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1カ月に数万円のお金が浮く!女性マネー系ユーチューバーが実践する「女性の変動費節約術」

2023/04/24 18:30
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支出を減らそうとするとき、多くの人がまずは家賃や水道光熱費といった「固定費」を減らすことを考えるだろう。一定期間ごとに定額を払い続けるため、たとえ少しでも減らせたら長期的には大きな節約につながるからだ。ただ、それに加えて「変動費」も減らせるに越したことはない。特に、男性に比べて被服費や美容費といった変動費が高い傾向にある女性にとっては、変動費を減らすことも一考したいところ。マネー系ユーチューバーとして活躍する「ミニマリストゆみにゃん」さんに、女性ならではの変動費節約術を聞いた。

人気マネー系ユーチューバー、ミニマリストゆみにゃんさん
人気マネー系ユーチューバー、ミニマリストゆみにゃんさん【撮影=藤巻祐介】


「セミロング」にして「ヘナ」を使えば美容院代が激減!

女性にとって大きな変動費である美容院代「月にならすと1000円程度」、その節約術とは
女性にとって大きな変動費である美容院代「月にならすと1000円程度」、その節約術とは【撮影=藤巻祐介】


女性にとって大きな変動費だと、まずは「美容院代」が挙げられるでしょうか。ミニマリストになる前の私は、毎月1万円くらいかかっていました。当時は金髪にしていたので黒髪がちょっと生えてくるだけで目立ちますし、カラーリングで髪が傷むのでトリートメントも必要だったからです。また、私の髪は縮毛気味なので縮毛矯正も行っていました。

でも、今は月にならすと1000円程度になっています。その秘密は、ハーブの「ヘナ」を使ったことにあります。ヘナは何千年も前から染料などとして使われているもので、現代ではインド人女性が髪の艶を保つために使っていることでも知られています。つまり、天然のトリートメントなのです。

しかも、ヘナには髪をオレンジ色っぽくする効果もあります。古くは染料ですから、それも当然かもしれませんね。こうして私にはトリートメントもヘアカラーも必要なくなったのです。それだけでなく、ヘナのトリートメント効果によって髪質も改善されて縮毛が目立たなくなりました。縮毛矯正は今でも時々やってはいるのですが、そのペースは明らかに落ちています。

それから、ヘナには油脂分を強力に吸収してくれるという特徴もあります。ですから、ヘナを使うようになってからの私は、お湯だけで髪を洗ういわゆる「湯シャン」をしています。つまり、自宅で使うシャンプーやトリートメントも必要なくなったというわけです。

また、髪型でいうと、「セミロング」が断然おすすめ。ショートカットやボブにしていると、髪がちょっと伸びるだけでヘアスタイルが崩れてしまい、それだけ頻繁に美容院に通う必要があることは想像に難くないと思います。

短髪の男性の場合なら、いわゆる「1000円カット」のお店に行くこともできるかもしれませんが、ショートカットやボブの女性の場合はそう簡単な話ではないでしょう。というのも、ショートカットやボブは技術的な難易度が高く、安価なお店では納得できるヘアスタイルになかなかしてもらえないからです。

その点、セミロングであればそんな心配も不要です。少しくらい髪が伸びても大きな変化は感じられませんから、私もセミロングにしてからは、美容院に行くのは半年に1回くらいです。しかも、セミロングは技術的な難易度がそれほど高いものではないので、安価なお店でも十分に納得できるカットをしてくれます。カットモデルに応募すれば、まだ経験の浅いアシスタントでも対応できますし、無料で済ませることだってできますよ。

基礎化粧品は必要ない。「白色ワセリン」でOK

【写真】「白色ワセリンと皮膚科で十分」安上がりで効果的な方法を実践しているゆみにゃんさん
【写真】「白色ワセリンと皮膚科で十分」安上がりで効果的な方法を実践しているゆみにゃんさん【撮影=藤巻祐介】


それから、女性にとっては「基礎化粧品代」も大きな変動費でしょう。愛用しているブランドによっては、月に1、2万円を払っているという人もいると思います。加えて定期的にエステに通っている人なら、もっとお金を使っています。

私自身も以前は基礎化粧品を使っていましたが、今は大きく変わりました。使っているのは白色ワセリンです。化粧水がなくても洗顔時の水で水分補給はできているので、あとは洗顔後すぐにその上から白色ワセリンでふたをするだけ。これだけで肌がもちもちになります。

私は大容量の白色ワセリンを使っていますが、容量の少ないチューブ入りのものでも3カ月くらいはもちますし、値段は1200円程度。月にならせば400円ですので、月に1、2万円の基礎化粧品と比べたら、ただみたいなものです(笑)。

また、肌に関することでいうと、なんらかの肌トラブルが出たときにはそれこそ基礎化粧品やエステを頼る人も多いものですが、皮膚科に行くほうが断然お得です。というのも、保険適用で最適な薬を買えるからです。

私も肌が強いほうではなく、つい最近も背中がかゆくなって発疹ができたので皮膚科に行ったところ、「かゆいところにはステロイドを塗ったほうがいい」「発疹はニキビだからその薬も出しておきます」ということでした。そして、それだけでなく「加齢でイボができはじめているからその薬も」「肌を白くしたいならその薬も」といった対応もしてくれたのです。

支払ったのはわずか3000円程度ですし、薬の効果もてきめんです。高価な基礎化粧品を買ったりエステに行ったりすることと比べれば、皮膚科に行くほうが圧倒的に安上がりで効果的なのです。

「デパートでは見るだけ」にすれば、被服費を抑えられる

「服の購入はフリマアプリや通販を活用、デパートはトレンドを抑えにいくだけ」
「服の購入はフリマアプリや通販を活用、デパートはトレンドを抑えにいくだけ」【撮影=藤巻祐介】


最後は、「被服費」について触れておきましょう。私も以前は洋服が大好きでかなりお金をかけていたのですが、今は被服費もしっかり抑えられるようになりました。

その方法のひとつが、「デパートでは見るだけにする」ということ。デパートに行くと、トレンドの服がたくさん売っていますが、そこで欲しくなっても、その場では買わないようにするのです。

そして、欲しくなった服をフリマアプリで探します。すると、新しいものでも意外と出品されているものなのです。こうすることの効果はふたつあります。ひとつは、定価より安く買えるということです。

それからもうひとつの効果が、結局買わないケースも多くなるということです。自分が欲しいと思った服なのに、どこかの誰かは「いらない」と考えてフリマアプリに出品していると知ると、冷静になって「私もいらないかも」なんて思えてくるのです。

また、トレンドをしっかり押さえながらも安価なブランドを知っておくことも大切です。たとえばGRL(グレイル)といったブランドでは、デパートで1万円や安くても7000円くらいで売られているワンピースと同じような商品が1000円ちょっとで買えることもよくあります。

トレンドはすぐに変わるものですし、一時のトレンドに乗った服は何年も着続けるわけではありません。そういった服は安いブランドのもので十分だと考えます。

そもそも女性は男性に比べて平均収入は低いですし、にもかかわらず多くの変動費がかかりがちです。そういうなかでお金をきちんと残していこうと思えば、女性ならではの変動費をできるだけ抑えることが大切なのだと思います。

この記事のひときわ#やくにたつ
・「セミロング」にして「ヘナ」を活用
・基礎化粧品は不要、白色ワセリンでOK
・肌トラブルが出たときは皮膚科に相談
・デパートでは見るだけにし、欲しくなった服をフリマアプリで探す

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹、撮影=藤巻祐介

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ミニマリストゆみにゃん 著

【プロフィール】ミニマリストゆみにゃん(みにまりすとゆみにゃん)
北海道生まれ、東京都・神奈川県育ち。FP技能検定3級所持。大学を卒業後、大手ゲームメーカーに入社。7年半つき合った彼氏と結婚するも、マイホーム購入直後に離婚して貯金ゼロに転落。さらに仮想通貨投資詐欺、不動産詐欺、恋人にだまされるなどお金を失い続ける。そこから節約とミニマリズムに目覚め、転職して空いた時間でYouTubeにも挑戦。ミニマルライフを生かした節約術や持ち前の論理的思考をもとにお金の増やし方を発信し、チャンネル登録者は11万人を超えている(2023年3月現在)。著書に『ミニマリストゆみにゃんのお金のつくりかた』(すばる舎)がある。

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