「専業主婦をしている理由は?」「仕事への思いは?」当事者への調査からわかった、専業主婦の事情

東京ウォーカー(全国版)

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株式会社アドエモ」が運営する転職応援メディア「職ピタ」では、20~50代の専業主婦150人に、昼間の時間の過ごし方および、働き方・仕事に関する意識調査アンケートを実施。結果からは、いずれは働きたいものの、家事と仕事の両立が不安であったり、ブランクがあり仕事をする自信がないといった、多くの専業主婦たちが抱える多種多様な悩みが浮き彫りになった。


アンケート調査概要

調査期間:2023年7月12日~7月18日
調査方法:インターネット調査
対象者条件:現在、専業主婦をしている20~50代の女性
調査対象:20~50代の女性150人
調査内訳:女性150人
※出典:転職応援メディア職ピタ

専業主婦150人への調査結果は?

回答者の年代

今回の調査では計150名の専業主婦からの協力を得た。回答者の年代は、20代8.0%、30代47.3%、40代32.0%、50代12.7%。以下に、調査結果を紹介する。

Q1 日中(9時〜17時)の暇な時間の有無

【写真】「日中(9〜17時)暇な時間はありますか?」という設問に対する回答は

本設問に対しては、子供の有無に関わらず、「日中の時間は忙しい」と回答している人が多く見受けられた。

【主な回答理由】
・子供が小さく、家事育児に追われているから(30代)
・子供や家族のためにやるべきことが多い(40代)
・身内の介護をしているため(40代)
・妊娠中で仕事を辞めて専業主婦のため今は暇な時間がある(30代)
・子供も大きいため、割と暇な時間が多い(50代)

Q2 日中(9時~17時)の家事育児以外によくする活動は?
※複数選択

日中の暇な時間によくする活動は?

日中、家事育児以外の時間の使い方としては、SNSやYouTubeのチェック、買い物などのための外出といった回答が見られ、おのおのでスキマ時間にできることを実行している様子がうかがえる。

Q3 今後、仕事をする予定の有無

今後、仕事をする予定はありますか?

将来的に仕事をしてみたい気持ちがあり、まずは在宅ワークやパートを探したいという回答が目立った。

【主な回答理由】
・機会があれば収入増の意味合いも含めて何かしたいという気持ちがあるので(30代)
・食費や水道光熱費の高騰など家計がキツく、さらにこれから子供が大きくなっていくにつれて支出がどんどん増えるから正社員になりたい(30代)
・おこづかい程度のお金が稼げたら良いと思うから(40代)
・子供の習い事や学費の足しにしたいからパートしたい(30代)
・社会との関わりを持ちたいが、子どもとの時間も大切にしたいため短時間勤務がしたい(30代)
・実母の介護があるため仕事は難しい(40代)
・外で働きたいけど、いろいろなことが気がかりになってしまって踏み出せない(50代)
・人と関わるのが苦手だから在宅の仕事ならやってみたい(40代)
・家事は誰もやってくれないから、パートの短時間であれば働きたい(50代)
・フルタイムは厳しいのでパートをしたい(40代)
・子供が大きくなったらフルタイムで働きたい。老後や貯金も増やしたいから(40代)
・子供が乳幼児のため在宅でできる仕事をやってみたい(20代)
・体調に不安があるから働きたいけど難しい(40代)
・妊活中のため今は仕事の予定はない(20代)
・通勤が苦痛だから在宅の仕事を希望(30代)

Q4 専業主婦をしている理由は?
※複数選択

専業主婦をしている理由は?

「子育てに専念したい」との回答が最多の69人。ほか「体調面に不安あり」「ブランクがあり働く自信がない」など、それぞれの立場に基づいた多様な理由が挙げられた。

【主な回答理由】
・強制的に転勤族になり、2~3年ごとに引っ越しがあり夫が付いてきてほしいと言われ、自分が仕事を辞めざるを得なくなったから(40代)
・子供との時間を大切にしたいから(30代)
・失業したから(40代)
・体調が不安定だから(40代)
・専業主婦期間が長く働く自信がないから(50代)
・妊娠を機に仕事を辞めたから(20代)
・転勤族だから(30代)
・自宅から近くの保育園に入れなかったから(30代)
・子供がある程度大きくなるまでは、家で見てあげたいから(30代)
・夫の転勤により退職したため(40代)
・夫の仕事の都合で長年海外に住んでおり、帰国後もブランクあり働くことに不安があるから(40代)
・スキルもなく自分ができそうな仕事がないから(50代)
・夫の収入でも十分だから(40代)
・人間関係が苦手で仕事が続かないから(30代)
 
Q5 在宅でできる仕事があるならやってみたい?

在宅でできる仕事があるならやってみたい?

「得られる収入によっては挑戦してみたい」79名、「ぜひやってみたい」58名と前向きな回答が大半を占める一方、「やりたくない」という声も。

【やりたくない主な理由】
・家の中にずっといるのが無理だから
・外に出て働きたいから
・在宅だと人と話す機会も減ってしまうから
・体を動かす仕事の方がいいから

Q6 在宅ワークで収入を得るなら、どれくらいを希望する?

在宅ワークでどれくらい収入を得たい?

在宅で仕事を始めるとしても、まずは短時間でできる負担にならない仕事からやってみたいという意見が多数を占めた。また、全体的に扶養内での働き方を希望する人が多い傾向にありながらも、機会があればスキルを身に付けて将来的にはしっかり稼ぎたいと考える人も存在した。

「転職応援メディア職ピタ」とは?

「転職応援メディア職ピタ(SYOKUPITA)」は、20〜40代の子育て世代のキャリア形成と転職を支援する、株式会社アドエモ運営の転職応援メディア。

“優秀な働き手であるにも関わらず、在宅でしか仕事ができない人材が就職できないのはもったいない”と考える同社では、コロナ前から全社フル在宅ワークを推奨。また、子育て世代の人材を積極的に登用するなど、自宅で働きたい人の採用・育成に力を注いできた。それらの経験を活かして立ち上げたのが「転職応援メディア職ピタ」で、女性の働き方、キャリア形成の多様性の周知を目指す。

毎日の通勤が難しい専業主婦であっても仕事やキャリアを諦めずにすむような、働きやすい社会の実現が望まれるなか、気になる方はチェックしてみよう。

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