左・ドンジン(キム・ヨングァン)、右・ウジュ(イ・ソンギョン) / (C)2023 Disney and its related entities
【写真】スタイル抜群!シースルードレス姿で会見に登場したウジュ役のイ・ソンギョン

復讐から始まった、出会ってはいけなかった2人の恋を描く韓国ドラマ「愛だと言って」。3月15日に配信された第7話と第8話で、ウジュ(イ・ソンギョン)が、ドンジン(キム・ヨングァン)に対する想いが“愛”だと気づいてしまい、止められない自分の気持ちに戸惑う姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

ドンジンを誤解していたことを知ったウジュ

「愛だと言って」第4週より / (C)2023 Disney and its related entities
「愛だと言って」は、父親を奪った愛人の息子に復讐の為に近づいた女性が、次第に彼に魅かれていき、男性も彼女を愛し始め恋愛関係になっていく、復讐から始まるラブストーリー。ディズニープラス「スター」独占配信中で、毎週水曜に2話ずつ追加され、全16話で構成される。

ウジュ役を演じるイ・ソンギョンはカリスマモデルとしても活躍。175cmで抜群のスタイルに親しみやすい丸顔が人気で公式Instagramのフォロワーは1400万人を超えている。ドンジン役のキム・ヨングァンもモデル出身で189cm。“美男美女”の2人がW主演を務める作品だ。

ウジュは、ドンジンが母親に代わって謝りたい、と3兄弟(=ウジュたち)を探していて、その上、母が奪った家も返したいと思っていることを叔母から知らされ、「だったら今までの自分の復讐心は何だったのか…」と愕然となる。ドンジンは「母親が持って行ったお金を返してくれ」と言われたら、まずこちらの口座番号を尋ねてくる、そんな人物だと早く気づけば…とウジュは悔やみ、彼を誤解していた自分の過ちを正したい、と「家はもう諦めたから捜さないでくれ」と、不動産会社に伝言を残し、「私たちは良いところに引っ越して幸せに暮らしてるから気にかけなくていい」とウソをついた。

自分の気持ちが“愛”だと気づいたウジュ

「愛だと言って」第4週より / (C)2023 Disney and its related entities
ウジュのドンジンに対する想いが復讐心から愛へ変わり始めていることに気づいた友人のジュン(ソンジュン)は、「オマエが世界で一番憎んでる女の息子だぞ。頼むから正気に戻ってくれよ!」と彼女の目を覚まさせようとした。自分の本心を親友に見抜かれたウジュは「誰が愛してるって言った?何で事を大きくするのよ!」と食ってかかった。

「本当にわからないのか?」とけん制するジュンに、「わかんないよ!言ってよ!私の気持ちが何だって?」と彼をにらみつけるウジュ。そして「私はただ、公務員採用試験をやめて家出した弟のジグ(チャン・ソンボム)より、私に干渉をするアンタより、何歳かもわかんない子と付き合ってる姉のヘソン(キム・イェウォン)より、病気のお母さんより、アノ人の方がちょっと心配なだけだよ!」と、押さえつけていた気持ちが堰を切ったように口からあふれ出した。

「アノ人の寂しさをちょっとでも減らしてあげたいのに…それが何なの!?」。自分たちの幸せな生活を奪った愛人の息子に復讐してやるつもりだったのに、彼の真実を知るたびに魅かれてしまう…自分でもどうすることもできないのに親友からも責め立てられ、ウジュは爆発する。そんな彼女に圧倒され、そして呆れたジュンは無言で出て行った。

「絶対私を好きにならないで」

1人になったウジュは酔っ払ったまま、ドンジンのマンションに向かう。そして彼の部屋を見上げた後、近くの広場で寝てしまった。ウジュを見かけたジグから連絡をもらったドンジンは取るものもとりあえず彼女の元へ向かった。

「来たなら連絡すればいいのに」と言うドンジンに、ウジュは「私がドンジンさんに会いにここへ来たのは確かなの?私だけが自分の気持ちに気づいてなかったんだね。わかるわけないよね。毎回こんな風に聞こえないふりするんだから」と酔いにまかせて本音を打ち明けた。そして「絶対に私を好きにならないでください。あなたさえそうしてくれたら問題ないから。お願いです」と、彼がこれ以上自分に近付いて2人の距離が縮まらないように頼むのだった。

「愛だと言って」第4週より / (C)2023 Disney and its related entities
だが、ドンジンのシャツの取れたボタンを付けてしまい、彼の存在を無視することはできないウジュ。「好きになるな」と言っておいてこんなことをしてくるウジュに戸惑うドンジンは「ありがたいけど、もうしないで」と告げた。彼女は「目についたらまたやるんで、イヤなら隙を見せないで」と、ほっておけない気持ちを表した。

一方ドンジンも、もう恋愛で傷つきたくない、と自分を守っているが、ウジュに揺れている。お互いが自分の心のブレーキを外す日はいつ訪れるのか。ストーリーも折り返し地点となり、2人の恋のゆくえに、さらに関心が高まる。

◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部