「テッパチ!」自衛隊制服姿の桜間冬美(白石麻衣) / (C)フジテレビ
【写真】メガネ姿が100%可愛いまいやん

町田啓太主演の“熱血青春ドラマ”「テッパチ!」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)で、紅一点レギュラー、エリート自衛官・桜間冬美(白石麻衣)が存在感を増している。8月31日に放送された第9話では、宙(町田)と私服でお出かけするシーンも。クールな自衛官としてのキリッとした姿と可憐な私服姿のギャップがまぶしい。(以下、ネタバレがあります)

まるでデート…私服でラグビー観戦へ

陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描く「テッパチ!」。未熟な若者たちが現実の厳しさ、夢や希望、友情や恋愛、汗と涙など、日々壁にぶつかりながら奮闘し、テッパチ(鉄帽)をかぶる自衛官として成長していく。

第2部では、南関東駐屯地 普通科連隊に配属された国生宙と馬場良成(佐野勇斗)が新人自衛官として実務に当たっていく姿が描かれている。第9話では、宙たちの所属する大木班の面々が合コンに行くエピソードなどが描かれた。

白石演じる冬美は、防衛大学校を卒業したエリート自衛官。28歳ながら、階級は50歳の八女3等陸佐(北村一輝)のすぐ下の1等陸尉だ。美人で優秀な冬美は自衛官らのマドンナ的存在。宙にとっても、初めて会った時にひと目ぼれして以来、何かと気になる存在であるのは間違いない。

冬美のほうも、自衛官としての熱意を持ち着々と成長する宙を好ましく思っている様子。第9話では、学生時代のトラウマからラグビー部に参加しようとしない宙の背中を押すため、ラグビー部の試合を一緒に見に行くことを提案。休日に私服姿で2人、ラグビー観戦に向かった。

宙もドギマギ「私服…かわいいっすね」

「テッパチ!」第9話より / (C)フジテレビ
髪をまとめ、迷彩柄の制服に身を包んでキリッとした印象の勤務中とは違い、私服姿の冬美は髪もおろし、パステルカラーのやさしい雰囲気。宙がドギマギしながら「私服…かわいいっすね。あと髪型も…すてきっす」と伝えると、はにかみながら微笑んだ。

「テッパチ!」第9話より / (C)フジテレビ
いい雰囲気の2人…だが、通りかかった西(藤岡真威人)の「まさか…デートっすか!? そうか、だからこの間の合コン、収穫なしでも余裕だったんすね」の言葉を聞くと、途端に眉をキリリと上げ「これはデートではありません」とピシャリ。“合コン”と聞いてヤキモチを焼いた…そんな風にも見える反応で、本音をちらりと覗かせた。クールでカッコいい上司から、恋にちょっぴり不器用なヒロインに。そのギャップが桜間冬美の魅力だ。

卒業後もドラマや映画で活躍中

演じる白石は、2020年に乃木坂46を卒業後も積極的に演技に取り組んでいる。2021年には、ドラマ「漂着者」で卒業後初の連ドラ出演。正体不明の男“ヘミングウェイ”(斎藤工)の謎を追う新聞記者役を務めた。

2022年は1月クールの「ミステリと言う勿れ」にセミレギュラーキャストとして出演。事件に巻き込まれる和服の美女・犬堂愛珠を可憐に演じた。2月公開の映画「嘘喰い」でヒロイン・鞍馬蘭子を演じ、同タイミングで配信スタートしたdTVドラマ「嘘喰い-鞍馬蘭子編/梶隆臣編-」では主演も務めた。

「テッパチ!」では、唯一の女性レギュラーとして作品に華やかさをプラスしている。スタート時には「実際の女性自衛官の声の張り方や立ち振る舞いを教えていただきました。誰かに指示を出すということも非日常的で、自然と私も気が引き締まり良い刺激と、緊張感をもって臨んでおります」とコメントしていたが、そんなエリート自衛官姿も格好よく決まっている。同い年でありながら上司と部下の関係でもある宙との微妙な空気感も、ドラマのいいスパイスだ。

いよいよストーリーはクライマックスへ。今後、冬美が宙を部下としてどう導き、一人の男性としてどう接していくのかにも興味が尽きない。(文=ザテレビジョンドラマ部)