詐欺師“松田郷”を演じる本郷奏多 / (C)フジテレビ
【写真】スーツを着こなし話をする本郷奏多

本郷奏多が主演を務めるドラマ「クライムファミリー」が、4月11日(火)からフジテレビ「火曜ACTION!」枠(毎週火曜夜0:35-1:05※4月25日、5月2日は夜0:25-0:55/全4話)で放送される。

金をだまし取るために家庭教師と偽りある一家に潜入するが…

同ドラマは、本郷演じる主人公が金をだまし取るために家庭教師と偽りある一家に潜入するも、その一家はそれぞれ主人公以上の犯罪に手を染めるとんでもない“犯罪一家”だったと判明することから始まる。お互いの本当の顔を知らず“ウソの家族”を演じ続ける犯罪一家を、悪人である主人公が、皮肉にも“正しい家族”へと正していってしまうブラックコメディードラマだ。

生活様式の変化や関係性の多様化から、新しい家族の形が増えている現代。「目の前にいる家族に本当の自分をさらけ出せているのだろうか?」主人公とウソで塗り固められた崩壊寸前の“犯罪一家”の迎える結末は――。

本郷奏多演じる“松田郷”の役どころ

主人公・松田郷(まつだ・ごう/本郷)は、天涯孤独にして一文無しの詐欺師。金に困った郷は、裕福で品行方正な佐々木家に狙いをつけ、経歴を詐称し一流家庭教師として潜入する。持ち前の口のうまさで佐々木家に取り入ることに成功したが、実はその家族はそれぞれ窃盗・詐欺・恐喝と郷以上の犯罪に手を染めるとんでもない“犯罪一家”だった。しかし、当の家族は犯罪者としての顔をお互いに隠し、幸せな家族として過ごしている。

早々に詐欺師の正体がばれた郷は、家族一人一人に「協力しなければ正体をバラす」と脅され、それぞれの家族の犯罪の片棒を担ぐ二重生活を余儀なくされることに。家族にも秘密にしている本当の姿を、他人である郷には見せる佐々木家。そんな彼らを目の当たりにし、悪人の郷が、それぞれの犯罪に巻き込まれながら、図らずも家族の再生を手伝っていくことになる。

本郷奏多のコメント

――本作の出演が決まった際の率直な感想を教えてください。

面白そうな企画だったので、“是非演じてみたい!”と思いました。泥棒や詐欺などの犯罪をしている主人公がターゲットとして近づいた家族は、自分よりも悪いことをしている雰囲気が漂っている。新しくてユニークな内容だと思いました。

――台本をお読みになった感想を教えてください。

話が進むにつれて家族それぞれにヤバそうな事情がどんどん出てきて、とても続きが気になる脚本でした。かなり個性的な作品かと思いきや純粋な家族愛もテーマとして描かれていたり、最終的には郷自身の成長もあるので絶妙なバランス感の作品だと思いました。

――主人公・松田郷を演じる上での役作りはいかがですか?

詐欺師として家族に近づきますが少し詰めが甘く、結果的に家族に振り回されてしまうのが郷です。

根っからの悪人ではなくどこか心優しい一面も持ち合わせているので、愛されるキャラクターになるよう演じたいと思います。

――本作のストーリーにかけて、本郷さんの誰にも知られていない秘密を教えてください。

類いまれなる方向音痴です。特に建物内に弱く、控室からスタジオに向かった際なんかはまあまあな頻度で戻れなくなります。建物内は基本的に直角で構成されるため、右か左か直進かの選択を当て続けなければならない高難度のギャンブルです。

――見どころなど視聴者の方へメッセージをお願いします。

ハラハラする展開もあり、コミカルな要素もあり、気軽に楽しく見ていただけるドラマになっていると思います。是非ご覧ください!

プロデュース・江花松樹氏のコメント

“詐欺師がある家族に潜入したら、その家族はもっと悪い奴らだった”。一見、突拍子もない設定ですが、エッセンスは現代家族に当てはまる部分があるのではと思っています。犯罪一家に振り回され、情けないけどやる時はやる主人公・郷を演じるのは本郷奏多さん。好青年から悪役までこなす繊細なお芝居で、みんなから愛されるキャラクターに仕上げていただいています。松田郷という部外者が、“犯罪一家”の均衡を良くも悪くも崩していきます。図らずも家族の再生を担い、自身も“家族”を学んでいく。郷の成長も見どころです。皮肉と犯罪、最後に少し家族愛。そんなちょっとブラックなホームドラマを見ていただけるとうれしいです。