共働きで6歳、4歳、1歳の3人育児に奮闘する夫婦を描いた漫画「とある共働き夫婦のワークライフバランス戦記」が注目を集めている、みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)さん。現役会社員の傍ら隙間時間を使って描いた漫画は、多くの子育て中の人に刺さる内容となっている。今回は、職場への妊娠報告について描いた漫画を紹介する。
それはタレ代さんが妊娠5週目に、上司に妊娠報告をしたときのこと。「よかったやーん」「おめでとー！」と喜んでくれたうえで、「みんなにはいつ言うつもりなんや？」と尋ねられた。
このときのタレ代さんは「直属の上司とチームメンバーと女性陣以外には安定期になってから報告しよう」と思っていたことから、そのように伝えると、上司から「あかん、無理や」と言われてしまう。
「なんでですか？」と尋ねると、「隠しとおせへんねん…」と予想もしていなかった衝撃の理由が返ってきて…！
作者のみみたぶタレ代さんによると、「“職場への報告は安定期に入ってから”と考える方も多いかと思いますが、気持ちの折り合いがつくなら、個人的には妊娠初期の報告がおすすめ」だという。
それは、早期にわかったほうが、上司が万が一のときのサポート体制の検討や要員計画を立てる猶予期間ができるから。残業や出張を控えるなどの配慮についても相談できるし、マネジメントに介入してもらうことで、結果的に妊娠しながら働くうえでのさまざまなリスクを減らすことにつながる…という考えからだ。
実際、タレ代さんの場合は、第1子・第2子ともに4週でつわりがはじまり、第2子のときには8週で重症妊娠悪阻(つわりの重症版)と診断され、医師から絶対安静・休業の指示が。ピーク時には1日20〜30回吐いていたことから普段どおり仕事ができなくなり、上司と同僚によるサポート体制が即座に組まれたという。
当時を振り返り、「5週という超初期に報告したことが、結果的に、つわりが酷かった私にとっては正解でした」とタレ代さん。
また、タレ代さんの経験から導き出された妊娠報告の際の注意点についても、大変参考になるので、ぜひ紹介しておきたい。
まず、ひとつめの注意点は「安定期までの口止めをしておく」ということ。特に年配男性が、“おめでたいことだから”とよかれと思って安定期前にほかの人に話してしまう…というケースが多いそう。「情報は簡単に拡散します。“妊娠イコール当たり前に赤ちゃんが生まれてくる”と思っている方も多いようです」とタレ代さん。
ほかにも、「意外なもやもやポイントとなり得るので、“5人中ひとり程度は流産等のリスクがあるので、安定期までは内密にしておいてほしい”ということや、“妊娠については、あなたのほかに誰々が知っている”ということを念押しして伝えておくことをおすすめします」とのこと。
もうひとつ、「業務進捗の可視化・共有」も大切なのだそう。「正常な妊娠であったとしても、突然経過が変わることがあります。“明日いきなり出社できなくなることがあるかも”と心得て、すぐに参照できるよう業務の整理と周囲への日常的な情報共有を」とタレ代さん。
みみたぶタレ代さんのブログ「とある共働き夫婦のワークライフバランス戦記」内のコラム「妊娠判明！職場・実家への報告タイミングや注意事項は？」では、上記で紹介した職場への報告だけでなく、実家や義実家への報告タイミングや注意点なども細かくまとめられていて、とても参考になるので、ぜひ読んでみて！
画像提供：みみたぶタレ代(@MimitabuTareyo)
