日本初、植物性バターの量り売り店が誕生！“食の多様性”に対応した「FUJIHARU BUTTER」

東京・元麻布のレストラン「EPICURE」のオーナーシェフ・藤春幸治シェフが開発した、日本初の特許製法で豆乳から作られた植物性バター「FUJIHARU BUTTER」(フジハルバター)を量り売りで購入できる「ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-」(アトリエ エピキュール フジハルバター オウラ※)が、2023年8月10日、群馬県邑楽町(オウラマチ)にオープン。地域の食材と豆乳バターを使った料理が楽しめるカフェも併設し、話題を集めている。

誰もがおいしく食べられるバターを

FUJIHARU BUTTERは、「アレルギーなどの健康上の理由があったり、ベジタリアン・ヴィーガンであるため一般的なバターが食べられない人にも、おいしい食事を楽しんでもらいたい」、「世界中のさまざまな人に笑顔を届けたい」という藤春シェフの想いから開発された、“食の多様性”に対応した特許製法のバター。従来の動物性バターやマーガリン、ファットスプレッドとは違ったまろやかでやさしい口どけが特徴で、「世界が驚く感動バター」としてテレビ番組でも取り上げられ反響を呼んだ。

自然の恵み豊かな群馬県邑楽町にオープンした「ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-」は、人気のFUJIHARU BUTTERを量り売りで気軽に求めることができる専門店。店頭では“ハーブガーリック”や“ラズベリー”といった多様な味付けの手作り豆乳バターが100グラムから購入できるほか、ギフト商品の販売も行う。また、併設のカフェでは、地元食材と豆乳バターを使った料理も提供中だ。

店舗概要

店名： ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-
住所：群馬県邑楽郡邑楽町赤堀3795-2
電話：0276-60-5673
最寄駅：東武小泉線／成島駅(それぞれ車で6分)※事前に時刻表を確認のこと
営業時間：10時～18時
カフェスペース：12席
定休日：月曜
 ※オンラインショップは2023年秋頃開設予定

［カフェメニューの一例］
・こんにゃくとお米のトーストと選べるバター
・柔らかチキンにサラダとスープが付いた【ORAプレート「恵」】
・グルテンフリーのつけそばにグラスフェッドローストビーフを添えた【ORAヌードル「有味」】
・乳、小麦、白砂糖不使用で作る【季節のフルーツと米粉のフレンチトースト】
・自家製あんこと豆乳バターの【あんバタートースト】

FUJIHARU BUTTERとは？

藤春シェフが開発した、おいしいのひとつ先にある“食の多様性”に対応した特許製法のバター。豆乳などの植物性原料だけで、バターの旨味とコクを感じることができる。

開発者プロフィール

・藤春幸治(ふじはるこうじ)
東京・元麻布のレストラン「EPICURE」オーナーシェフ。流行に敏感なグルメの人はもちろん、アレルギーや闘病中、ダイエットや調整中のアスリートといった各種の食事制限がある人や、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラールなどの食事理念を持つ人々が同じテーブルを囲み、美食を楽しめる未来型(理想型)のレストランとして人気を集めている。有名外資系ホテルなどで料理人としての研鑽を積んだのち、新しい食文化「ケアリングフード」を創案するため、人体の仕組みや栄養学を踏まえ、現代の栄養過多な食生活を改善するバランスの取れた食事を独自に研究。トップアスリートのほか糖尿病やがんの患者までさまざまな人への食事をサポートする。医学会での弁当監修実績多数。今、日本で最も注目されているシェフのひとり。

・書籍：講談社『あなたのカラダが21日で変わる「ケアリングフード」レシピ』
・エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社と業務提携を行う

今回の店舗に関して、担当者に話を聞いてみた。

「(今回の店舗のオープンの狙いは？)藤春幸治シェフが開発をした植物性バター・FUJIHARU BUTTERですが、これまでは藤春シェフがオーナーを務めるレストランEPICUREのキッチンのみで製造し、コースメニューの一部として提供していました。このFUJIHARU BUTTERをより多くの方にお届けしたいという想いから、大量生産が可能なアトリエと、できあがったFUJIHARU BUTTERのいろいろなフレーバーを好きな量で楽しめる量り売りコーナー、そしてFUJIHARU BUTTERを使用したメニューをその場で味わっていただけるカフェを併設した『ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-』をオープンいたしました」

「FUJIHARU BUTTERは豆乳の種類が違うだけで風味が変わりますし、豆乳以外の植物性ミルク(たとえばライスミルクやカシューナッツミルク、アーモンドミルクなど)でも植物性バターを製造することができます。日本各地にたくさんの酒蔵があり、それぞれの作り手が独自のお酒を造っているように、このFUJIHARU BUTTERも日本各地で発展していってほしいと考えており、この『ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-』がその第1号店になればいいなと考えています」

「(量り売り店にした理由は？)お客様のお好きなバターをご希望の量(100グラム単位)でご購入いただく量り売りスタイルは必要な量だけ手に入るので、フードロス削減につながる地球へやさしい消費スタイルだと考えています」

「(今回の店舗のイチオシポイントは？)気になるフレーバーがあった場合、カフェメニューで試食を兼ねた実食ができるところが店舗のいいところだと考えています。今後、オンラインでの販売も開始する予定ですが、店頭でしか購入できない限定フレーバーもあるので、ぜひお店までお越しいただけると幸いです」

「(FUJIHARU BUTTER開発にあたって苦労した点は？)豆乳を使った植物性バターのプロトタイプはすぐに完成しました。しかしお客様にご提供する際には、すべての方に満足いただけるような状態でお届けしたい。さらには食品添加物や人工的な原料ではない食材を使用し、マーガリンやファットスプレッドとは異なる、オリジナリティを追求したい。アレルギーや植物性ということだけにとらわれず、健康にも配慮し、ひとりでも多くの方に喜んでいただきたい…そのような想いから、こだわりの原料で、よりおいしい配合比を開発するのに非常に苦労しました。油や豆乳、その他の原料の配合値を何十パターンも試作し、トライアンドエラーを重ねた結果、現在のFUJIHARU BUTTERが完成しました」

「おかげで非常に多くの方々からご好評のお言葉をいただける製品が完成しましたが、さらにおいしいものをお届けできるよう、これからも試行錯誤を重ねていきたいと思います」

「(FUJIHARU BUTTERの味は一般的なバターとどう違う？)従来の動物性バターと比較すると、軽い仕上がりで、たくさん食べても胃もたれしにくいというお言葉をいただいています。しかし従来の動物性バターが持つ旨味やコク味を損なうことなく、多くの方に満足していただける味になっているかと思います」

「また、動物性原料を一切使用していないプラントベースのバターなので、乳製品アレルギーやヴィーガン、デイリーフリー、ご高齢などの理由から、これまでバターが食べられなかった方々にもおいしく召し上がっていただけます。さらにテクスチャーも従来の乳製品バターと同じなので、そのままパンに塗って召し上がっていただけるだけではなく、調理や製菓にも使える汎用性もあります。マーガリンやファットスプレッドでは実現できなかった『焦がしバター』も作ることが可能です」

「(ユーザーへのメッセージは？)FUJIHARU BUTTERは、動物性バターを否定するものではありません。これまでいろいろな理由でバターを食べることをあきらめざるを得なかった人が、『仕方なく』ではなく『喜んで』選べるように、選択肢の幅を広げたいという想いから開発された製品です。食に関して、何がいい・何が悪いではなく、さまざまな思想や理念を受け入れて、みんなで笑顔になれる食事の時間を過ごしていただけるよう、これからも努力を続けていきたいと思います」

それぞれの理由で食事に制限がある人はもちろん、そうでない人にとっても、かなり気になる「ATELIER EPICURE FUJIHARU BUTTER -ORA-」のオープン情報。近くを訪れる予定があれば、ぜひ、立ち寄ってみては。

※「ORA」の「O」は長音符号つきが正式表記。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。