アチーブメント出版から2022年9月30日、杉本八郎・松崎恵理著の書籍『認知症研究の第一人者がおしえる脳がよろこぶスープ』(税込1496円)が発売されました。
本書は、世界初のアルツハイマー治療薬を開発し、薬のノーベル賞と称される「英国ガリアン賞」特別賞を受賞した脳科学者・杉本八郎氏と、栄養学の専門家・松崎恵理氏による最新エビデンスをもとに考案した健康スープレシピです。
『認知症研究の第一人者がおしえる脳がよろこぶスープ』.jpg


脳がよろこぶ食材がたっぷり!認知症予防にスープがおすすめな理由


1.手間なく作れるから毎日続けやすい
2.食材の栄養をまるごと食べられる
3.水分を定期的にしっかり補給できる
本書で紹介されるスープレシピは、スーパーで買える食材でパパッと作れて、最新エビデンスにもとづいた「脳がよろこぶ」食材がたっぷり。認知症予防、抗酸化作用、血流改善、動脈硬化予防、コレステロール抑制、更年期障害緩和など、「脳がよろこぶ」食材をふんだんに摂って、この冬から手軽に認知症予防を始めませんか?
(以下「はじめに」より)
認知症予防に効くというエビデンスのある物質を含む食品の代表が、次の4つです。
1.抗酸化作用の強いβ-カロテンを含む「ニンジン」
2.認知機能の維持に役立つケルセチンを含む「タマネギ」
3.脳の機能維持に欠かせないビタミンB1を含む「かつおぶし」
4.動脈硬化を予防するイソフラボンを含む「きなこ」
この4つの食材で作ったのが、「脳がよろこぶスープ」のスープベース。電子レンジで簡単に作れて、作り置きもできるものです。
基本のスープベース[材料].jpg脳がよろこぶ食材[分類表].jpg
【もくじ】
口絵......基本のスープベースの作り方
第1章......認知症最前線──治すのは難しいが予防はできる
第2章......脳のなかで何が起こっている?──認知症のしくみ
第3章......脳がよろこぶ食材リスト
第4章......今日から「脳がよろこぶスープ」をとろう

【スープレシピ】
・ゆで大豆とトマトのスープ
・小松菜のカレースープ
・レンコンと豚肉のみそスープ
・納豆と春菊のみそスープ
・タケノコとツナのみそスープ
・ジャガイモとホウレンソウのスープ
・豆乳としそのスープ
・カボチャのスープ
・サバ缶スープ
・パセリとニンニクの玄米スープリゾット
・スープベースで作る万能ソース
ゆで大豆とトマトのスープ.jpg納豆と春菊のみそスープ.jpgサバ缶スープ.jpg
担当者に話を聞いてみました。
「(今回の書籍の狙いは?)本を作るにあたって、読者対象として考えていた60~70代以上の方たちにアンケートをとった際、『どの食材が健康にいいのか、よくわからない』という声を多くいただきました。そこで、科学的な最新エビデンスから、主に以下の3つの作用があるものを「脳がよろこぶ」食材に選びました。
1、認知機能アップ:認知症の原因とされる脳のゴミを分解する、記憶力改善など
2、抗酸化作用:体の細胞を老化(酸化)させる活性酸素を取り除く
3、血流の促進:動脈硬化などを予防する血液サラサラ効果など
各食材に具体的にどんな効能があるのか、読み物ページでもレシピページでも、できるだけわかりやすく伝えるように心がけました」
「(今回の書籍の目玉は?)アルツハイマー病治療の最先端の研究をしている脳科学者・薬学者が提供した認知症研究の最新エビデンスをもとに、栄養学の博士が普段スーパーで入手しやすい食材でカンタンに調理できて、おいしいスープレシピを組み立てたこと。スープは食材の栄養をあますところなく摂取できて、満足感も高いので、毎日の食生活に取り入れやすいと思います」
「(ユーザーへのメッセージは?)認知症は、毎日の食事に少し気をつけるだけで予防したり、進行を遅らせることができるので、この冬からぜひ『脳がよろこぶ』スープ生活を始めてみてはいかがでしょう? 認知症に効果がある=生活習慣病を遠ざけることができるので、お年寄りだけでなく、家族のみなさんで一緒に摂るのがおすすめです」