年間2億PV超の人気レシピサイト「白ごはん.com」の“中の人”。たったひとりでサイト管理からレシピ作りまでこなす理由とは

2023/02/03 12:00 | 更新 2023/02/08 21:06
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野菜ってどれくらいの茹で具合がいいんだろう?出汁ってどうやって取るの?そんな料理の基本のキをわかりやすく解説してくれる料理サイトがある。「白ごはん.com(ドットコム)」。1日で60万PV、年間2億PVを超える人気サイトで、初心者からだけではなく、料理好きの人からも熱烈な支持を集めている。

サイトを運営するのは、料理研究家の冨田ただすけさん。驚異的なのは、2008年のサイトオープン当初から現在までサイト運営、料理写真の撮影やスタイリング、レシピ作りをすべて冨田さんがひとりで行っているということだ。冨田さんがなぜ和食レシピサイトをオープンし、どのようにして人気サイトに押し上げたのか、事業を拡大していく中でもなぜひとりでサイト運営をし続けているのか、話を聞いた。

大手惣菜製造・販売会社を1年で退職。料理への探究心が現在の道を切り拓く

筑前煮。サイトで使用されている写真はすべて冨田さん自ら撮影したもの。器も自前で用意
筑前煮。サイトで使用されている写真はすべて冨田さん自ら撮影したもの。器も自前で用意 【写真提供=白ごはん.com】

――冨田さんが料理好きになったきっかけを教えてください。
【冨田ただすけ】子どものころ、たまに母に土・日曜日のご飯を作るように言われ、それで2歳年上の兄と一緒になって食材を調達するところからやっていました。その経験が大きいですね。母になぜそのようなことをさせたのかというのをあらためて聞いたことはないんですが、「なんでも自分たちの自由にやってみなさい」という家風でしたし、料理は男女の別なくやれるに越したことはないという母の考えだったのだと思います。いい経験でしたね。

――大学卒業後は、「RF1(アール・エフ・ワン)」や「神戸コロッケ」などの人気惣菜店を運営する株式会社ロック・フィールドに就職されましたね。
【冨田ただすけ】大学在学時、飲食系のアルバイトもしていましたし、自炊もしていたので、自然と飲食関係の仕事に就きたいと考えていました。漠然とですが、先々には「惣菜屋さんか定食屋さんができたらいいな」とも思っていたので、ロック・フィールドに就職して、「RF1」の工場勤務をしていました。

――しかし、1年で退職されました。いわゆる「就職氷河期」という時代でもあったので、周りの方からネガティブな反応はありませんでしたか?
【冨田ただすけ】それはもう…職場の上司からも、親からも「辞めるの?」という反応は大きかったですね。でも、自分の中では、環境を変えることに対してのネガティブなイメージはなかったです。「RF1」は当時から支持の厚い中食のブランドですし、大量調理の中でどれだけ手作りのよさを出すのかというのを試行錯誤されていて、とてもいい会社だったんですが、日々の調理の中で、「どうしてこれはこうやるんだろう?」という疑問がどんどん出てきました。勉強はしていましたが、もっと理由をちゃんと知ったうえでやりたい、もっと料理について勉強したいという気持ちが出てきたんです。そして、将来的には「RF1」で商品開発とかレシピ開発に携わりたいという気持ちもあったんですが、その立場になるまでにどれくらいの時間がかかるのかをリサーチしていくと、果てしなく感じてしまって…。それだったら、その道はすっぱり切って、まず自分に料理の下地をきちんと作ってから先のことを考えてもいんじゃないかと思い、退職することにしました。

――ロック・フィールド在職時にNHKの「きょうの料理」主宰のコンクールに応募し、準優勝されていますね。これも退職への後押しになったんでしょうか?
【冨田ただすけ】渋谷のスタジオでカメラを前にして調理をしたり、栗原はるみさんや陳建一さんといった第一線で活躍される料理研究家・料理人の方とお話しできたのは、とてもよい経験になりました。当時の自分には料理研究家になろうという選択肢はなかったんですが、料理人の世界の一端を見せてもらえたのはいい刺激になりましたね。

おでん。具材の下ごしらえからつゆの作り方まで解説している
おでん。具材の下ごしらえからつゆの作り方まで解説している 【写真提供=白ごはん.com】

――退職後、辻調理師専門学校に進学されましたね。このときに和食をやっていこうというのは既に決めていたんでしょうか?
【冨田ただすけ】最初から、和食をやろうという思いでした。自分が子どものころから和食を食べ慣れていて好きだったので、仕事として深く関わるのなら和食だろうな、と。なので、卒業後のステップも日本料理店というのを自然に考えていました。

――日本料理店での修業を経て、加工食品会社の「寿がきや食品」に就職されました。就職されてすぐに「白ごはん.com」を立ち上げていらっしゃいます。
【冨田ただすけ】転職して早く帰宅できるようになったのが大きいんです。それで、HTMLコードを勉強して自分でサイトを作ることにしました。

――当時は、ブログが盛り上がっていて、さまざまな会社がブログサービスを提供していました。無料で簡単にできるブログではなく、どうして自作のホームページにしたんでしょうか?
【冨田ただすけ】ブログは記事がどんどん埋もれていく感覚があったので選びませんでした。「白ごはん.com」では、日本料理店で修業時代に習った下ごしらえのこととか、家庭でも使える料理の豆知識みたいなものをサイトとして蓄積していきたいという気持ちがあったんです。大学時代に写真部だったんですが、そのときにも自分でホームページを作って、自分が撮影した写真をアップすることはしていたので、ホームページの自作にそこまでのハードルは感じていませんでした。

――開設当時のサイトは、現在の「白ごはん.com」とデザインなど違いましたか?
【冨田ただすけ】全然違いましたね。とりあえずスタートしてみた、という感じだったので、環境によっては表示が崩れてしまうこともあって。アクセス数が増えていったときに、「うまく表示されていない」とご指摘をいただくことも多かったです。

「白ごはん.com」のPVが飛躍的に伸びるきっかけとなった「鍋炊きご飯の炊き方」(一部抜粋)
「白ごはん.com」のPVが飛躍的に伸びるきっかけとなった「鍋炊きご飯の炊き方」(一部抜粋) 【写真提供=白ごはん.com】

「鍋炊きご飯の炊き方」(一部抜粋)より。1つの工程に対し、2、3の写真を載せる丁寧なページ作りが人気の理由
「鍋炊きご飯の炊き方」(一部抜粋)より。1つの工程に対し、2、3の写真を載せる丁寧なページ作りが人気の理由 【写真提供=白ごはん.com】

――PV数が伸びたきっかけはあるんでしょうか?
【冨田ただすけ】「鍋炊きご飯の炊き方」がYahoo! JAPANのトップページに載ったのがきっかけです。当時、個人のブログやサイトを紹介してくださることがあって、そこに掲載されたのがきっかけで一気に伸びました。今でこそ、独立して「白ごはん.com」を仕事としてやっていますが、趣味の域でやっていたことだったので驚きでしたね。その後はレシピ数が増えるのと比例してPV数が増えていきました。現在は1日に約60万PV、直近1年で2億3千万PVあります。

年間を通じてアクセスが多いのが、野菜の下ごしらえについて解説したページなんだそう
年間を通じてアクセスが多いのが、野菜の下ごしらえについて解説したページなんだそう 【写真提供=白ごはん.com】

ーー1年間を通じてよく見られるページってありますか?
【冨田ただすけ】季節ごとの旬の食材の下ごしらえや茹で方を解説したページのPVが高いです。夏ならトウモロコシや枝豆、秋なら栗、冬ならブロッコリーと、「この野菜ってそもそもどれくらいの茹で具合がいいんだろう?」と調べたときに、「白ごはん.com」のページに行き着いているんだと思います。

つくしの下ごしらえについても解説
つくしの下ごしらえについても解説 【写真提供=白ごはん.com】

――下ごしらえってなんとなくでやっている人も多いと思います。そうしたときに「白ごはん.com」が強い味方になってくれるんですね。野菜の下ごしらえのページにはつくしまであって驚きました。
【冨田ただすけ】そういうマイナーな食材についても紹介しているのが、「白ごはん.com」の強みなのかもしれません。スーパーで1年に1回くらい並んでいて、“季節のものなんだろうけど、どう調理したらいいのかわからない”というときに役に立っているのではないかと。サイトのアクセスも定期的にチェックしているんですが、レシピのPVの移り変わりを見て、季節の移り変わりを感じさせてもらっています。

ひとりで運営することで「白ごはん.com」ならではのレシピが出来上がる

――料理写真、レシピ開発に執筆、サイト運営とすべてひとりでやっているのが驚異的なのですが、メリットはどこに感じていますか?
【冨田ただすけ】「白ごはん.com」はほかのレシピサイトよりも文章量も写真も多いと思うんですよね。それでも見てもらえているのは、ここは面倒でもやったほうがいいとか、ここは飛ばしちゃってもいいとか、僕が一つひとつの工程を見て、写真を撮って、レシピを書いてとやっているからこそだと思うんです。自分の感覚をサイトに反映できているのが、僕ひとりでやっている大きなメリットになっていると思います。

――レシピを作り上げるのは大変なのでしょうか?
【冨田ただすけ】何回も試行錯誤しますね。今は昆布巻きのレシピ作りに取り組んでいて、おせちに間に合えばいいなと思っているんですけど(※取材は2022年11月に実施)、中に何を巻くかだけでもいくつも試しています。古いレシピ本を見るのが好きなので参考にさせてもらっているんですが、ごぼうとか、鮭とか穴子とか載っていると、ほかの魚でもいいんじゃないかと思って、メカジキとかサワラでも試してみたり。僕も迷いながら考えるレシピもあって、そうすると長丁場になっていきますね。家族に食べてもらって、妻や娘の反応を参考にさせてもらうこともあります。先日公開したクリームシチューのレシピも試作中、家族から好評でした。

市販のルーを使わずに作れる「ルーなしで作るクリームシチュー」。ハンバーグやグラタンなど、家庭になじみのある洋食メニューのレシピも掲載
市販のルーを使わずに作れる「ルーなしで作るクリームシチュー」。ハンバーグやグラタンなど、家庭になじみのある洋食メニューのレシピも掲載 【写真提供=白ごはん.com】

――シチューとなると洋食カテゴリーになると思うんですが、和食以外のレシピも手掛けているんですね。
【冨田ただすけ】和食“中心”ではありますが、家庭料理として昔から作られていて、なじみのあるものは紹介していきたいと考えています。「もっと中華っぽいものや洋食っぽいレシピも見たい」というリクエストもよくもらっています。中華料理店や洋食店が作るような本格的なものではなく、家庭で作りやすいとか、少ない調味料で作れるとか、「白ごはん.com」が大事にしていることをベースにして和食以外の料理も増やしていきたいと思っています。

――レシピを作れさえすれば、サイトに記事として書くのにはさほど時間がかからないのでしょうか?
【冨田ただすけ】そうですね、そこはそんなにかかってないです。サイトを開設して10年以上になっていますから、もう慣れてきてどこの工程をどのくらいのボリュームで説明していけばいいのか、というのはわかってきています。「いちばん丁寧な和食レシピサイト」と謳っていますが、丁寧にやりすぎると、大変そうな料理に見えてしまいます。そのさじ加減がひとりでやってきているからこそ、うまくいっているんだと思います。

「白ごはん.com」内で新しく始めた「#きょう何つくる?」のコーナー(一部抜粋)。今までは料理名や食材名で検索して「白ごはん.com」に辿り着く人が多かったが、「白ごはん.com」から献立を提案する形もやっていきたいと始めたんだそう
「白ごはん.com」内で新しく始めた「#きょう何つくる?」のコーナー(一部抜粋)。今までは料理名や食材名で検索して「白ごはん.com」に辿り着く人が多かったが、「白ごはん.com」から献立を提案する形もやっていきたいと始めたんだそう 【写真提供=白ごはん.com】

――外部の方には全く頼っていないんですか?
【冨田ただすけ】システム開発やサーバー管理、保守などの専門的な部分については外部のWeb制作会社さんにお願いしています。最近ですと、「白ごはん.com」内に「#きょう何つくる?」というコーナーを作ったのですが、細かい仕様やデザインなどもWeb制作会社さんと何度も相談しながらページを整えていただきました。あとは、YouTubeの動画撮影と編集は外部の方にお願いしていますね。1回自分でやろうと勉強してみたんですが、あまりにも大変だったので(笑)。

――YouTubeの動画も、レシピと同様に丁寧でわかりやすく、すっきりとしたフォーマットが印象的です。
【冨田ただすけ】最初のうちは、僕が絵コンテを描いてから撮影してもらっていました。動画撮影・編集は同じ方にずっとお願いしているので、最近は口頭でこういう動画を撮りたいとリクエストをして、その場で調整しながらやっています。撮る順番とか、雰囲気とか、どの工程をどれくらい丁寧に見せるのかといった細かな部分は僕が決めていますね。

100万回再生を突破したYouTube動画「鶏ささみの筋取り/包丁を使った丁寧なやり方」より。下ごしらえの解説動画や、レシピ動画などを配信中
100万回再生を突破したYouTube動画「鶏ささみの筋取り/包丁を使った丁寧なやり方」より。下ごしらえの解説動画や、レシピ動画などを配信中 【写真提供=白ごはん.com】

――YouTubeとサイトとで役割分担があると思うんですが、YouTubeのコンセプトはどのようなものですか?
【冨田ただすけ】当初はサイトのレシピコンテンツの補足目的でやっていたんです。レシピによっては動画のほうがわかりやすいものもあるので、工程を見せるために動画を撮っていました。料理で何を作るか考えるときに、レシピ本を見る、検索するという手段に加えて、「YouTubeの動画で決める」という人も増えてきたので、2年くらい前からは、レシピを提案し“作ってみよう”と感じてもらえるようなコンテンツも発信しようと軽い方向転換をしています。

――2年前というと、コロナ禍が始まった時期とも重なりますね。緊急事態宣言下で飲食店の営業自粛もあり、自炊する人が増えたという報道もありました。その時期「白ごはん.com」のPV数が伸びたことはあったんでしょうか?
【冨田ただすけ】実は、PV数は微減していました。ただ、それがコロナ禍のせいなのか、SEO(検索エンジン最適化)のアルゴリズムに何かあってのことなのかはわからないです。「クラシル」や「DELISH KITCHEN」といった料理レシピ動画サービスの広がりもあったので、その影響もあるのかもしれません。

――では、目下のライバルは「クラシル」や「DELISH KITCHEN」になるんでしょうか?
【冨田ただすけ】そんなおこがましいことは思っていないです(笑)。料理を作る人がどういうものを見たいか、作りたいかというのがそれぞれで違うと思っているので、自分の伝えたいこと、やりたいことをやっていきたいと思っています。流行りなのでそっちに行きたくなっちゃうんですけど、惑わされないように意識していますね。とはいえ、動画でレシピをご覧になる方が増えているのも実感しています。若い層だと「TikTokを見て作りました」という話もよく耳にします。どこの層をターゲットにするのか。現在は「白ごはん.com」を見てくださっている方を中心に、新しいレシピをお届けしているんですけど、もっと違う層に新しいレシピを届けなきゃという使命感や、違う料理の見せ方やコンテンツを作っていかなくてはという意識も持っています。TikTokなども一通りチェックしていますが、僕自身は、レシピは動画で見るよりテキストで見るのが好きですね。

「白ごはん.com」としてオリジナル商品の開発もしている。おいしく、出し殻も使えて、直入れも可能な「だしブレンド」(1080円)
「白ごはん.com」としてオリジナル商品の開発もしている。おいしく、出し殻も使えて、直入れも可能な「だしブレンド」(1080円) 【写真提供=白ごはん.com】

「だしブレンド」は、昆布もかつお節も粉ではなく、食べて素材感が感じられるぎりぎりの細かい形状にすることで、出し殻もおいしく食べられるようにしたんだそう
「だしブレンド」は、昆布もかつお節も粉ではなく、食べて素材感が感じられるぎりぎりの細かい形状にすることで、出し殻もおいしく食べられるようにしたんだそう 【写真提供=白ごはん.com】

――「白ごはん.com」から派生して、「白ごはん.comストア」でオリジナル商品の販売もされています。こちらはどういうきっかけで始まったんでしょうか?
【冨田ただすけ】「寿がきや食品」で研究開発をしていたときに、ラボで試作していたものを大量生産できるように商品として落とし込む、ということをやっていたので、いつか自分でオリジナルの商品を作ってみたいという思いがあったんです。サイトが大きくなってきて、レシピを届けるだけじゃなく、ユーザーの方と別の形でもつながりたいと思い、スタートしました。例えば、「だしブレンド」は出汁のおいしさに加えて、出し殻も料理に使えるというのもテーマに据えて開発しています。オリジナル商品は1年に1、2品ほど追加していっているのですが、生産者の方や作家さんとのやりとりは僕にとって非常に刺激的で、レシピにもいい影響を与えているので、今後もやっていきたいと考えています。

――サイトを開設して10年以上が経ちました。新しいSNSも生まれてきて、求められるものが変わってきている部分もあると思うんですが、これだけは変えないと決めていることはありますか?
【冨田ただすけ】過去、レシピをもっと増やしたいと、外部の人にお願いすることや一緒に働いてくれる人を募集することも考えていたんです。でも、「『白ごはん.com』を見て作った料理が自分の家の味になりました」という感想をもらうようになって、僕ひとりで考えてやっていくのがいいんだろうな、というのを感じています。僕なりの料理の伝え方、基準をぶらさずにやっていくのが大事なんだろうと。「白ごはん.com」に載せたい料理リストが全然まだ埋まってないので、今後も今のスタイルでやっていくと思います。ただ、2023年はサイト開設15周年なんです。何か楽しいことができたらいいですね。

この記事のひときわ#やくにたつ
・ユーザーのニーズを押さえた“さじ加減”を大切にする
・流行に惑わされず“自分のスタイル”を貫く
・新しい時流もチェックする

取材・文=西連寺くらら

冨田ただすけ
山口県下関市出身。大学卒業後、「RF1(アール・エフ・ワン)」「神戸コロッケ」などの惣菜店を展開する株式会社ロック・フィールドに就職。NHKの「きょうの料理大賞」で準優勝をしたことをきっかけに、退職し、辻料理専門学校に進学。卒業後、名古屋の日本料理店での修業を経て、食品加工メーカー「寿がきや食品」へ。商品開発をする傍ら、和食レシピサイト「白ごはん.com」を立ち上げる。わかりやすく、丁寧なサイト構成とレシピで人気となり、年間2億PVを超えるサイトとなり、2013年に料理研究家として独立。

■白ごはん.com
ホームページ:https://www.sirogohan.com/
YouTube:白ごはん.comチャンネル
■冨田ただすけ
ブログ:https://lineblog.me/sirogohan/

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