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狙うべきは創業経営者がいる小さな会社。「小型株集中投資」で勝つ銘柄選び

2024/01/11 19:30
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1600人以上の個人投資家に投資指導を行ってきた遠藤洋さんにインタビュー
1600人以上の個人投資家に投資指導を行ってきた遠藤洋さんにインタビュー【撮影=藤巻祐介】

時代の流れと事業内容が合っているか

もちろん、その会社がやっている事業もチェックすべきポイントです。具体的には、事業内容が時代の流れと合っているかどうかです。

ちょっと極端な例を挙げてみましょう。今は飽食の時代といわれます。運動不足や食べ過ぎによってメタボに悩んでいるという人も多いでしょう。そんな時代であれば、たくさんの人がダイエット食品やスポーツジムを求めます。

でも、戦後間もない時代だったらどうですか?今日食べるものにも困るというときに、ダイエット食品やスポーツジムを必要とする人はいません。今、あるいはこれからの時代にマッチし、多くの需要が見込まれる事業をやっているのか、そうした事業プランを持っているのかどうかが、今後の成長を大きく左右します。

そうしてきっちりと見定めて株を買ったあとは、それほどやることは多くありません。成長過程にあり伸びしろのある企業の株を買うことができたら、浮き沈みをしながらも株価は上がっていきます。

ただし、その企業の「健康状態」をチェックすることは必要です。健康を損なったときが、株の売りどきだからです。たとえば、会社が定期的に出しているIR情報に目を通すのもやるべきことのひとつです。肝心の事業が計画どおり進んでいるのか、他社との提携、新商品やサービスのリリース、自社株買いといった情報を確認できます。

その結果、期待していた事業の停滞や頓挫、あるいは経営者が不祥事を起こしたなんてことになれば、そのときはすぱっと株を売ってしまいましょう。“健康”を損なってしまえば、小型株集中投資にとって最も重要な伸びしろを失ってしまうからです。

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介

『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル』
ダイヤモンド社(2020)
遠藤洋 著

【プロフィール】遠藤洋(えんどう・ひろし)
1987年11月6日生まれ、埼玉県出身。投資家・自由人。東京理科大学理工学部電気電子情報工学科在学中の夏休み、家庭教師のアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資をはじめる。大学卒業後、ベンチャー企業に入社し、新規事業の企画・広告・採用等を経験。その約4年後、26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大年間利まわり+600%、1銘柄の最大投資益+1760%など、1銘柄だけでも億単位のリターンを達成。その投資経験をベースに、経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1600人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。著書に、シリーズ10万部を突破した『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル』『投資をしながら自由に生きる』(いずれもダイヤモンド社)などがある。

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