PressWalker編集部、OneNews編集部では、毎月、最優秀プレスリリースとしてMVP(Most Valuable Pressrelease)を発表。PressWalkerで発信された全プレスリリースを対象に、編集記事化につながったプレスリリースを1次選考通過とし、その中から毎月のMVPを選考、表彰させていただきます。

選考基準は、
◆タイトルの表現力
◆ネタの強さ(新規性/独自性)
◆プレスリリース構成の完成度
◆タイミング(時事性/季節性)
◆ストーリー性(背景)
の5項目。
それでは、2023年1月のMVPの発表です。1月の最優秀プレスリリースは、株式会社道場六三郎事務所の「【92歳の集大成】現代の名工「道場六三郎」スーパーマーケットの奥に隠れ家的存在の新店舗出店決定!」。

「“和の鉄人”として知られる料理人・道場六三郎が作り出す至高の味を、“もっと身近で・もっと気軽に”楽しめることをコンセプトにした日本料理店が2023年2月23日(木)、千葉県松戸市のショッピングモール『KITE MITE MATSUDO』内にオープンする」という情報を伝える同プレスリリース。

【選考理由】
道場六三郎が“92歳の集大成”として手がける「スーパーマーケットの奥」の「隠れ家的存在の新店舗」という、タイトルだけでもワクワクできるキーワードの使い方が秀逸。プレスリリース本文には、道場六三郎さんがこの店舗出店を通して訴えたい思いなどがしっかりと記載されており、オープン前の店舗ゆえ、具体的なメニューなどの情報や写真がないにも関わらず、「行きたい」と強く思わせる、期待値の上がる構成に。プレスリリースとしての役割を高いレベルで実現できていると感じました。
続いて、次点となったプレスリリースです。ひとつめは、株式会社ガッツの「地元大阪・茨木の革工房が、子供の絵で簡単に”デザイングッズ”をつくれるお店を『ららぽーとEXPOCITY』に2月1日リニューアルオープン。」。

店舗のリニューアルオープンという情報にとどまらず、店舗の最大の魅力であり、タイトルにも記載されている『子供の絵で簡単に“デザイングッズ”をつくれる』サービス『デザミン』を、キャッチ入りの画像でしっかりとアピール。プレスリリース本文においても、その手順などを、これまたわかりやすい画像を使って紹介しており、非常に理解の高まりやすい構成だと感じました。記載ボリュームは少なめですが、要所要所にこのサービス立ち上げへの思いも記されており、会社の気概がわかる良質なプレスリリースだと思います。

ふたつめは、有限会社銚子プラザホテルの「『銚子の鯖寿司 フローズン』 1月7日(土)より本格販売開始」。

短いタイトルながら、「鯖寿司」と「フローズン」という意外な組み合わせが興味を引きました。プレスリリースの内容は、タイトル同様にシンプルですが、なぜ「鯖寿司」を「フローズン」させる必要があったのか、商品化に当たりどんな苦労があったか、今後の展望など、伝えるべきところをしっかりと押さえ、派手さはないながらも、コンパクトで完成度の高いプレスリリースでした。

プレスリリースを作成・発信する方の「伝えたい」想いを、「伝わる」記事のカタチにして、ユーザーへ、世の中へと届けるPressWalkerでは、毎月、MVPを発表していきます。