海の厄介者“アカモク”が髪にハリとコシを与え、頭皮の健康を支えると話題の「志摩地中海村オリジナルシャンプー」の魅力に迫る！

2024年2月14日

東京ウォーカー（全国版）

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今回取り上げるのは、株式会社志摩地中海村が販売を開始した「志摩地中海村オリジナルシャンプー」。志摩では「じゃまもく」「ダメ藻」とも呼ばれるアカモクの有効成分に着目し、アップサイクルされた本商品について担当者に聞いてみた。

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――「志摩地中海村オリジナルシャンプー」とはどのようなものですか。
志摩地中海村では、2018年3月に天然温泉スパ・アルハンブラという入浴施設がオープンしました。スパ・アルハンブラはエキゾチックな雰囲気とともに英虞湾の絶景を眺められる温泉であり、オープン当初、これらをイメージしたオリジナルバスアメニティを制作しました。商品自体は、ご利用いただいたお客様から好評を得ていたのですが、せっかくのオリジナル商品であるので、何か志摩らしい素材を加えたいという想いがあり、地元の取引業者様に相談したところ、志摩産のアカモクエキスが商品化されたと聞き、早速、それらの配合を検討し、リニューアルをいたしました。このシャンプーは、スパ・アルハンブラで使用できるとともに、村内のショップやオンラインショップで販売されています。今後は、志摩市内での販売も展開して参ります。

――商品のイチオシポイントを教えてください。
地元の若手漁業者たちが海の厄介者であったアカモクの利活用を検討するなかで、アカモクの湯通しや冷水処理等をしているスタッフで「手肌の質感がよくなった」と感じておられる方が多数いるというエピソードから、このアカモクエキスが商品化されたという経緯があります。

――この商品を使用することでどのような効果がありますか？
アカモクエキスには、水分保持機能が高く、肌の保湿効高い保湿成分が含まれており、髪にもうるおいを与えます。また、我々ホテル運営者にとって、地元の漁業者の方たちはおいしい食材を届けてくれる欠かせない存在なのですが、これら志摩産アカモクエキスを活用することで、志摩の将来を担う若手漁業者の活動にも貢献でき、アップサイクルという観点においても評価される商品なのではと考えています。

――商品のアイデアはどのようにして生まれましたか？
志摩らしさ＝海の素材と考えたのですが、直接、髪や肌に触れるものとして、その安全性などにも配慮しなければならず、素材探しに苦労しました。そのようななか、既にエキスとして商品化されていた志摩産アカモクエキスと出合えたことはとてもうれしかったです。

――読者へのメッセージをお願いします。
伊勢志摩は目の前に英虞湾が広がる大自然の絶景と海の幸、山の幸が四季を通じて楽しめるとてもすてきな場所です。ぜひ、たくさんの方にご来訪いただきたいと思います。そして、英虞湾の海で育ったアカモクがこのような形で活かされていることを知っていただけるととてもうれしいです。

アカモクとは？

冬から春にかけて繁茂する一年生の海藻。一部の地域では昔から食べられていますが、三重県内では食用にされず、流れ藻(海藻が切れて海に漂う状態)となって刺し網や養殖施設、船のプロペラに絡まるといった被害を生じさせてきた。そのため「じゃまもく」「ダメ藻」と呼ばれ海の厄介者とされている。

しかし近年、アカモクにはフコイダンやミネラル、食物繊維、ポリフェノールなどの成分を豊富に含まれていることがわかり、その栄養価とおいしさから健康増進効果が期待できる新しいスーパーフードとして注目されている。

2023年に開業30周年を迎えた志摩地中海村とは？

三重県の伊勢志摩半島の豊かな自然の中に建つリゾート宿泊施設。英虞湾の青い海と白い街並みのフォトジェニックな、広い敷地の村内にある建物一つひとつがホテルの客室になっている。客室のほか、アルハンブラ宮殿をイメージした天然温泉、伊勢志摩の食材を使った新バスク料理を楽しめるレストラン、英虞湾を満喫できるクルージングなど、非日常感たっぷりのリゾート気分を堪能することができる。