佐賀県×スプリング・ジャパンのサウナ路線で『サ旅』を体験
【写真】客室乗務員が「サ旅くんTシャツ」を着用してお出迎え

日本の「古き良き文化・銭湯」が危機を迎えている。東京商工リサーチによると、銭湯の数は1968年に1万7999軒を数えたものの、2022年には1865軒(89.6%減)にまで減っているという。そんななか、日本の“大衆浴場文化”を支えているのが「サウナ」だ。“発汗”はいまや健康や美容のトレンドになっていて、2021年の流行語大賞候補になった「ととのう」をはじめ、「サウナ―」や「サ活」などのパワーワードがSNS界隈を賑わせている。

そこで、『おでかけの“エンタメ化”』を推進するウォーカープラスでは、「サウナ体験(サ活)」を基軸に、「行くまでの楽しみ方」「行ってからのグルメ(サ飯)」「帰り道の楽しみ方」をエンタメパッケージとして提案する「サ活特集」をスタート。今回はその第1弾として、佐賀県とスプリング・ジャパンがコラボする機内特別企画 『サ旅(サウナ旅)』を有賀編集長が体験し、その魅力をマルっと紹介する。

佐賀県とスプリング・ジャパンが提供するサウナ路線『サ旅』とは?

機内でサウナ体操…!?佐賀県×スプリング・ジャパンのサウナ路線『サ旅』がアツイ
佐賀県には、プロサウナーが選ぶ「サウナシュラン」3年連続1位で殿堂入りを果たした御船山楽園ホテルの大浴場「らかんの湯」をはじめ、佐賀牛、呼子のイカといった絶品グルメ、観光スポットの佐賀城跡など、数多くの癒やしスポットが点在。そんな佐賀県をフィーチャーした「サウナ路線」では、サウナーの方々に機内も楽しんでもらうため、2022年8月5日から10月29日(土)までさまざまなサービスを実施している。

至高の“ととのう”を体験できる佐賀の旅をウォーカープラス編集長が自ら体験

【1日目:午前】「寝るなんてもったいない!」機内特別企画で旅のテンションも上がる

客室乗務員と記念写真が撮れるのも佐賀線の醍醐味!
「サウナ路線」を考案したスプリング・ジャパン客室乗務員のもりじゅりさんが「サウナーとして、佐賀に来てもらいたい!という気持ちがあり、企画をしました」と語るように、約2時間あるフライトでは充実した機内サービスで癒やしの旅を演出してくれる。

まず機内で迎えてくれるのは、「サウナハット」と「サ旅くんTシャツ」を着たスプリング・ジャパンの客室乗務員。そのまま機内サービスもしているので、一緒に写真を撮って思い出を残そう。また、機内では血行不良を防止するための「ととのえ体操」をしたり、サウナー向けの「特別機内アナウンス」(サウナが主流だった江戸時代の銭湯文化や、飛行ルートにちなんだサウナネタ)があったりと、佐賀に着くまでの時間も「エンタメ化」していて、寝てる暇なんてありゃしない!

サウナハットも着用しており、テンションが上がる!
スプリング・ジャパンの客室乗務員が着用する「サ旅くんTシャツ」でお出迎え
スプリング・ジャパンとJALのサウナー社員が考案したオリジナルステッカーをプレゼント
■約2時間のフライトで「サウナ知識」がモリモリに……!?

「ととのう」に特化した同航空路線では、乗客が自由に書き込める「サウナログブック」を機内に用意している。このノートにはサウナーたちのホームサウナ、好きなサウナといった有益な情報が書き込まれており、ブックを通じて全国のサウナーと情報交換ができる。さらに、サウナ界のレジェンド雑誌「SAUNA BROS.」(vol.1〜4)を機内で無料で貸し出しているので、佐賀県に到着する頃にはサウナの知識がモリモリになっているはずだ。

機内では「SAUNA BROS.」が無料貸し出しされている。じっくり読み込み「サ旅」のテンションを上げるのもよいだろう
全国のサウナーたちが記した「サウナログブック」でサ旅の情報を交換。小学校時代の「交換日記」を思い出しホッコリする有賀編集長
■成田ー佐賀間が片道3980円の日も…?安い、安すぎる!

ちなみに、同路線の料金設定はLCCだからこその値段を実現!佐賀空港まで片道3980円の掘り出し物のような日もあるので、ぜひスプリング・ジャパン公式サイトをチェックしてみてほしい。

飛行機に乗らない時も楽しめる「九州佐賀国際空港」内を探報!

2時間の旅を終え、「飛行機に乗らない時も楽しめる!」と話題の九州佐賀国際空港に降り立った有賀編集長が向かったのは、スーベニアショップ「sagair (サガエアー)」。ここでは佐賀県のお菓子や地酒、伝統工芸品、陶磁器といった県産品が約1200アイテム以上取りそろっている。

しかも、sagairでは「ご当地サウナ委員会」がオススメするサウナ関連グッズを1500円以上購入した先着30名に、有田焼のおにぎり型「サウナストーン」をプレゼントしており、サウナーにとって至れり尽くせりのショップとなっている。

佐賀に到着し、テンションが上がる有賀編集長
サウナグッズも豊富!県産品が1200アイテム以上取りそろっている「sagair (サガエアー)」
「九州佐賀国際空港」のフォトスポット
佐賀市内に向けて出発する前に空港の出入り口では恵比寿像を発見。実は佐賀県は恵比寿像が日本一多いことでも有名!フォトスポットとして覚えておこう。

空港の入り口で見つけた恵比寿像で記念撮影!佐賀県は「日本一“恵比寿像”が多い」という学びを得た有賀編集長

お得が過ぎるぜ!「佐賀到着便」利用でレンタカーの基本料金が初日1000円

「サ旅」を満喫するにあたって絶対に必要になるのがレンタカーだが、「レンタカー代も意外とバカにならないんだよな…」なーんて心配するサウナーに朗報!佐賀空港到着便の利用者限定で、最初の24時間のレンタカー基本料金が1000円になるキャンペーンを実施している。これなら移動費のことを心配せず、「サ旅」をとことん満喫できるぞ。

※キャンペーン期間は2023年3月31日(金)まで。一部対象外期間あり。

※オプション料金、保険、ガソリン代は利用者負担。事前予約が必要。

佐賀空港到着便の利用者限定で、レンタカーがなんと1000円に!

【1日目:ランチ】佐賀の「肉」を食す!ミシュラン1つ星の名店はランチもおすすめ!

この日、サウナ路線の航空便が九州佐賀国際空港に到着したのが「11時20分」、ちょうどお腹も空いてきた頃合いだ。空港から佐賀市内への道すがら、のどかな田園風景を楽しみながらレンタカーで走ること20分、市内に到着した有賀編集長が向かった先は『ミシュランガイド福岡・佐賀 2014 特別版』『ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019 特別版』に一つ星として掲載された「佐賀牛レストラン 季楽(きら) 本店」。

本場の佐賀牛が堪能できる「佐賀牛レストラン 季楽(きら)本店」
有賀編集長とカメラマンは、“お手頃ランチ”としてスタッフにおすすめされた「きらランチ(国産牛)」と「焼肉重ランチ」をオーダー。甘くて、ホロっと口の中で溶ける絶品の国産牛に二人して感嘆の声をあげたのだった。これぞサウナーたちにオススメしたい“ご当地グルメの逸品”だ。

きらランチ(国産牛)は、口の中で甘くホロっととろける食感
焼肉重ランチは、プリップリの牛肉とご飯の相性が抜群
写真でも伝わる“シズル感”が食欲をそそる

【1日目:夜サウナ】サウナシュラン3年連続1位!「御船山楽園ホテル」の“非日常感”がヤバイ!

【男性 水風呂】16度に冷却した武雄温泉の源泉
ランチを終え、佐賀「サ旅」のメインスポット・御船山楽園ホテル 大浴場「らかんの湯」へ出発。同ホテルは「今行くべき全国のサウナ施設」としてランキング&表彰しているサウナシュランで3年連続1位に輝いた、全国のサウナーにとって垂涎の的となっているサウナだ。

女性露天風呂
男性露天風呂
近年、世界的アート集団・チームラボが手掛けたロビーフロアがメディアやSNSで話題を集めることも多く、「TVやSNSで見た」という人も多いのではないだろうか。暗がりの空間は御船山の森の最深部を、天井から伸びる無数のムラーノ・ガラス(ベネチアン・グラス)は森の花々や木の実、木漏れ日をイメージ。その明かりの色は御船山の四季に応じて変化する。ホテル内に一歩足を踏み入れれば幻想的な世界観に息を吞むこと必至。サウナ体験前から圧倒されまくりの有賀編集長なのだった。

チームラボが手掛けたロビーフロアが“非日常”を演出
■“究極にととのう”を体感

男性大浴場には、セルフロウリュ(御船山の天然水と佐賀嬉野産ほうじ茶)を楽しめるドライサウナと16度に冷却した温泉水を使った水風呂、御船山の大自然を感じられる大露天風呂、そして外気浴スペースを備えている。

2021年10月にオープンした“薪サウナ”は、薪ストーブとして世界最大級(横2×縦1.8メートル)を誇る
【女湯ドライサウナ】サウナストーブに積み上げているサウナストーンの上に、クーゲル(アロマ氷)を乗せて1~2分経つと、クーゲルが溶け出し、サウナ室がアロマの香りに包まれる
【男湯ドライサウナ】男湯では「御船山の天然水」とサウナ専用に焙煎・抽出した佐賀県嬉野産「ほうじ茶」」を用意
新設されたプライべートサウナ付きの特別室。忘れらない思い出を
女性大浴場には、セルフロウリュ(御船山の天然水)とクーゲル(サウナストーブに乗せて香りを愉しむアロマボール)を楽しめるドライサウナ、17度に冷却した温泉水を使った露天風呂、スチームサウナ、水風呂、外気浴スペース、喫茶スペースを有し、まさに“究極にととのう”ために考え抜かれた施設となっている。支配人の前田さんは、「自然との境界線を取り払い、自然調和を体験できるボーダレスサウナとなっている」と語った。

御船山楽園ホテルの魅力を語る支配人・前田亮さん

【1日目:夕飯】佐賀の夜は活造り「呼子のイカ」

「ととのう」を体験した有賀編集長は、佐賀牛と同様に人気を博すご当地グルメ「呼子のイカ」を晩御飯として選択。向かった先は佐賀駅すぐの「さかなや道場 佐賀南口店」。玄海の海で育った活イカは、「これがイカの身…?」と疑ってしまうほど透き通った身とコリコリした食感が特長で、佐賀県でしか味わえない逸品!「サウナで“ととのった”体に流し込むビールは格別」と有賀編集長も大満足。

佐賀といえば「呼子直送 活イカ姿造り」特大サイズ3278円
漁港が近く刺身の鮮度も抜群!「本日の鮮魚入り刺身5点盛り(中サイズ・魚種、マグロ、真鯛、カンパチ、タコ、サーモン)」1318円※時期によって魚種産地など内容変更する場合があります

【2日目:朝サウナ】朝サウナで追い込みの「ととのう」

極限まで佐賀の「サ旅」を楽しみたい有賀編集長は、日曜・祝日は朝7時から営業している「源泉掛け流し温泉 佐賀の湯処 こもれび」へ。同施設は源泉かけ流しの多彩なお風呂と家族湯、国内最大規模のサウナ、本格的なレストランを備えた温浴施設となっていて、男女ともにスクリーンやロウリュ、熱波師によるアウフグースを五感で愉しめるサウナとして人気を博している。さらに、女湯には樽型のバレルサウナを導入している点にも注目だ。支配人の久保さんは「朝の清々しい空気の中でサウナを楽しんでください!」と笑顔で語った。

「国内最大級のスタジアムサウナとなっております」と力説する支配人の久保光平さん
ココロとカラダが“ととのう”新感覚サウナ 「こもれび」
熱したサウナストーンアロマ水を掛け、熱気・蒸気・香りを熱波師がタオルや団扇などで仰ぐ
女湯のみ「バレルサウナ」を導入
その名の通り、木々の枝葉の間から降り注ぎ、季節ごとに表情を変える「こもれび」の外観

【2日目:昼】空港に到着するまで、佐賀県を余すことなく楽しむ!

こうして、佐賀県のサウナやグルメを堪能し“究極にととのった”有賀編集長は、佐賀市内から空港までの道中にある「佐賀城跡」に立ち寄ったのち、九州佐賀国際空港へと向かった。その道すがら、さえぎるものが何もない広大な地平線に身も心もデトックス!まさに、癒やしが詰まった佐賀の「サ旅」となった。

これからの紅葉シーズン。サウナを楽しみつつ佐賀の絶景紅葉スポットを巡ってみるのもよいだろう。

佐賀市のシンボルともいえる鍋島36万石の居城の跡を観光
サ活を満喫した有賀編集長。最後に佐賀の風景を目に焼き付けていた
取材・文・撮影=若狭健太郎

※施設の許可をとって撮影時のみマスクを外しています。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。