SKE48が8月5日に行われた「TIF2023」に出演した / 撮影=大野代樹
【写真】あまりの暑さに“あちち”と手で顔をあおぐ“新センター”末永桜花

SKE48が8月5日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」(8月4~6日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEに登場。最新曲の「好きになっちゃった」や、人気曲「パレオはエメラルド」まで7曲をパフォーマンスし、会場を魅了した。

“新センター”の楽曲を1発目に!

8月2日の地元・愛知公演を皮切りに「SKE48 SUMMER Tour 2023」を開催中のSKE48は、青海ひな乃、井上瑠夏、北川愛乃、坂本真凛、野村実代、江籠裕奈、太田彩夏、岡本彩夏、日高優月、鎌田菜月、熊崎晴香、末永桜花、菅原茉椰、高畑結希、青木莉樺、原優寧の16人が出演。翌6日(日)には宮城公演に向かうメンバーもいる中、のっけから熱量たっぷりのステージを展開した。

1曲目は7期生・末永が初センターを務め、7月にリリースしたばかりの31stシングル「好きになっちゃった」から。黒髪×高めツインテールがトレードマークの末永が、愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔を振りまき堂々たるパフォーマンスを見せ、いきなり会場のハートをつかむ。ライブ後には「#TIF2023 ありがとうございました!夏!!最高!!!!私のこと好きになっちゃった??」と公式X(旧Twitter)でつぶやいていたが、ファンはもちろん初見の人さえも「好きになっちゃった」人が続出したのではなかろうか。

そして夏の日差しの下にピッタリな夏曲「ごめんね、SUMMER」、再び末永がセンターを務め「皆さん一緒にクラップお願いします!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」のあおりから「意外にマンゴー」をパフォーマンス。曲中にも「もっとイケる!」とあおったり、片手でハートを作ったりと、歓声&ジャンプが解禁されたということもあってか、メンバーもいつも以上にテンション高めで歌い踊る。

MCでは炎天下ということで、「熱中症とか気を付けてくださいね」「皆さんも水分を摂ってください~」「お水を飲んで喉を潤してね」など、ファンを気遣う姿が印象的。そんな中「SKE48のことを初めて見たって人~(挙手)」と呼び掛けると、うちわやタオルを持っている明らかにSKE48ファンっぽい人まで「ハーイ!」と元気よく手を挙げるなど、アイドルフェスらしい“お約束の”楽しげなノリを展開し、「SKEと一緒に熱くなりましょう!」の掛け声で後半へ。

後半は江籠&太田のWセンターによる「花火は終わらない」から始まり、「アイシテラブル!」「絶対インスピレーション」と続き、会場のボルテージはどんどん上昇していき、江籠の「まだまだ声出せますか~!」のあおりから、ラストはSKE48の代表曲の一つに数えられる「パレオはエメラルド」を披露。

昨年のTIFでもラストを飾った楽曲だが、昨年とはパフォーマンスするメンバーも違い、何よりもファンの声出し&ジャンプも解禁されたということで盛り上がりもすさまじく、全然違う楽曲に聞こえたのは気のせいだろうか。暑くても構わず一生懸命にフリコピをして、歓声を送る。そんなファンの思いが“エメラルド”をますます輝かせたのかもしれない。久々の屋外メインステージが一体感に包まれ、SKE48はステージを後にした。

SKE48が「TIF2023」に出演 / 撮影=大野代樹

4年ぶりに歓声&ジャンプが解禁

「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」は、お台場で開催される世界最大のアイドルフェス。アイドル戦国時代と称され、アイドルブームが再燃し始めた2010年に、日本初の“アイドルに特化した大規模同時多発的音楽フェス”として、東京・品川でスタートした。

新型コロナウイルスの影響により、2020年は初のフルオンラインフェス、2021年は一部ステージを有観客にしてリアルとオンラインのハイブリット型で、2022年は3年ぶりに会場全体を有観客にして開催された。そして、2023年は4年ぶり観客による歓声、ジャンプも解禁される。

◆取材・文=KAKU KATARIKI

SKE48が「TIF2023」に出演 / 撮影=大野代樹

SKE48(TIF二日目、HOT STAGE)セットリスト

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」

◇8月5日(土)◇お台場・青海周辺エリア

01.好きになっちゃった

02.ごめんね、SUMMER

03.意外にマンゴー

04.花火は終わらない

05.アイシテラブル!

06.絶対インスピレーション

07.パレオはエメラルド

※高畑結希の「高」はハシゴダカが正式表記