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リピート率98%!子どもが本を好きになる?読書教育サービス「ヨンデミーオンライン」とは

2023/05/15 19:00
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児童書を1冊1冊読んでデータ化、“リアルな司書がやることをオンラインで”

同級生ら3人と創業した当時、月300冊ほど図書館から借り1冊1冊読んでデータ化したという。「毎日児童書を借りにくる男3人組って、ちょっと怪しいですよね」と笑いながら話してくれた
同級生ら3人と創業した当時、月300冊ほど図書館から借り1冊1冊読んでデータ化したという。「毎日児童書を借りにくる男3人組って、ちょっと怪しいですよね」と笑いながら話してくれた【撮影=三佐和隆士】

――小学1〜4年生が7割とのことですが、対象年齢の上限はあるのでしょうか?
【笹沼颯太】上限は本を軸に決めているのですが、初めは読み聞かせを卒業する段階なので絵本からスタートします。上はイメージしやすいところでいうと『ハリー・ポッターシリーズ』くらいまでをサポートしていて、あれを読めるのであれば大人の小説もおそらく読めるので、ヨンデミーを使っていると小学5、6年生くらいでそのレベルを読めるようになる子が多いですし、逆に読書が苦手な子だと中学3年生で使っている子もいます。その子のスピードに合わせて読書を楽しんでもらうことを一番大切にしているので、年齢で区切るということはしていません。

――使っている子の読書レベルはどのように把握しているのですか?
【笹沼颯太】自分たちで本を1冊1冊読んでデータ化しています。しかも1冊につき2人が読むようにしていて、1人が読んでつけたデータが正しいかダブルチェックをする。そのようにしてデータベースを作っています。

――そこはすごくアナログにやられているのですね。
【笹沼颯太】AIはあくまでサービスを届ける部分で使っているだけで、その裏では人がやっています。“AIによるレコメンド”と聞くとAmazonやYouTubeのレコメンドをイメージされると思うのですが、僕らのサービスは“司書さんがポケットの中に入ったら”という設定なので、司書さんが子どもに本をおすすめするとなったら「この本が好きだったんだ、じゃあこの本も好きだと思うよ」とか「この本は難しかったんだ、じゃあもう少し簡単な本にしようか」というふうに、子どもに合わせておすすめすると思うんですよ。それを実現するためには本の内容を機械がわからないといけない。

【笹沼颯太】例えばネットに載っていない情報として、この本の主人公がどういう人物像なのかというデータを僕らが実際に読んでとっています。このような情報は子どもたちが主人公に共感できるかどうかに直結していて好みが分かれるものなのですが、ネットには載っていない。そういうのを全部データとしてインプットしてすることで、子どもにピッタリあった本をおすすめすることができるんです。

【笹沼颯太】レベルのほうは結構システマチックで、テキストを機械にかけると「この本は何点の難しさです」と数字で表す仕組みを作りそれを絶対指標として、例えばYL(ヨンデミーレベル)30の本に難しいと言ったら、じゃあこの子は28くらいの力があるのかな?と推測してレベルを測っていくイメージで子どもたちにピッタリな本をおすすめしています。

――好みや共感といった部分を大切にしているからこそ、アナログな手法をとっているのですね。
【笹沼颯太】リアルな司書がやることをオンラインで、というのが大きな目的なので、ただ似たような本をレコメンドするだけではなく「この本が好きだったあなたには、この本がおすすめです」と、理由つきで子どもに本をおすすめできるようにしています。

【笹沼颯太】また、ヨンデミー先生とチャットできる機能もあり、子どもたちとの信頼関係を築いているのですが、実は子どもがヨンデミーを気に入る理由の半分はこのヨンデミー先生というキャラクターが「自分のために本をおすすめしてくれるから」という、信頼している先生や友達から本をおすすめされるのと同じような感覚が子どもたちにヒットしています。

AI ヨンデミー先生のサポートイメージ。「ヨンデミー先生とお話しできるのが楽しい。」とお子さんに好評
AI ヨンデミー先生のサポートイメージ。「ヨンデミー先生とお話しできるのが楽しい。」とお子さんに好評【画像提供=株式会社Yondemy】


ヨンデミーオンライン(https://lp.yondemy.com/)
月額定額制のオンライン読書教育の習い事サービス。

おうち読書のミカタラジオ(https://yondemy.wraptas.site/seminar)
読書教育を通じて教育の『見方』をアップデートし、また保護者さま同士でおうち読書の話をシェアして、おうち読書の『味方』になるPodcast番組。株式会社Yondemy 代表取締役の笹沼颯太が番組ホストを務める。

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