タクシーの活用で待機児童問題の解消を目指す⁉︎タクシーアプリ「GO」と横浜市が始めた、子育て世代にうれしいサービスとは?

東京ウォーカー(全国版)

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今回取り上げるのは、国内タクシーアプリのダウンロード数1位(※)を誇る「GO」が神奈川県横浜市とタッグを組んで始めた待機児童問題に対するサポート事業。デジタルタクシーチケット「GOチケット」を利用者に配付し、自宅から離れた保育所などへの送迎を支援する。神奈川県内の自治体がデジタルタクシーチケットを導入するのは初の試みとなるが、どんな経緯でスタートしたのか、またその内容について、GO株式会社の担当者に話を聞いてみた。
※App Annie調べ/タクシー配車関連アプリにおける日本国内ダウンロード数(iOS/Google Play 合算値) 調査期間:2020年10月1日〜2023年9月30日

タクシーアプリ「GO」と横浜市は、保育所における待機児童対策で連携


ーー「GOチケット」による保育所などへの送迎サポート事業は、どのような目的で生まれたものなのでしょうか?
横浜市が目指している保育所における待機児童対策の一環として、タクシーを活用し、自宅から離れた保育所などへの子どもの送迎をサポートすることです。

ーー対象となるのはどのような方ですか?
保育所等を利用できず保留となっている1、2歳児がいる保護者です。具体的には、近隣の保育所に空きがなく自宅から離れた保育所などに年度内限定で子どもを預ける必要がある場合、または、市が認可している定員の少ない小規模施設を利用する場合(2歳児のみ)となっています。

ーー「GOチケット」はデジタルのタクシーチケットですが、紙のチケットと比ベてどのようなメリットがあるのでしょうか?
利用者の方にとっては、チケットの受け取り、タクシーの手配、支払いまでをすべてスマホアプリの中で完結できるという大きなメリットがあります。また、タクシーアプリ「GO」で呼べるタクシーの数が多い点も、利便性が高い理由のひとつです。

デジタルタクシーチケット「GOチケット」で待機児童の保育所への送迎を支援


ーー運営側(自治体)にとってのメリットは?
まず、紙のタクシーチケットのような郵送の手間・コストがなくなることが挙げられます。また、チケットの条件や枚数を設定し即時発行できること、チケットの利用ステータスや乗車情報を取得しやすいことも、デジタルチケットならではのメリットですね。

ーー普段「GO」アプリでタクシーを利用する場合と比べて、呼べるタクシーなどに制限はあるのでしょうか?
ありません。「GO」アプリで呼べるタクシー会社なら、今回のサービスにおいてもすべて利用できます。普段から「GO」を使ってくださっている方にとっては、使い慣れたアプリでそのままチケットを利用できるのも安心なポイントだと思います。

ーー最後に、「GOチケット」に興味を持たれた方へのメッセージをお願いします。
今回のような自治体との連携も含め、「GO」では今後もさまざまな形で地域における移動課題の解決に向けた取り組みを支援してまいります。実際に「GOチケット」のご利用を検討される方は、ぜひ横浜市からの案内もご覧ください。

横浜市が徹底支援。「待機児童対策としてのタクシー送迎支援」とは

横浜市は2023年10月17日より、保育所を利用できず1、2歳で保留になっている児童に向けて、保育所等へのタクシー送迎支援モデル事業の募集を開始した。自宅から離れた保育所など(※1)で「年度限定保育事業(※2)」または「小規模保育事業」を新たに利用する場合に、自宅との距離に応じたタクシー料金を補助し、送迎を支援。国が行っている待機児童対策提案型事業を活用するものとなっている。

※1:実施園と自宅からの距離が概ね2km以上あり経路にバス路線がない者。
※2:保育所などの空きスペースや余裕のある保育室を活用して1、2歳児を期間限定(1年度)で預かる事業。今回は2023年12月から2024年3月まで利用する児童が対象。

横浜市のタクシー送迎支援をタクシーアプリ「GO」がDX化


今回、横浜市のタクシー送迎事業にタクシーアプリ「GO」が参加し、タクシー送迎事業をデジタル化する試みを開始した。対象者からの申請があれば、自宅と保育所の距離に沿った利用上限額(2000円/2500円/3000円のいずれか)のデジタルタクシーチケット「GOチケット」が横浜市より配布される。

「GOチケット」では、タクシーアプリ「GO」で呼ぶことができる横浜市内のタクシーすべてで使用可能。紙のチケットよりも取得や利用の手間が少ないので、子育て世代の負担を軽くすることにつながる。この新たな取り組みがどのように広がっていくのか、今後の展開に注目したい。

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