助産師ケアの「ジョサンシーズ」のサービスともつながれる！ポーラの新しい産後ケアアプリ「mamaniere」って？

助産師によるママと赤ちゃんの支援サービスを展開する「株式会社ジョサンシーズ」(以下ジョサンシーズ)は、「株式会社ポーラ」(以下ポーラ)の新・産後ケアアプリ「mamaniere(ママニエール)」内において、妊産婦向けLINE相談サービスなどの提供を開始した。テック×ケアを融合した、新しい産後ケアの形とは？

「mamaniere」とジョサンシーズ

「mamaniere」は、ポーラが持つ肌のビッグデータと独自の分析技術によって実現した、顔分析を利用した産後ケアアプリ。産後ママの心と体の状況を顔写真から分析し、ママと赤ちゃんの“今”に合ったサービスや情報を提案してくれる。

ジョサンシーズは同アプリを通じ、利用ニーズのあるママと全国の助産師とを、性格診断や興味関心にてマッチング。LINE相談サービス・産後ケア訪問・ベビーシッターサービスという形で、より個別性のあるケアを提供する。

コロナ禍で増加する「産後うつ」

日本産婦人科医会によると、1歳未満の赤ちゃんをもつ母親の産後うつ病の罹患率は10%であるといわれるが、コロナ禍よりその数は増え、今や4人に1人が「産後うつ」を発症している可能性があるとの指摘も存在する。さらにそのうち3分の2は自覚がないこともわかっているという。

そして、比較的安全にお産のできる国である日本において、妊産婦の死亡原因1位は「自殺」。

こうした現状にあって、ジョサンシーズでは、「mamaniere」によって産後ママの心身の状態が可視化されれば、「頼ってもいいいんだ」という気持ちを持ってもらいやすくなるのではと期待している。同時に、周囲の家族と結果を共有することで、サービスをより利用しやすい環境が整えばとの狙いもあるという。

ジョサンシーズ×ポーラ、協働の背景

今回の協働は、創業当初より女性の活躍を応援してきたポーラと、mamaniereの「自分らしく産後の生活を楽しめるように」という想い、さらにジョサンシーズの“「自分」×「子育て」をもっと自由にポジティブに”という想いが一致したことで実現した。

また、ジョサンシーズ代表・渡邊愛子さんが助産師資格を持つ2児の母であり、「産後のサポーター」と「産後のサポートを受けたい側」の両側面を経験していることも理由のひとつ。

ジョサンシーズとは？

株式会社Josan-she’s株式会社 ／ Josan-she's Inc
妊娠から子育て時期を助産師がオンラインとオフライン(訪問)のハイブリッド型でサポートするサービス”ジョサンシーズ”を運営。いつでも助産師にLINE相談ができる「ベーシックプラン」、0才0ヶ月から利用できる助産師シッターによる「低月齢ベビーシッタープラン」など、多様化する現代女性のライフスタイルに合わせたサービスを展開中。変化の多い妊娠〜産後を専門的に支えることができる助産師が、一人ひとりにパーソナライズ化したサービスを提供し、ありたい育児を実現していくサポートを行う。


今回のサービスについて、担当者に話を聞いてみた。

「(今回のサービスの狙いは？)共働き世帯が8割を超える日本で、まだまだ産後のママに負担がいきがちな日本では、自殺率も諸外国より高い状況です。ポーラはアプリを通して、がんばり屋さんなママたちの心身の状態を可視化し、必要なケアやサービスを提案。ジョサンシーズは全国130名を超える助産師と協力して、ケアの必要なママたちを専門家視点でオンライン＆オフラインで提供致します」

「(今回のサービスの目玉は？)ポーラが開発した、ママの心身の状況を可視化する技術です。可視化することで、ママ自身も『自分は頼ってもいいのだ』という心理的ハードルを下げることができますし、周囲の家族にも理解が進みやすくなることを期待しています」

「(今回のサービスのアイディアはどのようにして生まれた？)まずはママたちが自分自身を認めてあげること、心身の状態が可視化されることがファーストステップとしてとても重要だと考えています。ジョサンシーズはそこにアプローチすることができず課題だと感じていたので、今回お話をいただいたときは順調に協業が決まりました」

「(ユーザーへのメッセージは？)助産師は女性のみに与えられる国家資格で、看護師資格も併せ持ちます。それゆえ、ライフスタイルの変化によりキャリア継続を絶たれるなど、約半数は資格を活用せずにいる現状もあります(＝潜在助産師)。ケアする人とケアを受ける人の懸け橋になれるよう、引き続きがんばりたいと思います」