Web広告関係の仕事をする傍らでブログやSNSにて漫画を公開しているまくべす(@maxvess3)さん。現在連載中の『目指せ!日本一の社畜!ぬこリーマン』は、社畜人間の日常を描いた漫画で、サラリーマンたちの共感を得て好評だ。今回紹介するのは、会社からかかってくる仕事の電話についてのモヤモヤをお届けする。
社畜・ぬこリーマンが珍しく有給を取得して遊びに出かけている。平日はどこも空いているので、気分爽快に買い物をしていると、休みの申請は通っているはずなのに会社から電話がかかってきた!
急ぎの要件か、もしくは何かしらのトラブルが起こったのかと思い、ドギマギして電話に出るとネコ課長がのんびりした声で「例の件の資料だけど、休み明けに対応しといてね!」とのこと。拍子抜けしたぬこリーマンは呆然とする。
有給休暇中や勤務時間外の仕事の電話の対応については、サラリーマンなら一度は頭を悩ませたことがあるのではないだろうか。一昔前の時代までは、休日や休暇中であろうと時間外であろうと仕事の電話に出る(もしくはかけ直す)のは当然の常識とされ、無視しようものなら上司や先輩から説教されていた。しかし、本来は無視しても問題ない。労働基準法では「休日(※法定休日)」は「労働の義務を負わない日」と定められ、「休暇(※申請により休日となった日)」も「労働の義務を免除された日」と定められているので、両日ともに労働する義務がない日に当たる。「電話1本の対応くらい…」と思われがちだが、労働基準法的には賃金を支払わない以上は休日の電話もNG行為なのである。
ただ、緊急の要件やトラブルなどには柔軟に対応するのも社会人としては大事にしたいところ。よって休日の電話に関する「つながらない権利」については、現代の日本だけでなく海外でも悩ましい問題とされている。
今回紹介した漫画以外にも、社畜サラリーマンの“あるある”を描いたまくべすさんの漫画は盛りだくさん!SNSで随時更新中で、時勢を取り入れたネタも多いので、ぜひ新作も読んでみて!
画像提供:まくべす(@maxvess3)