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今回取り上げるのは、災害に備えて夫婦やパートナー同士で話し合っておきたいことをまとめた「ふたりの防災チェックリスト」。パーソナル防災サービス「pasobo(パソボ)」を運営する株式会社KOKUA(コクア)と夫婦関係の悩みなどを相談し合うコミュニティを運営するフタリノ株式会社が、防災意識に関するアンケートを行い、日頃から防災について話し合う必要を感じて作成した。

災害時、パートナーと会える自信があるのは5%
今後30年以内に南海トラフ巨大地震が発生する確率は70〜80%、首都直下地震は70%程度とされている。災害が起きたとき、果たして別の場所にいるパートナーと再会できるだろうか。アンケートでは59%の人が「自信がない」と答え、「自信がある」はたったの5%だった。

【回答者の声】
・お互い違う場所にいるとき、どこで待ち合わせすればいいかわからない
・スマホがないと不安
・避難する場所を知らないし、きっとパートナーも把握していないと思う
Q.今住んでいる場所の災害リスクを把握してる?

近年では、不動産取引時の「重要事項説明」に示すことが義務づけられているハザードマップ。だが、現在住んでいる場所のハザードマップを確認している人は32%という結果だった。
【回答者の声】
・転勤族なので、土地勘もなくハザードマップを見てもいまいちわからない
・名前はよく聞くけど、実際に調べたことはない
・難しそうでよくわからない
Q.災害時にスマホが使えなくなったらどうする?

連絡手段だけでなく、ライトや地図機能も備え、災害時には重宝するアイテムだけに、バッテリー切れや電話・ネット回線が使えなくなると、精神的にもストレスがかかってしまう。モバイルバッテリーを携帯したり、ネットが通じない場合の連絡手段を確認したり、日頃から対策が必要だ。
【スマホが使えない場合(一例)】
・電話やLINEなどの連絡手段が取れない
・災害時の最新ニュースを入手できない
・地図で現在地から避難所までのルートを確認できない
・(充電がなくなった場合)家族やパートナーなどの電話帳を確認することができない
・(夜間の場合)ライト機能で周りを照らすことができない
Q.防災グッズって、実際のところ用意してる?

備蓄食や水、懐中電灯や簡易トイレといった備えについて、「完璧」と答えたのはわずか3%。55%の人が「何も準備していない」と回答した。
また、「一応準備しているが不安」と回答した人は40%。防災グッズは、居住地や建物の耐震性、家族構成によって、準備するアイテムや量が異なることから悩む人が多いようだ。
【回答者の声】
・防災グッズ、何を買えばいいかわからない
・防災グッズ(食料・飲料・簡易トイレ・電池・お金・マスク等)を入れるものはどんな形状?どこに置いておくといい?
・備蓄品をそろえないといけないことはわかってるけど、正直何をどれくらい用意したらいいかわからない
「ふたりで話したい防災のこと10」とは

作成されたチェックリストには、避難場所や連絡方法の優先順位といった項目がある。また、パーソナル防災サービス「pasobo」では、ハザードマップや避難所などを確認でき、そのまま必要な防災グッズの購入もできる。こうしたサービスを活用して、日頃から防災について話し合ってみてはいかがだろうか。
<調査概要>
調査期間:2023年2月14日〜18日
調査方法:インスタグラムのストーリーで募集
調査対象者:男女621人
調査主体:フタリノ株式会社
文=伊藤めぐみ