「新人いじめをする人って最低だと思います。昔、レストランの厨房でアルバイトをしたとき、厨房のチーフから理不尽な扱いを受けました。私に無駄話をするなと言うくせに、自分はお気に入りの女性とぺちゃくちゃ。矛盾した行動をすることを、ダブスタ(ダブルスタンダード)というそうですが、まさにダブスタな腹の立つ人でした」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?

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■バイト先で「新人いじめ」の対象になってしまい...



26年前、私が28歳のとき、半年ほどアルバイトをしていたレストランの厨房のチーフの話です。
それまでにファーストフード店、デパート売り場、事務などの仕事経験はありましたが、厨房は未経験でした。
不安でしたが、友人から紹介されたこと、時給が良かったこと、それらの理由から「未経験でもチャレンジしてみよう!」と面接に臨みました。
このときの面接官はチーフでした。
恰幅の良い気さくな印象で、うまくやっていけそうな気がしました。
ところが、実際は印象と全く異なるチーフの本性に驚いてしまったのです。
レストランがオープンする前の仕込みの際、チーフはキュウリやかまぼこなどを切りながら端切れを食べたり、料理自体を食べたりします。
最初は腐っていないか検食しているのだろうと思っていたのですが、オーダーを間違えて料理が余ったときも食べていました。
また、オーダー間違えの料理は、お気に入りの女性のホールさんにもあげていました。
たまに、私などアルバイトにもおすそ分けしてくれたこともありましたが、何だか嫌な気分でした。
チーフの問題行動はつまみぐいだけではありません。
新人いじめをするのです。
働き始めてから、定年前くらいの洗い場の女性と仲良くなりました。
暇なときはその女性が持ってきたお菓子を食べながらおしゃべりすることも。
このようなことは他の人もやっていたので、この職場では許されていると思っていました。
しかし、その態度が気に入らなかったのか、チーフの風当たりがきつくなり、私がおしゃべりをしていると、チーフはすぐ私のもとにやってきて黙るように注意します。
そんな舌の根も乾かないうちに、自分はお気に入りのホールの女性とおしゃべりしているのですが...。
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漫画:FJosa/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記