念願の自社ブランド「Treely」で無添加のアーモンドミルクを開発!トップに訊く「プラントベースに注目したワケ」

東京ウォーカー(全国版)

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プラントベースフード(植物性の食品)の市場が世界的に拡大している。2023年8月にTPCマーケティングリサーチ株式会社により実施された調査(※)では、2022年の段階で日本国内では前年比6.6%増の1234億円、この10年間では約2.2倍に拡大しているという。個人消費向けの市販品に限れば、ブラントベースミルクは全体の84%を占め、特にアーモンドミルクとオーツミルクの伸び率が高い。
※参考:PressWalker TPCマーケティングリサーチ株式会社「TPCマーケティングリサーチ株式会社、プラントベースフード市場について調査結果を発表」

とはいえ、無添加のアーモンドミルクは商品の種類はまだまだ少ない。こうした市場の状況を踏まえ、gripp合同会社では新たなプラントベースブランド「Treely(ツリーリー)」を開発。第一弾商品として、無添加の「Treely アーモンドミルク」の販売をスタートした。

新商品開発の背景に迫るべく、gripp代表でTreelyブランド担当の村上大樹さんにお話をうかがった。まずは、新商品について説明していただこう。

写真左から「Treely アーモンドミルク オリジナル」「Treely アーモンドミルク 砂糖不使用」


「『Treely』は100%プラントベースのブランド。体にやさしい素材だけを使用した、ヘルシーでナチュラルな商品を提供します。第一弾の商品は、添加物を一切使用せず、ローストアーモンドのコクと香ばしさを活かした『Treely アーモンドミルク オリジナル』と『Treely アーモンドミルク 砂糖不使用』の2種類です。いずれも1本250mlで、1/2日分のビタミンEをとれます。すでに販売をスタートしており、公式オンラインショップで購入可能です」

【写真】100%プラントベースブランド「Treely(ツリーリー)」


プラントベースフードに注目が集まっている要因は、コロナ禍以降、健康志向が高まっていることに加えて、ウクライナ情勢に端を発した世界的な食糧危機が影響しているといわれる。畜産では動物飼育スペースだけでなく飼料を育てる広大な土地と水の確保が必要となり、環境負荷が大きいと指摘されている。持続可能かどうかでいえば、動物性食品と比べて植物性食品のほうが圧倒的に優れているのだ。

ただし、こうした問題を危機感を持って実感する場面は現時点においてあまりない。プラントベースフードを選ぶ動機は、健康意識によるものだ。アーモンドミルクはカロリーや脂肪分が低く、ミネラルやビタミンが豊富。抗酸化作用も強いうえ、血中コレステロールを減らす働きのあるオレイン酸も含まれる。

「個人的な話になりますが、実は私、体質的な理由により、数年前から牛乳の代わりにアーモンドミルクを含めたプラントベースミルクを飲むようになりまして。そこで無添加のアーモンドミルクは選択肢が少ないことに気がついたんです。また、既存の無添加製品には、コクが物足りないという不満もありました」

「ちなみに弊社grippは、IT業界のクライアント企業様からの受託が事業のメイン。ですが、受託事業とは別に、自社商品を持ちたいと日ごろから模索していました。代表の私は前職で新規事業に取り組んだことがあり、その経験を活かしたいという想いもあったんです。そんな経緯から、Treelyの開発が始まりました。味にこだわった無添加のアーモンドミルクは少なかったので、参入の余地があると考えたんです」

いずれも飲み応えのある250ml。ローストされたアーモンドの香ばしさが、味わいにコクと深みを与える


Treelyのアーモンドミルクは、とにかく原材料がシンプルだ。乳化剤、増粘剤、香料、保存料といった添加物だけでなく、白砂糖、油、人工甘味料も使っていない。

「Treely アーモンドミルク オリジナル」の甘みは、低GIでミネラル豊富なココナッツシュガーを採用した。甘く飲みやすいのに糖質は1本あたりわずか5.25グラム。ダイエット中でも安心して飲める。オリジナルのみココナッツシュガーを使っているが、基本の原材料はアーモンドペーストと食塩のみ。淡白な味かと思いきや、しっかりした味わいが楽しめる。

「厳選されたアメリカ産アーモンドだけを丁寧にローストし、香ばしさとコクを引き出しました。アーモンド本来のおいしさを安心して味わっていただけます。われわれはベンチャー企業ということもあり、スモールスタートが開発の条件でした。小ロットで商品開発するにあたり、パートナー探しに苦労しましたが、海外メーカーとの出合いにより理想的なアーモンドミルクを作ることができました。製造を依頼しているタイの工場は、植物性飲料の製造に長年関わってきた実績があり、GMPやHACCPも認証済み。信頼できるパートナーです」

現在は公式オンラインショップのみの限定販売で、オリジナル・砂糖不使用ともに8本入り2380円。店舗での販売や1本ずつの小売りの予定はあるのか。

「新しいブランドなので、まずは認知を広げていきたいと考えています。そのうえで、お客様の声を聞きながら、オフラインにもチャネルを広げていけたら。小売店など店頭での販売も前向きに検討中で、先日も商社様からお声がけをいただきまして、ナチュラル系小売店での販売に向けて調整を進めています。このようなお誘いは大歓迎なので、ぜひご連絡いただきたいと思っています。また、アーモンドミルクはTreelyの第一弾商品です。第二弾にもご期待ください」

1本あたりの価格は297円と少々お高めのようにも感じるが、他社製品では180mlや200mlが主流であることに対し、Treelyは250mlと量が多いうえ、製品のクオリティも高い。健康や美容を意識して義務感で飲む1本とは異なり、「味がおいしいから」という理由で選べる製品だ。

なお、Treelyのアーモンドミルクは成分が分離・沈澱していることがある。これは乳化剤や安定剤といった添加物が使われていない証拠だ。飲む前によく振り、おいしいアーモンドミルクを堪能してみてほしい。

「Treely アーモンドミルク オリジナル」(250ml 8本入り・2380円)

「Treely アーモンドミルク 砂糖不使用」(250ml 8本入り・2380円)

手がけるのは、企業のデジタルプロダクト開発やデジタルマーケティング支援事業をメインに行うgripp合同会社だ

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