D1エビス戦にRQが勢ぞろい! / 撮影:栗原祥光
【写真】グラビアでも大活躍の桑田彩

“自動車競技のフィギュアスケート”とたとえられるドリフト競技の国内最高峰「D1グランプリ」(以下D1GP)の第5戦・第6戦が福島・エビスサーキットで行われ、グラビアやラウンドガールなどでも活躍するレースクイーンたちがサーキットに華を添えた。上着を脱いで夏コスを披露した彼女たちの艶姿をご紹介する。

スレンダーな“マニュアル女子”桑田彩

D1GPのイメージガールを務める桑田彩。5枚目となるイメージDVD「異彩」(スパイスビジュアル)も好調なセールスを記録するグラドルである他、マツダRX-8を所有する“マニュアル女子”として自動車専門誌の紙面に彩りを添えている。

「ドリフトしている車って格好良いですね。自分も車好きなのでテンションが上がりますね!」と大会を楽しんでいる。その模様はD1GPの公式Youtubeのライブ中継でも映し出されている。「ドリフトはしてみたいんですけど、RX-8はドリフトがしにくいという話があって。あと熱に弱くて、私の車は今エアコンをつけるとオーバーヒートをしちゃう感じなんですよ。でも、やってみたいんですよねドリフト」と車の話題を持ちかけると話は止まらない。

そんな彼女の今夏は「友達4人と熱海へ行って、釣りをしてきました。タイを9匹釣って、その場で調理してくれるお店で食べました。あと家でタイ飯をつくりました」とタイづくしだったとのこと。ちなみに6枚目のDVDも発売予定とのことだ。

タイヤパターン柄の浴衣姿を披露したTOYO TIRES Drift GALS

今大会の覇者にしてD1GPの古豪Team TOYO TIRES Drift。同チームを応援するのが、逢坂真希と白石美音によるTeam TOYO TIRES Drift GALSだ。二人とも他カテゴリを含め優勝経験は今回が初めて。驚きと感動を得ていたようだ。また第6戦では浴衣姿も披露。

「サーキットで浴衣を着るってなかなかないじゃないですか。しかも、世界に二つしかないタイヤの模様ということで光栄です」(白石)と、思い出に残る夏となった。

逢坂はレースクイーン経験者。だが「SUPER GTのGT500クラス“KONDO RACING”さんで一回なったのですけれど、ちょうどコロナ禍でパブリックビューイングでの活動しかありませんでした。こうやってサーキットで間近で選手を応援するのは今年が初めてです」というように、レースクイーンらしいレースクイーンは今年が初めて。

「この現場に立ち会えてすごくうれしいですし、いつも感動しています」と優しい語り口が印象的だ。「これからもっと活躍の場を拡げていきたいですし、MCとか司会業に活動の幅を拡げていきたいです」と夢を語る。

白石は2輪のレースクイーンの経験はあるものの自動車は初めて。「いつもサーキットで煙と音の迫力に圧倒されています。でも、ドリフトのルールを知るにあたって奥深い競技だなと思いますし、選手だけでなくスタッフも含めたチームの団結力が問われる競技だなと思います」と、ハキハキした口調で印象を伝えた。

普段はDJとして活動している。「今後はモータースポーツを自分の特技であるDJを生かして、音楽でも盛り上げていけたらなって思います」とのこと。

“罵声ガール”の夏は真面目

人気の中村直樹選手を擁するVALINOタイヤ勢。応援する北川美麗は、Youtube「さまーずちゃんねる」の企画「罵声ガール」で人気を集めた。だが、最近は出演オファーがなく寂しそう。「またやりたいね、というような話はあったんですけれどね」と笑っていた。

レース開催日の直前に誕生日を迎えた彼女。ファンから特製の誕生日ケーキをもらうと笑顔を見せた。「彼女は生クリームが苦手なので、大好きというサツマイモのケーキにしました。『はっぴーばーすでぃ』と平仮名で書いたのは、英語が苦手だから(笑)」とはファンの弁。

「23歳になったので、大人の中でもちゃんとした大人と見られるので、喋り方とか全てにおいてしっかりしないとなって思います」というと、活動中のラウンドガールにかけて「打たれ強い、強い女になりたいです」と洒落の効いた抱負を述べた。

一見ギャルっぽいが、パリピな夏を過ごしたのかと思いきや「どこかへ行くとかもなくて、本当に仕事やレッスンばかりで。例年よりも地味なことをやっているなと思いました」と、堅実に次のステップへ向けての準備に充てたとのこと。演技の仕事が決まっているようで「今は演技の方に集中して頑張っています」と地に足のついた日々を送っているようだ。

“プラチナム”な笑顔で人気を集めるシバタイヤ

参戦台数10台とD1グランプリの中で一大勢力を築いているシバタイヤ。応援するのは、那須川天心ボクシングデビュー戦のラウンドガールを務めブレーク中の新唯と、今回が初参加で、YouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCKTV」で公開された動画「オードリー春日 裏では超ドケチドッキリ」に出演し話題を集める森脇りりか。二人とも“プラチナム”な笑顔をサーキットで見せていた。

週刊誌グラビアの他、デジタル写真集もリリースした新。もともとモデルやレースクイーンとして活動していたが、最近はドラマにも出演し活動の幅を広げている。

この夏は大好きなB'zのコンサートに2回行ったことを告白。「2mくらいの距離で稲葉(浩志)さんを見たんですよ! 格好良かった!」とテンション高く感動したと話す。ショートカットが印象的な彼女だが、最近は髪を伸ばしている模様。「これはお仕事の都合で…内緒です」と不敵な微笑。活躍の場はさらに広がりそうだ。

今回がレースクイーン初体験の森脇。「ファンの人と会える機会が今まであまりなかったのでうれしいですね。唯さんに傘の差し方とか教えてくれて勉強になります」とのこと。

デビューしたきっかけは「AbemaTVに出たのがきっかけで芸能を始めました。AbemaのCMだったり、バラエティーやドラマ、そしてYouTubeに出ています」とタレント志向だ。「でも、車は好きなんですよ。来年のオートサロンのイメージガールにも選ばれました」と報告。新もオートサロンのイメージガールを務めたことからも、これからの活躍に期待がかかる。

自分デザインのかわいい系コスを披露

モータースポーツには無くてはならない工具。TONEは長年にわたりD1をサポートしている。そんなTONEのモタスポギャル城戸ひなのは、富士スピードウェイのサーキットレディ「クレインズ」を2期務めた実力者だ。

今夏は2輪・4輪とカテゴリを問わずに活躍。そのため「この夏は毎週末サーキットに行っていましたね。結構焼けました…」と健康的な小麦肌を披露。「絶対焼きたくなかったのでアネッサを使ったのですが、それでも焼けちゃいましたね」と、今夏の日差しの強さを語った。

かわいらしいコスチュームは自らデザインしたもの。「かわいいものが好きなので、フリルをつけました」とチャームポイントという笑顔を見せた。

綾波レイ初披露! アスカはグラビア志望?

エヴァンゲリオンレーシングからは、式波アスカラングレー役の五十嵐希と、綾波レイ役の赤城ありさがエントリー。今シーズンフル参戦の五十嵐に対し、赤城は今回初の綾波役を披露した。

「私は今年、エヴァのお仕事一本なんです。だからエヴァの顔になれるよう、頑張ります!」と夏の太陽に負けない笑顔を見せる五十嵐。「この会場、誰よりもセクシーな夏コスです! 真ん中にひもがあるのがポイントです」とアピールした。

そのコスチュームゆえ「前戦の筑波で日焼けしすぎて、変にコスチュームの日焼け跡が付いちゃったんですよ。ですから日焼けしたくなさすぎて、今夏はずーっと家で引きこもっていました」と悩みを打ち明けた。

今後について尋ねると「グラビア系のお仕事はやってみたいんですけど、ちっちゃくて胸の大きな子がやるというイメージで、身長の高い私に需要があるか分からなくて」と謙遜気味。だがチャレンジはしたいということ。

自ら「週末レースクイーン」と名乗るように、平日は会社員、休日はスーパー耐久シリーズや、フォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)で傘を差している赤城。「今回、初めて綾波さんができて、生きてきた中でトップレベルに入るうれしさです」と喜びがセカンドインパクト。「D1はYoutubeで見たことはあるのですが、現地で見るのは初めて。すごくワクワクしています」とFDJとは異なるD1に興味津々のようだ。

それもそのはず、彼女はかなりの車好きで、ラリードライバーとしてレースに参戦中。さらに最近RX-8を購入したというから驚きだ。「ロータリーエンジンが好きだから買いました。ちゃんと練習してからドリフトできるようになりたいです」と夢を語った。

そんな彼女たちが華を添えるD1グランプリ。大会は10月28日(土)、29日(日)に大分・オートポリス、11月11日(土)、12日(日)に東京・お台場の特設コース(ダイバーシティ台場付近)で開催予定だ。

◆取材・文=栗原祥光