10月8日(土)スタート「我流しか勝たん!」に出演するハライチ・岩井勇気、ぼる塾・あんり / ※ザテレビジョン撮影
【写真】自虐しつつも愛情たっぷりに番組をアピールした岩井勇気、あんり

ハライチ・岩井勇気、ぼる塾・あんりが出演する番組「我流しか勝たん!」(フジテレビ)が、10月8日(土)より隔週レギュラーとして昼1:30-2:30に放送される。同番組は、日常生活の中で役に立つ、目からウロコの“我流”な情報を、番組独自の切り口や検証方法で紹介する情報バラエティー。レギュラーとなって初めての収録を終え、岩井とあんりが囲み取材に応じた。

“ためにならなくて良い”というのがこの番組

まずは、レギュラー初回と2回目を収録した感想について。岩井は「(レギュラー放送)2回目に、すごくためになるような我流がありまして…1回目は一つもないんですけど(笑)。“ためにならなくて良い”というのが、この番組なんだろうなと思いました」と語り、あんりも「時々出る、良い情報を見つけていただければ」と自虐的に番組をアピール。

さらに岩井は、印象に残った“我流”として、「(レギュラー化)一発目の、令和(と書かなければいけないところ)を平成って書いちゃったときの対処法」を挙げるが、「本当に必要ないなって(笑)。あれこそ“我流しか勝たん!”という感じですね。不毛な情報を与えてくれる。これからもずっと、このテイストでやってくれたら楽しいなと思います」と話した。

“天の声”あんりは「徹底的に番組を守るスタンスで」

MCとしての手応えを聞かれると、岩井は「普通のMCだったら、(“我流”の情報の中で)どこか良いところを見つけてみたりすると思うんですけど、俺とか若槻(千夏)さんとかは、ダメだったらダメだと言うし、おいしくなかったらおいしくないと言うし(笑)。だからこそ、ストレスなくできている気がします」とコメント。

一方、“天の声”を務めるあんりは「天の声でMCというのは初めての経験で、“向いてるのかな…?”と思ったんですけど、台本を見たらめちゃめちゃ向いている口調で(笑)。“だから私が呼ばれたのか!”というぐらいの、本当に天職というか、めちゃめちゃやりやすいです。あと、岩井さんと若槻さんが本当に正直な反応をしてくれるので、私は徹底的に番組を守るスタンスでやっています(笑)」と明かした。

レギュラーには「ならないだろうと思っていた(笑)」

また、レギュラー化の話を聞いた時について、岩井は「今まで“レギュラーになります”と言われた番組の中で、一番驚きました。ならないだろうと思っていて(笑)。特番のときも、役立つ情報じゃなかったし、“売れ線”の番組って感じがしなかった。なんかちょっと、“一矢報いてやろう”みたいな感じの番組だったので、めちゃくちゃびっくりしました」といい、レギュラー化にあたってパワーアップしたところはあるか質問されると、「ほとんどないですね。『テコ入れみたいなものは、していないんだな』って、なんかすごくうれしかったです」と率直な気持ちを語った。

そして、あんりも「特番で2回やらせてもらった後に『楽しかったな』と、勝手に自分の中で思い出にしていた番組で…まさかやり続けるとは(笑)。勝手に自分の中で終わらせていたので、また始まるというのはうれしかったです」と話し、「パワーアップしてるところは…岩井さんが喋っている間に見つけようとしたけど、見つからない(笑)。特番時代から何も変わっていないというのが良さだと思います」と、同じく“変わっていない”ことを強みとして挙げた。

“お昼の顔”になっても“そのままの人格”で

岩井は、「我流しか勝たん!」だけでなく、2023年1月からは平日昼の帯番組「ぽかぽか」(フジテレビ系)にて、コンビでMCを務めることが発表されている。そのことについて問われると、「今日も若槻さんに『昼、向いてないだろう』と言われたんですけど、僕も最初は『できるかあ!』という気持ちでした。でも、それぐらいの人選をしてくれたほうが、いいんじゃないかなと思います。頑張りますけども、“お昼の岩井”というか、“ポップでまろやかな岩井”というのがたぶんできないと思うので、人格を変えるようなことはせずに、そのままやると思います」と、彼らしく意気込んだ。

2人が食で実践している“我流”は?

また、「2人が最近“我流”で行っていることは?」という質問で、あんりは「相方の田辺(智加)さんの影響で、お茶にハマっていまして、良い茶葉が手に入ったら田辺さんに連絡して、『これは何分蒸しますか?』と聞くようにしています」と披露するが、記者から「それは田辺さんの我流では…」とツッコまれ、あんりは「ああ、そうか!」と照れ笑い。

改めて、「米にマヨネーズと醤油、とかをやっています。お茶からかけ離れちゃいますけど(笑)。でもおいしいんですよ。醤油じゃなくて、ブラックペッパーでもいいんです。本当はツナマヨご飯が食べたいんですけど、ツナが家にないから…。極論、マヨネーズと醤油とか、マヨネーズとブラックペッパーでも大丈夫」とお薦めを語った。

それに対して岩井も、「俺も飯で言ったら、すごく良い海苔をいっぱいもらったんですよ。“何等級”みたいなやつを。すごく風味が良いんですけど、それを最近はぐちゃぐちゃにして味噌汁の中に入れて、“風味殺し我流”。全部みその味になっちゃうんだよ(笑)。全く良さがなくなりました」と、うまくいかなかった“我流”を告白した。

目標は“気づいたら結構続いてた”という番組

そして、この番組の目標について、岩井は「短い命で散るというか…。長く続けていこうとかじゃなくて、“今回で散ってやる”みたいな感じで、いつもやってほしい。“気づいたら結構続いてた”のやつでいいと思います。“次のためにこれをやっておく”とかをやると、『我流しか勝たん!』はダメになってくる(笑)。投げやりな感じでやっていいと思います」と展望を語り、あんりも「10何年とか続いたとして、『なんでこの番組ずっと続いてんだよ』と、みんなに言われるくらい(笑)。みんなに不思議がられながら長くやっている番組になればいいですね」と期待を込めた。

最後に、岩井は「本当に、お昼のテンションで誰もやっていないので…、すごくVTRが面白いんですけど、予想通りの反応をしない出演者たちを楽しみにしてもらえればなと思います」と話し、続けて、あんりが「それに困っている天の声も見てほしいです(笑)」と見どころを語った。