「協力的な夫でよかったね」「俺が優しい夫だからいいけど、普通こんなの許されないよ？」
優しいようでいてトゲがある。私を否定する夫の言葉の数々に、自尊心を奪われていく日々。
『できない私』は、やっぱりダメ人間なの？
一生の仕事と思っていた美容師を辞め、専業主婦になったゆうか。初めての出産・育児に追われるゆうかにとって、家のトラブルをなんでも解決してくれる夫はとても頼りになる存在でした。「俺がゆうかを守るから」そんな結婚前の言葉を体現してくれる夫ですが、その言葉の端々には、必ずゆうかを貶すひと言がついて回ります。
「こんな簡単なことも解決できないの？」「ゆうかは俺がいないと何もできない人間だね」そんな夫の言葉にモヤモヤを抱えつつ、口をつぐむことしかできないゆうか。自尊心を削られる日々が長くなるほどに、一歩踏み出すことが怖くなってしまい……。
2019年にヒットしたゆむいさんのコミックエッセイ『夫の扶養からぬけだしたい』の続編『ママはパパがこわいの？ 夫の扶養からぬけだしたい～ゆうかの場合～』をお送りします。
※本記事はゆむい著の書籍『ママはパパがこわいの？ 夫の扶養からぬけだしたい～ゆうかの場合～』から一部抜粋・編集しました。
