登録者数50万人超えの人気マネー系ユーチューバーが優しく解説。「円相場」変動の要因とその影響

2023/05/11 18:59
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2022年、何度もニュースで大きくとり上げられたのが「円安」だ。しかし、「海外に行くわけでもないし、自分には関係ない」と思っている人もいるかもしれない。円安、あるいは円高は私たちの生活や日本経済にどんな影響を及ぼすのだろうか。YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」で「お金の初心者」に向けてマネー情報を発信している小林亮平さんに、「円安・円高ってなに?」という初歩的な質問から答えてもらった。

YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」で「お金の初心者」に向けてマネー情報を発信している、元銀行マンの小林亮平さん
YouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」で「お金の初心者」に向けてマネー情報を発信している、元銀行マンの小林亮平さん

頭に「円の価値が」をつけて円安・円高を理解する

私が初学者に向けて「円安・円高」を解説するときは、頭に「円の価値が」という言葉をつけて考えることをすすめています。

たとえば「1ドル=100円」のときに、アメリカに行って1ドルのハンバーガーを買おうとしたとします。そのときは1ドル=100円ですから、もちろん100円でハンバーガーを買うことができます。

でも、あるときに「1ドル=120円」になったとしたら、これまで100円で買えていたハンバーガーが120円支払わないと買えなくなります。つまり、「円の価値が下がった」わけで、言い換えれば「円が安くなった」という意味で「円安になった」ということ。

一方、反対に「1ドル=80円」になったとすると、これまでは100円出さないと買えなかったハンバーガーが80円で買えるようになります。つまり、「円の価値が上がった」わけで、「円が高くなった」という意味で「円高になった」というのです。

「円安・円高」を解説するときは、頭に「円の価値が」という言葉をつけて考えることがおすすめ。
「円安・円高」を解説するときは、頭に「円の価値が」という言葉をつけて考えることがおすすめ。


『これだけやれば大丈夫!お金の不安がなくなる資産形成1年生』
KADOKAWA(2021)
小林亮平 著

(プロフィール)
【プロフィール】小林亮平(こばやし・りょうへい)
1989年5月22日生まれ、神奈川県出身。横浜国立大学経営学部卒業後、三菱UFJ銀行に入行。同行退社後、ブログやSNSで資産形成(つみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税など)の入門知識を発信。現在はYouTubeチャンネル「BANK ACADEMY」の運営に注力しており、チャンネル登録者数は53万人を超える(2023年3月時点)。「超初心者でも理解できるよう優しく伝える」をモットーに、自作のイラストを駆使した解説や、フォロワーからの質問に対する丁寧な返事が好評を得ている。著書に『これだけやれば大丈夫!お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA)がある。

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