小関裕太 / 撮影=栗原祥光
【写真】レイヤードファッションで登場した小関裕太

俳優・小関裕太が「小関裕太 2023-2024カレンダー『Fashionsnap』」(アミューズ)を発売。3月25日に都内で発売記念イベントを行い、WBCの侍ジャパンについて語った。

「初戦からずっと見ていました」

撮影の合間にロケバスの中などで侍ジャパンの活躍を見ていたという小関。野球について詳しくはないとのことだったが「共演者の方が、野球好きの方が多くて、初戦からずっと見ていました」と、周りに触発されて観るようになったとか。

そして「だんだん熱が上がってきて。特に準決勝、決勝の放送を観ている中で、野球をあまり知らない僕でも、説明書きがちょくちょく入ってくるのがうれしかったです。何より選手の説明がすごく印象的で。”日本の守護神”というような、あだ名というか、分かりやすい名前が出てくるのがよかったです」と、選手に付けられたキャッチコピーに興味を引かれたとのこと。

「中でも村上選手のことを、村神様と出ていて。プレーを観る前に名前が出ていたんですけれど、準決勝の時の村神様も凄かったし、決勝の時のいきなりホームランに凄いと思いました。なにより村神様というのが凄く覚えやすかったです」と言葉を弾ませ、「(他の選手も)結構名前を覚えました」と笑顔をみせた。

またラーズ・ヌートバー選手が、所属するMLBカージナルスで行っているコショウをひくポーズ「ペッパーミル・パフォーマンス」についても触れ、「昔イタリアンのバイトをしていた時は、ミルをこう持っていたんですけれど、今は違いますね。盛り上がって、休憩に入った時とか、朝の挨拶の時に、あのポーズをしたりしていました」と明かした。

「緊張感の中でプレイを楽しまれているのが凄く印象的でした」

同世代の選手の活躍から得た刺激について尋ねられると、野球と舞台では違うと答えながらも「人には絶対に緊張する場面があります。ここは一発で決めなければ、というのは俳優にもあるのですけれど、それ以上の緊張感やプレッシャーの中で、ここで決めるのか!凄いな!っていうのは都度都度思っていました」と、緊張感の中でプレイする選手に対して敬意を払った。

そして「緊張感の中でプレイを楽しまれているのが凄く印象的でした。プロ野球選手の皆さんはプロでありながらも、ちゃんと野球を楽しんでいらっしゃる姿が印象的で。お仕事、プロだから当たり前という中で、こういう言い方があっているのかわからないですけれど、野球好きが現れているなと思いました。僕自身もやってもらっている環境でも、どの環境でもそういうのが大事だなと思いました」と、仕事を楽しむ重要性を語った。

◆取材・文=栗原祥光