「大人を自由にする住まい」をコンセプトに、不動産仲介から設計・施工までワンストップ・リノベーションを展開する株式会社groove agentが、東京都に住む30〜40代の独身女性1000人を対象に、住宅購入に関するアンケート調査を実施した。19.5%が住宅購入の意思や希望が「ある」と回答。その理由などを聞いた。
購入しよう(したい)と考えた理由
「購入しよう」または「購入したい」と思った理由は、「家賃を払い続けるのがもったいない」(30％)が最も多く、「老後の住まいが心配」(22％)、「資産が欲しいと思った」(12％)、「暮らしの質を上げたい」(10％) 、「自分の城が欲しいと思った」(9％)などが続く。
購入したい住宅種別
「新築マンション」(30％)、「中古マンション」(26％)、「新築戸建て」(26%)、「中古物件を購入してリフォーム・リノベーション」(11%)、「中古戸建て」(7%)という結果に。
「新築マンション」と回答した人の理由は、「資産価値がありそうだから」「中古より安心でき、戸建ては手入れや管理が大変」など。「中古マンション」と回答した人は「新築は高い。いずれ中古になるなら、新築にこだわる理由がない」といった金銭面での理由のほかに、「実際に部屋を見て程度や質感、設備やマンション内の住人の質、管理状態を確認できるから」という声もあった。
<新築マンション>
・新築のほうが綺麗で、マンションのほうが管理がお手軽だから。
・新築だと耐震対策が新しく、マンションのほうが対策が万全だと思うから。
・駅近などを選べば、将来賃貸にしてもよさそうだから。
<中古マンション>
・値段が手頃だし近所の様子がわかる。一人暮らしなので戸建ては選択肢にない。
・本当は新築マンションが欲しいが価格を考えると現実的でない。
・よい立地のマンションが安く買えるから。
<新築戸建て>
・新しさに魅力を感じ、自由度や広さなど戸建ての方が理想の暮らしが叶いそうだから。
・中古で買うのは資産価値が読めないので危険だと思いました。
・自分の好きなように設計できるから。
<中古戸建て>
・集合住宅の人間関係に悩まされたくないから。
・新築は高く、戸建ては修繕積立費がかからないと思う。
・中古で十分だから。
＜中古住宅をリフォームやリノベーション＞
・リノベーション物件が持つ古さを生かしつつ、今の暮らしに合った新しさも感じられる部分が魅力的だと思うから。
・限りある資源をより長く大事に利用したいし、最新の設備も活用したいと思うので。
・新築は割高。中古を購入して自分好みにしたい。
購入の意思や希望がない理由
購入の意思や希望がない理由として最も多かったのが「初期費用の見通しがつかない」で28%。そのほかは「長期の住宅ローン返済に不安がある」(13%)、「物価の高騰が続き購入は困難と感じる」(12%)、「転居の自由度が下がる」(12%)、「天災の不安がある」(9%)などがあった。
今回の調査について、担当者に話を聞いてみた。
「(今回の調査のターゲットは？)シングル女性です。当社はシングル女性の住宅購入からリノベーション施工までを多く手がけております。現在賃貸住宅で暮らすシングル女性の住宅購入の意思や不安を調査することで、当社ならびに業界全体が同様のお客様の不安を払拭できるよう、提案力の向上を目的に実施いたしました」
「(ユーザーへのメッセージは？)家でどのような時間を過ごしたいのか、日々の生活で何を大切にしていきたいのかということは、一人暮らしだからこそ確立されていると思います。また、その希望を実現できるのが、中古住宅のリノベーションなのではないかと考え、当社は今後も住宅事業で『大人を自由に』してまいります」
不動産仲介からリノベーション施工までをワンストップで手がける同社では、購入後の暮らしまで考えて、ファイナンシャルプランナーが算出した「安心予算」を軸に、無理のない中古物件とリノベーション予算を提案している。金銭面を理由に「購入の意思や希望がない」とした人も、選択肢が広がるのではないだろうか。
※出典：ゼロリノベ調べ
調査の方法：Webアンケート方式
調査の対象：30〜40代の独身女性1000人
調査実施日：2023年1月23日
調査主体：株式会社groove agent(ゼロリノベ)
文＝伊藤めぐみ
