<この体験記を書いた人>
ペンネーム:マナ
性別:女性
年齢:42
プロフィール:11歳息子、との3人家族。フルタイムワーママです。



42.jpg

私が所属している会社はブラック体質でした。
入社した頃、勤務条件が募集のときと違い過ぎると上司に話をすると「じゃあ辞めたらいい」「パートにでもなったらいい」と言われただけ。
サービス残業は当たり前で、残業するとなぜか「ありがとう」と、みんなからお礼を言われました。
小学校低学年の子を育てていた私は、お迎えの時間のため残業せずに帰らなければならないことが多々ありました。
みんな残業しないと終わらない業務量を抱えていたため、残業して仕事をこなしていたのですが、私はそれができずつらい思いをしていたのです。
そんなブラック体質を作り出しているのは部長のAでした。
創業者の直属の部下だったため、とても気に入られていたようです。
定期的に行われる子会社同士の会議で、Aはいかに自分の会社の業績は改善されたか、社員からはこんなに褒められているか、社員同士の仲がとても良いなどなど、都合のいいことばかりを言っているようでしたが、実態は全く違います。
部長Aはストレスを部下にぶつけてきます。
お気に入りの課長B、係長Cと一緒になって、Aはとにかく気に入らない社員をけなす、文句を言う、否定する、努力を認めない、特定の人を見つけては責め立てる、が日常茶飯事の悪の根源です。
私はおっとりとしているから言いやすいようで、格好のターゲットにされています。
他の社員は指摘されないような細かいところまで注意され、それをA、B、C3人で笑って、ストレス解消の材料にされています。
どんなに頑張っても認めてもらえないため、自信をなくし、またミスをし、また馬鹿にされるという悪循環...。
最近、私は精神的に限界で、仕事中につい「疲れた...」とつぶやいてしまいました。
それを聞きつけたAたち3人に呼び出され、責め立てられました。
「なぜそんな言葉が口から出たのか知りたい」
「そんなことを言った理由を話せ」
そうやって、グイグイ問い詰めてきます。
「疲れていたため、つい出てしまいました」
そう話しても納得してもらえず、そのまま1時間以上も説教され続けました。
そして、Aたちが出した結論はとんでもないものでした。
「仕事なんてしなくていいから。考えなくていいから」
「あなたの心の中には悪魔がいるから、それを追い出さないといけないんだよ」
「人間が変わらないといけないんだよ」
3人に詰め寄られながら、そんなことを言われて恐怖を感じました。
今は、自分の心が壊れる前に転職しようと活動中です。