板垣李光人“井伊直政” / (C)NHK
【写真】松本潤“家康”から刀を受け取る板垣李光人“井伊直政”

松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第20回「岡崎クーデター」が、5月28日に放送された。のちに徳川四天王の一人となる井伊直政(虎松)を演じる板垣李光人からコメントが届いた。

直政は思ったことを直球的に温度感高めに言うところがあります

――直政が家臣団の新戦力として加わりましたが、いかがですか?

一言で言うと、直政は家臣団の“Z世代”という感じだなと思います。自分もそうですけれど、直政も今どきの子に近いなと思いますし、それが今作においての井伊直政の魅力だったり、僕が演じる意味にもなるのかなと思っています。直政は思ったことを直球的に温度感高めに言うところがあります。僕自身は低いテンションのままで言いたいことを言うタイプですが、そこは自分とも少し似ているかなと思っています。

気がついたら惹かれていたという感じだった

――家康に仕えることを決断するシーンについてお聞かせください。

第16回の初対面シーンと、第20回の殿(家康)とでは、オーラというか、対峙した時に感じるものが全然違っていて。そこにすごく引っ張ってもらえたなというのは一番感じましたし、そこでだいぶ気持ちを上げてもらったのは印象に残っています。

「民を苦しませる殿様より、笑顔にさせる殿様の方がずっといい」というせりふは、直政の生きてきた世界を物語っているなと思いましたが、元々は嫌っていた家康に歩み寄るという気持ちの変化は、自覚のある中で徐々にというよりは、気がついたら惹かれていたという感じだったのかなと思いながら演じていました。これから直政が徳川家臣団に対してどのような風を吹き込むか、ぜひ楽しみにしていただけたらなと思います。