「管理が簡単」「これなら私もできる」と30〜40代女性に人気!!もう枯らさない!日常を少しだけ豊かにする観葉植物との出合い

東京ウォーカー(全国版)

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水だけで育てられる観葉植物があることを知っているだろうか?サントリーフラワーズが2021年秋に立ち上げた観葉植物の新ブランド「&Green」は、土や肥料を必要とせず、水のみで育てられる手軽な観葉植物を取り扱ったブランドだ。サントリーフラワーズ独自のアンケート調査によると、観葉植物購入経験者の約7割が過去に枯らした経験があるとのこと。「&Green」はそれらの声をもとに開発を進め、新ブランドを立ち上げた。そして現在では、「管理が簡単でいい」「これなら私でもできる」という好評の声が続々と届き、30〜40代の女性を中心に注目を集めるブランドへと成長を遂げた。

さらに植物にはただの商品、モノでは終わらない生命力が宿っている。「&Green」は、植物を人々の暮らしの“パートナー”になり得る存在と考え、若年層や庭のない都心部に住んでいる人たちにもその良さを知ってもらうために、いかに手軽に、入り口のハードルが下げられるかに重点を置いた。今回、ブランド立ち上げメンバーのひとりでもある尾山翠さんに、「&Green」が発信する観葉植物の魅力について話を伺った。

&Greenの立ち上げメンバーである尾山翠さん【撮影=阿部昌也】


気軽に育てられ、汚さず楽しめる観葉植物ブランド「&Green」とは?

&Greenのコンセプトは「緑との新しいつながりを創るグリーンブランド」【撮影=阿部昌也】

――&Greenがどういうブランドなのか教えてください。
【尾山翠】&Greenは、2021年10月にスタートしました。「緑との新しいつながりを創るグリーンブランド」をコンセプトとして立ち上げた観葉植物のブランドでして、土を使っていないのが特徴です。土の代わりにパフカルというスポンジを利用して育てるところが、普通の観葉植物との一番大きな違いとなっています。このパフカルを使用することで、グラスに入れて水をちょっと注ぐだけで楽しめる、手軽さがウリなんです。植物を枯らしてしまう原因は、水のやりすぎや水切れが多いのですが、パフカルは水が完全になくなったときが水やりのタイミング。一目瞭然なので、初心者や過去に植物を育てるのに失敗した方でも簡単に育てられます。

――確かにこれは育てるのが楽そうですね。入れるグラスを探すことも、また楽しそうですね。
【尾山翠】まさに、おっしゃるとおりで、一般的な観葉植物を買うとなると、まず土と肥料、植物用の鉢を用意してそろえるものが多いですが、&Greenだと家にあるグラスでも始められるので、手軽さも魅力のひとつです。一般的な観葉植物の場合は土がこぼれたりして汚れてしまうこともありますが、これだと水を注いだり、吹きかけるだけいいので、キッチンやダイニングテーブル、寝室にも置いていただきやすいんです。さらに、パフカルはこのまま水洗いができるんですよ。そういうところも、これまでの観葉植物にはない概念ですよね。清潔に保てるのもひとつのポイントだと思います。

【写真】グラスなどの器に植物を入れて水やりするだけと、簡単に楽しめるのが魅力【撮影=阿部昌也】


――このサービスが生まれた経緯も教えください。
【尾山翠】サントリーフラワーズは、ガーデニング向けの花苗や家庭菜園向けの野菜苗のホームセンターでよく見かけるような、ガーデニング商材の開発・販売が主要事業です。ガーデニングってお庭を持っていたり、広めなベランダがあったりと、そういう広い場所が必要なイメージですよね。弊社は「植物を通じて多くのお客様に潤いと感動を届けたい」という思いから&Greenを立ち上げたのですが、若年層や都心部に住んでいる方など、庭がない方にも植物の良さを知ってもらう機会を広げていきたいと考えたことも理由のひとつですね。

【尾山翠】私は、この事業が立ち上がるタイミングで入社したのですが、以前は「観葉植物っていいな」とは思いつつも、置き場所もないし、ちょっと面倒そうだし、枯らしてしまいそうだしと手を出せずにいました。そういう私と同じ考えの方は、多いんじゃないかなと思っていましたし、実際に独自で行った調査でも上位の回答となっていました。そこで、だったら誰でも気軽に手に取ってもらえる植物があれば、暮らしがより豊かになるのでは…と考えました。

2023年10月には占いと植物のコラボも!自分に合った植物との出合いを

「&Greenは、環境や社会へ目を向けるきっかけになったり、人や組織の“思い”とつながれるブランドだと思っています」【撮影=阿部昌也】

――&Greenの魅力と、こだわっているところを教えてください。
【尾山翠】管理が簡単、汚れることが少ないことはもちろんですが、アレンジのしやすさも魅力ですね。3種類で1パッケージなので、寄せ植えしたりバラバラにグラスに生けたり、自分に合った楽しみ方ができます。こういうのって、土だと植え替えたりするのが大変なんですよね。でもパフカルごと移し替えるだけなので簡単です。あと、植物に詳しくなくても気軽に選べる工夫もしています。例えば、花言葉やインテリアの雰囲気など自由なテーマで探せる「Original Set」は、“大切な人へ想いを届けたい”、“モダンスタイルの部屋に合う”、“フェミニンな雰囲気”など、気分に合わせて選べます。そこは、差別化するうえでもこだわった部分ですね。

――なるほど。自分に合った植物と出合えるんですね。
そうですね。自分の性格やライフスタイルに関する質問に答えて植物や商品を見つけられる、「Find My Green」という診断コンテンツも用意しました。ハードルが高くて観葉植物に手が出せていない方も、直感的にライトに植物と出合えるようになっています。

――最近、新しいサービスも始まったらしいですが…?
はい。2023年10月から、人気占い師・佐藤ただすけさんに監修いただき、運気を上げる植物をお届けするサービスを開始しました。仕事運、恋愛運、健康運の中から自分が上げたいと思う運気を選ぶと、それぞれの運気が上がる観葉植物とメッセージカードが届くというものです。観葉植物が日常を少しだけ豊かにするきっかけになることを願っております。

――パフカルだと根っこも見えるのも、おもしろいですね。
【尾山翠】植物が好きな人にとっては、この根っこもかわいい部分だったりするんです。普通は土の中なので見えないじゃないすか。そこが見えるということが、すごくポイントらしいですよ。ちょっとマニアックな楽しみ方かもしれませんが(笑)。

――観葉植物をパートナーグリーンと表現していますが、その理由はなぜですか?
【尾山翠】そもそも植物は生き物なので、日々成長したり、逆に枯れたりすることもあります。そういう植物の姿を見ていると、こっちまでうれしくなったり不安になったりするので、人とペットのような関係性が植物にもあると考えています。例えば、“元気が出る”という背中を押してくれるメッセージを持った「Original Set」の植物を眺めていると、そこからパワーをもらえたりすることがあるかもしれません。ただの商品、モノで終わらせない生命力が植物にはあるので、そこをより感じていただきたいという思いから、“パートナーグリーン”と表現しています。

――他の観葉植物との差別化ポイントについて教えてください。
【尾山翠】土を使わないっていうことが最大の特徴ですが、それ以外で言うと、やっぱりコンパクトなサイズ感ということでしょうか。置きやすさもそうですが、専用BOXに入ってポストインで届くんですよ。これも新しいスタイルかなと。切り花のサブスクはありますが、根が張った植物がポストに届くスタイルというのも他の観葉植物との違いになっています。

3つ1セットの観葉植物が、専用ボックスでポストインされるのが特徴【撮影=阿部昌也】


――中に植物が入っていると思えないぐらいコンパクトなので、初めて届いたらきっと驚きますよね。
【尾山翠】そうなんです。発送のパッケージに驚かれる方もけっこう多いんですよね。ポストインされるので受け取りが楽で、箱を開封して袋から出すだけでOKという。アンケートでも、この満足度が上位にあります。パフカルが水を吸収しているので、土や水がこぼれたりすることなく、植物が生きた状態でお届けするこの形を実現することができました。

――このサービス開発をするときにこだわっていたポイントはどういうところでしょうか?
【尾山翠】立ち上げのきっかけとなった思いを実現することです。誰でも楽しめるのが植物なので、やはり気軽に手に取ってもらえ、興味を持ってもらえるかという部分ですね。いかに入り口のハードルが下げられるかが重要です。それこそ自分もそうだったので、私自身が欲しいとか、おもしろいと思えることも基準になっています。

【尾山翠】あと、&Greenは植物を販売するだけではなく、環境や社会へ目を向けるきっかけになったり、ライフスタイル、人や組織の思いとつながれるブランドであるところも目指しています。このような付加価値をどう付けるかも、こだわり抜いて悩んだ部分でもあります。

――現代は、そういった付加価値なども、ユーザーがブランドを選ぶポイントになっていますよね。
【尾山翠】そうですね。環境面では、売り上げの一部を「水」というキーワードで、水環境を守る団体へ寄付させていただいています。商品の生産時には、水やり用の水を循環させて再利用もしています。さらに、家での水やりも土だと鉢の底穴から水が出るまで水やりする必要がありますが、&Greenの場合は水がなくなったら足すだけなので、水の利用量が1/3くらいに抑えられます。こうした水を起点にしたサスティナビリティな一面を持たせているのも、こだわりのひとつです。

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