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日本初の水族館一体型球場「東京ジャイアンツタウン」が2026年にオープン予定。前例のないプロジェクトに期待の声

2023/02/22 16:00
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今回取り上げるのは、読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が協同し、東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで計画しているTOKYO GIANTS TOWN(以下、東京ジャイアンツタウン)構想だ。国内初(※)となる水族館一体型の球場・新GIANTS球場を中心に、飲食・スポーツ関連施設を新設し、その敷地面積は約7万6000平方メートルを誇る。周辺の遊園地、植物園、ゴルフ場、温浴施設(2024年3月オープン予定)といったさまざまなレジャー施設と一体となって、スポーツとエンターテインメントが融合した新たなにぎわいの場が誕生する。

新GIANTS球場のオープンは2025年3月、水族館も合わせたグランドオープンは2026年度中となる見通しだ。
※公益社団法人日本動物園水族館協会加盟の51施設中(2023年1月時点、よみうりランド調べ)

多摩丘陵の豊かな自然に囲まれた東京ジャイアンツタウン。球場と水族館が一体となった、新たなにぎわいの場が誕生する
多摩丘陵の豊かな自然に囲まれた東京ジャイアンツタウン。球場と水族館が一体となった、新たなにぎわいの場が誕生する


球場と水族館がシームレスにつながった、“公園”のようなにぎわいの場へ

総事業費は250億円超、多摩地区に新たな人の流れを生み出す、一大プロジェクトとして注目を集める東京ジャイアンツタウン構想。読売新聞東京本社と読売巨人軍が進める新GIANTS球場の建設計画によみうりランドが新たに参画することで、“水族館一体型の球場”という前例のない構想が立ち上がった。

「2016年10月に読売巨人軍が土地を取得して『ファーム専用球場』を建設する計画を発表しました。当時は2023年3月末の開業を予定していましたが、コロナ禍を受けて2020年7月に開業延期を発表。その後、読売グループ各社のシナジー効果を最大限発揮させる観点から施設や建設主体、開業時期を抜本的に見直し、今回の東京ジャイアンツタウンの構想発表にいたりました」(よみうりランド広報部)

東京ジャイアンツタウンの全景 。球場のレフトスタンドからコンコースを使って、水族館へ行くことができる
東京ジャイアンツタウンの全景 。球場のレフトスタンドからコンコースを使って、水族館へ行くことができる

よみうりランドでは、1964年の遊園地オープン当初から園内で海水水族館を運営。2000年11月に惜しまれつつ閉館したが、その後も水族館の再建を模索し、2019年に創業70周年のタイミングで公表した成長戦略でも水族館の建設計画を打ち出していた。

「当社も東京ジャイアンツタウン構想に参画することになり、球場と一緒に魅力ある街づくりに貢献できる施設として、よみうりランドのノウハウを生かすことができる水族館が最適だと考えました。球場と水族館がひとつのパーク(公園)のようにシームレスにつながることで、パーク全体でのイベントや行事等、多様な活動やにぎわいが創出できると考えています。また、球場と水族館だからこそできる体験を通して、子どもたちの『成長』『教育』の場を提供し、地域社会に貢献していくことも目指しています」と担当者は話す。

多摩丘陵のロケーションを生かした広大なレジャースポット。交流を創出し、地域活性化に貢献

構想の中心となる新GIANTS球場は、関東平野を見渡す多摩丘陵の自然に溶け込んだ、開放感あふれるスタジアム。芝生席が広がる外野席からコンコースを通れば、すぐに水族館へアクセスできる。多摩丘陵の自然あふれるロケーションを最大限に活用している点が、ほかの球場や複合施設にはない東京ジャイアンツタウンならではの特徴だ。

「水族館は“生きものとの近さ”が最大の売りですが、青空の下でアシカたちが自然のままの姿で暮らす様子を観察できる開放的な屋外展示は、ほかの都市型水族館には真似できない魅力だと思います。大水槽の中に潜っていくような感覚が味わえる水中回廊なども備え、今までにない見せ方・距離感で、ここでしか味わえない感動と体験を提供していきたいです。また、新GIANTS球場は、読売ジャイアンツがかつて鍛錬の場にしていた多摩川グラウンドのように、未来のスター選手が練習する様子をファンの皆さんに近い距離から見学していただける球場にしたいと考えています。試合や貸し出しのない日は、球場内を一周できるコンコースを開放して、気軽に立ち寄れる公園のような憩いの場として利用していただく予定です」(よみうりランド広報部)

まるで海の中を歩いているような体験ができる水中回廊をはじめ、さまざまな工夫を凝らした展示を楽しめる
まるで海の中を歩いているような体験ができる水中回廊をはじめ、さまざまな工夫を凝らした展示を楽しめる

計画地周辺は、「稲城市都市計画マスタープラン(2023年3月改定予定)」内でレクリエーション拠点に位置づけられ、地域住民や市外からの誘客等によるにぎわいの形成が求められる地区になる予定だという。詳細は未定ではあるものの、野球の観戦客が水族館の一部を見学できる、水族館の利用客が練習や試合を見学できるといったように、人の流れと活気を創出し、東京ジャイアンツタウン全体を楽しんでもらえるようなサービスの検討がプロジェクト内ではすでに進められている。

「ファミリー層を中心に、幅広い年齢層に利用していただきたいと考えています。東京ジャイアンツタウンが、幅広い地域から来場者を集めて地域を活性化させるとともに、近隣住民の皆さんが気軽に足を運べる交流の場所となるよう、魅力的な街づくりに貢献していきたいです」(よみうりランド広報部)

周辺には、よみうりランド遊園地といった多彩なレジャー施設がそろい、誰もが1日中楽しめる
周辺には、よみうりランド遊園地といった多彩なレジャー施設がそろい、誰もが1日中楽しめる

東京ジャイアンツタウン構想の発表を受けて、SNS上には「水族館一体型球場!楽しみ!」「街をつくるなんてスケールが大きすぎる」「完成が待ち遠しい」といった期待の声があふれている。緑に囲まれた水族館一体型の球場を中心に、一体どんな“街”ができあがるのか、2026年のグランドオープンを楽しみに待とう。

■よみうりランド公式HP
https://yomiuriland.co.jp/

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