ブログ「ぷく子OLとイッヌの日常」で、個性豊かな人々と働く日常を描いた漫画を連載している、ぷく子(@pukukoOL)さん。現役のWebデザイナーでありつつ、過去にさまざまな職歴を持つ彼女がつづるお仕事漫画は、「こんな人いる!?」とツッコミたくなるエピソードばかり。今回は、「ぷく子OLとイッヌの日常」の中でもファンが多い、周囲を振り回す女性社員「マッサン」の勘違いぶりを描いた漫画を紹介する。
「マッサン」は、ぷく子が昔勤めていた会社にいた事務員。ぷく子がいる事業所の隣の事業所に所属しており、2人いる事務員のひとりだった。最初は「いい子」と思っていたのだけれど、この「マッサン」がさまざまなトラブルを巻き起こしていく!
例えば、お気に入りの部長がやってきたら、何の用事もないのに「部長が来るの待ってたんですよぉ」と甘え声を出しながら駆け寄る。
そんな彼女の傍らで、黙々と仕事を片付けるもうひとりの事務員、スーさん。部長はそんなスーさんを見て、「真面目に頑張っているね」とほめるのだが…。それを聞いたマッサンが猛反論!「私の方がいつも頑張っているし、仕事もできます!!スーさんは真面目なわけじゃなくてただ暗いだけです!」。
別の日に、マッサンお気に入りのお客様が“スーさんの元気がなさそうだ”と心配すると「元気がないんじゃなく、いつも暗くて感じが悪いだけ」「私、あの子嫌いなんですよぉ」などと暴言を連発し、スーさんをけなしまくる始末。自分を上げるために人のことは平気で貶めるとは…恐るべし!
ほかにも、好き嫌いがはっきりしているのもマッサンの特徴。それは、ぷく子がスーさんに電話をしたときのこと。マッサンはぷく子のことを気に入っているので真っ先に電話を取ってくれるのだが、“スーさんに代わって”と言っても「何でですか?」と代わってくれない。スーさんに任されている仕事の件だと伝えても「それ私がやります!私の方ができますから!」と謎発言を繰り返す始末。ぷく子はそのやりとりに「時間が無駄」だと感じ、疲弊するのだった…。
そんな感じで、会社のスマホに電話をしてもマッサンが出るので、仕方なくスーさんの個人スマホに電話をして、何でこうなっているのかを聞いてみると「マッサンは嫌いな人からの着信は絶対に取らないんですけど、好きな人からだとスマホを奪い取るようにして電話に出る」のだという。仕事って「好き・嫌い」でするものだっけ…?とマッサンを見ていると自分の常識がおかしいのか…と一瞬わからなくなる。
そして、電話には出ないマッサンを見た先輩が、遂に注意してくれたのだが…「私はちゃんとやってます!」と全く非を認めず激昂し、言い争いへと発展していくのであった…。
仕事はしない(デキない)のに「私は仕事ができる」と思ってる勘違いさん、「好き」「嫌い」を基準に仕事をする人…は、どの職場にもひとりはいるのではないだろうか?
そんなクセありまくりのマッサンだが、エピソードを読み進めていくうちになぜか彼女のトリコになってしまっているから、ある意味すごい…。ほかにも強烈エピソードが多数あるので、ぜひ「ぷく子OLとイッヌの日常」をチェックしてみて。
画像提供:ぷく子(@pukukoOL)