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「新人は誰よりも早く出勤しなければいけない」昭和では当然のようにまかり通っていたルールはパワハラに当たるのか!?

2024/03/08 11:00
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「新人は朝早く出社しなければならない」。このルールはパワハラに該当するのだろうか?最近はパワハラやコンプライアンス違反に関して問題視する世の中になってはきたものの、まだまだ古い体制の会社は存在し、就業時間よりも早く出社することを求められている人もいまだにいると思われる。今回は、就業時間より早く出社することを強要されたり、残業を強要されたりする漫画を紹介する。

暗黙のルールで早出を強要されていた
暗黙のルールで早出を強要されていた


この漫画の作者が以前勤めていた職場でのこと。就業時間は9時スタートだったが、当然のように9時前にはみんな仕事を始めていた。そんなところに新入社員が9時ギリギリで出社してしまった。

所長から「もっと早く出勤してください」と怒られてしまった新入社員。また別の日に新入社員が業務時間終了後に「お先に失礼します」と先輩社員に声をかけたところ、今度は先輩社員から驚きの言葉を投げかけられる。一体、この新入社員は先輩社員から何と怒られたのか?

退社前にあいさつをする新入社員に対して先輩社員が激怒!
退社前にあいさつをする新入社員に対して先輩社員が激怒!


一昔前の社会では、確かに新人は誰よりも早く出社していなければいけない風潮があった。実際に筆者が5~6年ほど前まで勤めていた会社では、新入社員ではないが15分前出勤を義務づけられており、さらに15分前ギリギリにタイムカードを押そうものなら、上司からお叱りを受けていた。また女子社員は始業前までにフロアに掃除機をかけ、社員の机を拭いておかねばならず1時間前出勤を義務づけられていた。もちろん時間外手当はつかない。令和直前の時代でそういう風習が根強く残っていた会社だったので、現在も劇的な変化はないだろうと思われる。

では、早出や残業を強要するのはパワハラに当たるのか、といえば必ずしもそうではない。早出や残業をする必要性がある場合に限り、上司からその業務を命じられるのはパワハラにもコンプライアンス違反にも当たらない。ただし、その場合は時間外手当(通常の時給の1.25倍の手当)が支払われることが最低条件である。時間外手当を支払わないのに早出などを命じた場合は、パワハラ以前にコンプライアンス違反=違法行為である。とはいえ、暗黙のルール・暗黙の圧で早出を強要している会社は多く、それに対して何も言えない雰囲気の会社は多い。すべての会社で正しい「働き方改革」が施行されるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

帰ろうとする新入社員に先輩がもの申す!
帰ろうとする新入社員に先輩がもの申す!

ぷく子さんのブログ「ぷく子OLとイッヌの日常」には、このほかにもオフィスのあるあるエピソードが盛りだくさんそろっている。共感できて笑える漫画が多いので、時間があるときにのぞいてみては?

画像提供:ぷく子(@pukukoOL)

■ぷく子
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