピックアップ。

今回取り上げるのは、この1年で話題になったカレー商品やカレー店などが表彰された「カレー・オブ・ザ・イヤー2023」。「カレールウ部門」「レトルトカレー部門」など全10部門が設けられ、バラエティ豊かなカレーが大賞に輝いた。カレー好きならチェックしておきたい賞だ。

新欧風カレーが人気に。アウトドア専用や「絶倫カレー」などユニークな商品も

「カレー・オブ・ザ・イヤー」は、株式会社カレー総合研究所が、1月22日の「カレーの日」を盛り上げるため、2017年に始めた企画。7回目となる今回、栄えある大賞を受賞したカレーを、同社が運営する市民大学「カレー大學」の解説とともに見ていこう。

カレールウ部門「ザ・カリー<甘口・中辛・辛口>」(ハウス食品株式会社)

カレールウ部門「ザ・カリー<甘口・中辛・辛口>」(ハウス食品株式会社)
カレールウ部門「ザ・カリー<甘口・中辛・辛口>」(ハウス食品株式会社)

【受賞理由】
「すでにカレーの市場が固定化し、画期的な商品が生まれにくい状況下で、ハウス食品を代表するカレールウ「ザ・カリー」を2022年2月に大々的にリニューアル。最高のコクと香りで、3カ月間で120万個以上を売り上げました」

レトルトカレー部門「新欧風カレー/レトルトカレー全商品」(新欧風カレーを販売する全メーカー)

レトルトカレー部門「新欧風カレー/レトルトカレー全商品」(新欧風カレーを販売する全メーカー)
レトルトカレー部門「新欧風カレー/レトルトカレー全商品」(新欧風カレーを販売する全メーカー)

【受賞理由】
「コロナ禍によって、家庭で欧風カレーを食べる機会が増加。マンネリを避けようと、一味違うカレーへのニーズが高まり、レトルトをはじめとする新欧風カレーが大人気となりました。ブームを支えたのが、新欧風カレー/レトルトカレーです」

外食カレー店部門「新欧風カレー提供店」(新欧風カレーを提供するカレー店全店)

外食カレー店部門「新欧風カレー提供店」(新欧風カレーを提供するカレー店全店)
外食カレー店部門「新欧風カレー提供店」(新欧風カレーを提供するカレー店全店)

【受賞理由】
「新欧風カレーは、従来のタマネギ・ニンジン・ジャガイモを具材とする欧風カレーが進化したもの。カレー専門店やレストランなどのほか、家庭でも欧風カレーにひと手間加えるようになったこともあり、新欧風カレーが盛り上がりました。スパイスカレーブームのなかで頑張ってきて、今では高級プレミアム系やビーフシチュー系、ビジュアル系などいくつかに分類されるまでになっています」

ご当地レトルトカレー部門「新・ソラチの札幌スープカレーの素」(株式会社ソラチ)

ご当地レトルトカレー部門「新・ソラチの札幌スープカレーの素」(株式会社ソラチ)
ご当地レトルトカレー部門「新・ソラチの札幌スープカレーの素」(株式会社ソラチ)

【受賞理由】
「北海道限定の定番のお土産として累計で約500万個も販売している商品。昨年、規格を変更及び辛味調味料を添付などのバージョンアップをし、新商品として発売。常に欠品し製造が間に合わないくらい売れに売れています」

企画部門「G3フランスカレーサミット」(全日本カレー工業協同組合)

企画部門「G3フランスカレーサミット」(全日本カレー工業協同組合)
企画部門「G3フランスカレーサミット」(全日本カレー工業協同組合)

【受賞理由】
「2022年7月に、日本、イギリス、フランスの代表が集まり、フランスのパリでカレーサミットを大々的に開催。日本のカレーがヨーロッパで定着し始めていることをヨーロッパの方だけでなく日本人にも知ってもらいたいということで、カレーメーカーで組織する組合に賞を授与します」

社会貢献部門「日本最古のカレー普及プロジェクト」(湘南スープカレー海月)

社会貢献部門「日本最古のカレー普及プロジェクト」(湘南スープカレー海月)
社会貢献部門「日本最古のカレー普及プロジェクト」(湘南スープカレー海月)

【受賞理由】
「昨年は、日本にカレーが伝わって150年という記念の年。同店は、当時、作られていた『日本最古のカレー』を再現して提供することで、カレー文化に貢献しました」

特別賞(カレー大學健闘)部門

レトルトカレー「絶倫カレー」(株式会社プリマベーラ/利根書店)

レトルトカレー「絶倫カレー」(株式会社プリマベーラ/利根書店)
レトルトカレー「絶倫カレー」(株式会社プリマベーラ/利根書店)

【受賞理由】
「カレーとは関係のない会社が作った、センセーショナルな商品名のカレーです。真面目な企業ばかりのカレー業界に、今までにない、面白く、話題性もある商品を開発しました。新たな風を業界に吹き込んだことを評価しての授与となります」

レトルトカレー「TIMEX インドパキスタン料理デリー謹製アウトドアカレー」(株式会社ウエニ貿易)

レトルトカレー「TIMEX インドパキスタン料理デリー謹製アウトドアカレー」(株式会社ウエニ貿易)
レトルトカレー「TIMEX インドパキスタン料理デリー謹製アウトドアカレー」(株式会社ウエニ貿易)

【受賞理由】
「BBQの後に肉などを煮込んで手軽に作ることができるアウトドア専用のカレー。ヨドバシカメラ内のアウトドアコーナーの自動販売機のみで販売。名店デリーとコラボレーションし味も極上とカレー通の間で話題になりました。自販機のみの販売で入手が難しく、『幻』の商品と騒がれました!」

レトルトカレー「海苔カレー チキン入り」(昼飯屋)

レトルトカレー「海苔カレー チキン入り」(昼飯屋)
レトルトカレー「海苔カレー チキン入り」(昼飯屋)

【受賞理由】
「カレー大學で数多くの社員が学んでいるコスモ食品が1年以上の歳月をかけて開発した渾身のカレー。大田区大森にある注目の店舗とまちおこしを兼ねています。カレーは海苔を組み合わせた、他になかなかない珍しいカレーですが、味は抜群によいと評判です。注目され始め、これから伸びていく商品です」

レトルトカレー「咖喱屋カレー小盛 甘口・中辛・辛口」(ハウス食品株式会社)

レトルトカレー「咖喱屋カレー小盛 甘口・中辛・辛口」(ハウス食品株式会社)
レトルトカレー「咖喱屋カレー小盛 甘口・中辛・辛口」(ハウス食品株式会社)

【受賞理由】
「人気商品の小盛バージョンでレンジ対応になっています。CO2削減の面からも食品業界に影響を与え、4カ月間で約160万個を売り上げました」

なお、「カレーパウダー部門」「カレー関連商品部門」「新規事業部門」は「該当なし」だった。

担当者に話を聞いてみた。

「(今回の発表の狙いは?)カレー・オブ・ザ・イヤーを毎年、カレーの日(1月22日)に発表しています。昨年一年間で注目された商品に賞を授与しております。カレー業界では話題になっていても業界外では知られていない商品やサービスを幅広くひとりでも多くの人に知ってもらうことを狙いとしております。毎年、実施することでカレー業界の活性化と底上げを図ることを目的としております」

「(今回の目玉は?)『G3フランスカレーサミット』でしょう。日本のカレーがヨーロッパで人気が出てきております。フランス、パリで大々的に日本のカレーの普及プロジェクトを展開し現地で注目されています。『絶倫カレー』もイチオシです。センセーションなネーミングですが、コロナで暗い世の中を少しでも明るくしたいという思いで開発し販売しております。カレー業界は真面目で正統派の商品ばかりで面白いものは少ないのですが、本商品はクスッと笑えるレトルトカレーです」

「(ユーザーへのメッセージは?)カレー・オブ・ザ・イヤーは、知られていないが素晴らしい商品を紹介しております。ぜひ一度、受賞した商品およびサービスをチェックしてみてください。また、この賞を選定するカレー大學のメンバーに参画したい方をお待ちしおります。一緒にカレー業界を盛り上げていきましょう」

表彰の対象となる条件は「メディアやネットなどで話題、注目を集めたカレー」「カレー業界に画期的な技術革新をもたらしたカレー」「一部にしか知られていないが、カレー愛好者に知らしめる価値のあるカレー」「日本のカレー文化の発展に寄与すると思われるカレー」のいずれかを満たしていること。気になるカレーがあったなら試してみてはいかがだろうか。

文=伊藤めぐみ

■カレー総合研究所公式サイト:http://www.currysoken.jp/
■カレー大學公式HP:https://currydaigaku.jp/

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