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数多くのお金持ちを見てきた経済コラムニストが明かす、「億り人」にある4つの共通点

2023/05/13 19:00
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「他人の目を気にする人は、無駄な出費が多い」ことを指摘する大江英樹さん
「他人の目を気にする人は、無駄な出費が多い」ことを指摘する大江英樹さん【撮影=藤巻祐介】

他人の目を気にする人は、無駄な出費が多い

それから、「②資産形成のために、時間、エネルギー、お金を効率よく配分する」にも通じるところですが、「③お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切なことだと考える」という共通点も億万長者は持っています。これも逆の視点から見てみると、「世間体を取り繕うために無駄なお金を使う人は、お金を貯められない」ということになります。

私は、自分が楽しむためにお金を使うことはいいことだと考えています。もちろん、自分が楽しいと感じる、価値があると思うことを楽しむには、そのこと以外の部分で無駄な出費をなくすということが条件ではあります。

しかし、なかには自分で価値があると思うことなどではなく、「世間体を取り繕う」だとか「他人をうらやましがらせる」といったことのために、まさに無駄なお金をたくさん使っている人も多いのです。外食が趣味でそのためにほかの出費を抑えている人ならいいのですが、ただインスタ映えのためだけに高級レストランで食事をするようなケースです。

そんなことより、「お金の心配をしないですむ」ことのほうがよほど大事なことではないですか?世間体を取り繕ったり他人をうらやましがらせたりするためにたくさんのお金を使って、その結果として家計が苦しくなったとしても誰かが助けてくれるわけではありません。

「誰になんと思われようと関係ない」と考え、人の目を気にする前にお金の心配をしないですむようになることを考えるべきなのです。そもそも、自分が思っているほど他人は自分のことなど気にしていません。

そして、億万長者に共通する最後の共通点が、「④ビジネスチャンスをつかむのが上手だ」という点です。これは、ビジネスに投資と通じる部分があるからです。

どんなビジネスでも投資でも、つきものであるのが「リスク」です。投資はもちろんですが、新たなビジネスを始めるにもやはり成功する可能性もあれば失敗するリスクもあります。そこで、リスクを覚悟したうえでチャレンジできる人こそが、ビジネスで成果をあげたり投資で利益を出せたりするというわけです。

『となりの億り人 サラリーマンでも「資産1億円」』朝日新聞出版(2021)
大江英樹 著

【プロフィール】大江英樹(おおえ・ひでき)
1952年生まれ、大阪府出身。経済コラムニスト。専門分野はシニア層のライフプランニング、資産運用及び確定拠出年金、行動経済学等。大手証券会社に定年まで勤務したのちに独立。書籍やコラム執筆の傍ら、全国で年間140回を超える講演をこなす。『50歳からやってはいけないお金のこと』(PHP研究所)、『お金の賢い減らし方』(光文社)、『定年後夫婦のリアル』(日本実業出版社)、『知らないと損する年金の真実』(ワニブックス)、『あなたが投資で儲からない理由』(日経BP)、『一生お金で困らない人生の過ごしかた』(すばる舎)など著書多数。

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