「RoFu」全面プロデュースでレーシングカーがアーティストデビュー！日産による史上初のプロジェクト、その狙いは？

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今回取り上げるのは、日本人初のアジアチャンピオンで世界大会3位にも輝いたFugaとHIROによるヒューマンビートボックスのタッグチーム「Rofu」プロデュースのもと、レーシングカーをアーティストと捉えた史上初の試みとして日産自動車が始動させた「NISSAN CARTIST Z NISMO GT500」。

デビュー楽曲「Engine Beat Box feat. Rofu」は、今シーズンのSUPER GTシリーズに出場する「NISSAN Z NISMO GT500」のエンジン音のみを歌声として活用。各種音楽ストリーミングサービスで2024年3月8日から一斉配信されている。歌詞を可視化し、タイポグラフィーで表現したミュージックビデオも日産オフィシャルYouTubeで公開中だ。

そんな本プロジェクトの企画意図や注目ポイントなどを担当者に聞いた。

ーー今回の企画の意図や狙い、ターゲットは？
日本ではまだマイナースポーツであるモータースポーツの魅力を、モータースポーツが主語ではなく、音楽を主語にすることでタッチポイントを増やしたいと考えました。そなかでレーシングカーのエンジン音に着目し、親和性が高いBeatboxというメロディーラインに注目しました。数ある候補者の中なかから、今回の取り組みに非常に強力的かつ、若年層から支持されているRofuさんにご協力いただくことになりました。この楽曲を機に、少しでもモータースポーツに興味を持っていただければ非常にうれしく思っています。

ーーイチオシ、目玉となるポイントは？
エンジン音とRofuさんのビートボックスの融合です。また本楽曲には、歌詞が付いています。本来は音だけの楽曲ですが、クルマをアーティストと捉えるのであれば、ちゃんと言葉の歌詞があるべきだと考えたからです。

エンジン音を歌詞におこす作業は、かなりチャレンジングでした。「ピ゛」や「ル゛」など、架空の文字まで使って、できるだけ音のニュアンスを再現しています。ぜひ本楽曲を聞いていただき、モータースポーツに注目してください！

日本人初のヒューマンビートボックス アジアチャンピオン「Rofu」全面プロデュース

2022年12月にも、Jazztronikさんと共にエンジン音や整備音、観客の歓声などを使ってベートーヴェンの「第九」 をアレンジした楽曲を公式SNSで発表するなど、レーシングカーの「走る」以外の新たな可能性を常に追求してきた日産。

今回デビューする「NISSAN CARTIST Z NISMO GT500」は、世界的にもクルマのあり方が変化する中で、「レーシングカーの魅力である“エンジン音”を最大限にいかし、これまでにない新たな手法で、後世に残していきたい。そして、エンジン音を“音楽”としても楽しんでいただきたい」という日産の思いに共鳴した「Rofu」に楽曲プロデュースを依頼し、制作されたもの。

デビュー楽曲は、エンジン音を1つの歌声として捉え、「Rofu」の疾走感あふれるビートボックスを組み合わせた今までにない楽曲となっている。なめらかに力強く回るエンジン音を最大限にいかした刺激的な音と、「Rofu」ならではの心地よくクールなサウンドがテクニカルに絡み合い、迫力満点。

聴いた瞬間に、その世界観にグッと引き込まれ、エンジン音とビートボックスのコラボレーションという未だかつてないメロディーラインを体感できる楽曲となっている。

総合プロデューサー「Rofu」コメント

ﾌﾞｵｵｵﾝ!!!!!!!ﾌﾞﾛﾛﾝ!!ﾌﾞｵｵｵﾝ! …………..ﾌﾞｵｵﾝ!!!!!!!ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞﾄﾞｯ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ﾄﾞｩﾙﾙﾝﾄﾞｩﾙﾙﾝﾄﾞｩﾙﾙﾝﾄﾞｩﾙﾙﾝﾄﾞｩﾙﾙﾝ!!!!!!!!
ﾌﾞﾛｵﾝ!!!!!ﾌﾞﾛｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ………..ﾌﾞﾛｵｵｵｵｵｵｵﾄﾞﾙﾝｺﾄﾞﾙﾝｺ！！！！！！！
ﾄﾞﾝ………ﾄﾞﾄﾞﾝ…………ﾌﾞﾛｵｵｵｵｵｵｵﾝ!!!!!

(今回は、レーシングカーをアーティストとして捉える、という初の試みのなかで、まずはエンジン音をサンプリングさせていただき、その音の上に、我々のヒューマンビートボックスのサウンドを乗せ、互いの音を混ぜ合わせていく手法で制作しました。制作にあたって、生のNISSAN Z NISMO GT500のエンジン音も聴かせていただき、生まれて初めて間近で聴いたエンジン音の迫力にとても驚きました…！口から出るヒューマンビートボックスの音と、レーシングカーから出るエンジン音の融合を表現したので、ぜひお聴きください！)