母不在。父は私を顧みず、いつもピリピリしている祖母。家族の中でいつも一人だった…。
母親はおらず、父と祖母と暮らすゆき。しかし、父は多忙を理由にゆきを顧みず、面倒を見てくれる祖母も冷淡で、ゆきと手をつないだことは一度もありません。なぜ母親がいないのか？と聞くこともできず、本音を押し殺し、孤独感を抱えながら成長していくゆきですが、ある日、祖母から母に関する衝撃の事実を知らされます…。
親の愛情を知らずに育った子どものの葛藤と成長を描いた『母親に捨てられて残された子どもの話』をお送りします。
※本記事は菊屋きく子著の書籍『母親に捨てられて残された子どもの話』から一部抜粋・編集しました。
