
普段はフリーのイラストレーターとして、版権キャラクターグッズのミニキャラなどを多く手がけている、夏壱あーる(@kyomuo_721)さん。“キャラクターの魅力を伝えるにはどうしたらいいか?”を考えた結果、漫画を描き始めることにしたという。
今回は漫画『虚無男』から、『宮一登場』をお届け。支社から営業企画部に異動してきた宮一(みや・はじめ)に社内を案内することになった清見向(きよみ・むかえ)。ひと通り案内が終わったあと2人で話していると、清見は宮の顔が赤いことに気づく。無理をしているのかと心配していると、宮から“女性が苦手”だと告白される。

落ち着くため、ひとまず屋上へ移動した清見と宮。“女性が苦手な自分はおかしいか”と聞かれた清見は、「苦手なものの一つや二つ誰にでもあるし」と宮を肯定し、自分は虫が苦手だと明かす。すると宮は爆笑。「僕は虫、全然余裕です!たいてい手でいけますね」と笑顔で返す。

家が近いことも判明し、すっかり打ち解けた2人。その場で“苦手なもので困っていたら助け合う”という契約を交わすことに。家で見かけたまま放置しているゴキブリを駆除してもらいたい清見は、「場所教えたいから、なんなら今日来る?」と宮を家に誘うのだった。

苦手なものをカバーし合える同僚の存在は、何よりも心強い。同僚とそういう関係を築ければ、仕事もより捗ることだろう。虫から守ってくれる宮の登場で、これまで社畜として働いていた清見の生活が、少しでもよい方向へ向上することを祈るばかりだ。宮一という魅力的なキャラが加わった『虚無男』の今後の展開がますます楽しみだ。
画像提供:夏壱あーる(@kyomuo_721)