法人リードジェネレーションサービス「ミナオシ」を運営する株式会社ミナオシでは、フリーランスに利用されている会計ソフト(経理ソフト)に関する調査を実施。同サービスに集められた5万4000件以上の利用データのうち、フリーランス615名の利用データを集計(2021年3月〜2022年8月)してランキングを作成。実際に会計ソフトを活用しているフリーランスの「生の声」とともに公開している。
会計ソフト(経理ソフト)の利用傾向
帳簿書類の作成や会計処理の記録・管理をして、それを集計し決算書作りまで行える会計ソフト(経理ソフト)。仕訳の記録はもちろん、仕訳をもとに買掛金台帳や売掛金台帳などの得意先帳簿、賃金台帳、試算表の作成も可能だ。紙での管理に比べ会計業務の負担が大幅に減り、さらに人的コストの削減、人的ミスの防止につながるとあって、簿記の実務に広く利用されている。
またコロナ禍以降、リモートワークが推奨されるようになったことで、いつでもどこでも、サブスクリプションかつ安価で利用できる「クラウド型」が注目を集めている。個人で働く「フリーランス」の増加も相まって、クラウド型の利用者は増加傾向にあり、2021年には日本国内で1500万人を突破。今回のランキングでも、上位3サービスすべてがクラウド型という結果になっている。
会計ソフト(経理ソフト)ランキング TOP3の発表
会計ソフト(経理ソフト)は、国内全体で50以上存在するといわれており、2022年10月時点、「ミナオシ」には27のソフトが登録されている。今回のランキングでは、「ミナオシ」に登録しているフリーランス615名を調査。会計ソフトを「利用した」と回答した数をもとに作成している。
【第3位】マネーフォワード クラウド会計 利用数：27名
「マネーフォワード クラウド会計」は、株式会社マネーフォワードが提供する会計ソフト。企業規模に応じたプランが用意されており、個人事業主にも低価格で提供されている。人工知能(AI)によって勘定科目が自動で提案されるため、仕分け作業の効率化を実現。また、銀行口座やクレジットカードなど、2000以上の金融関連サービスと連携している。確定申告書だけでなく、請求書や納品書などさまざまな書類を作成できるため汎用性が高い。
【第2位】弥生会計(やよいかいけい) 利用数：35名
弥生株式会社が提供する「弥生(やよい)会計」は、200万人以上もの登録ユーザーをもち、21年連続売上No.1の実績を誇る。2020年時点で全国1万以上の会計事務所から推奨され、経理業務担当者の2人に1人が利用していると言われている。サポート体制が充実しており、継続率90％の「あんしん保守サポート」では、バージョンアップ製品の無償提供やバックアップサービスなどが受けられる。
【第1位】クラウド会計freee(フリー) 利用数：88名
1位に輝いたのは、freee株式会社が提供する「クラウド会計freee(フリー)」。運用において会計に関する知識を必要とせず、短時間で会計作業を完了できることから、個人事業主やフリーランスからの支持も高い。企業活動に必要な経営資源や情報を一元的に管理するERP型(統合基幹業務システム)の会計ソフトであるため、経理に関するあらゆる業務をオールインで効率化できる。また、7900名を超える税理士との連携機能が搭載されている点も魅力だ。
法人リードジェネレーションサービス「ミナオシ」とは
法人に必要なサービス、企業、プロダクトを部門別で絞り込み検索し、同じ業種・部門のユーザーたちの「利用したサービス」や「実名制レビュー」を参考に、最適なサービスを見つけることができるサイト。法人サービスの紹介ページでは、登録ユーザーの利用経験から生み出された「生の声」が掲載されている。また、完全実名制であることから、信頼度の高いレビュワーや、同じ問題を抱えるレビュワーを探すことによって、確度の高いレビューのみを参考にすることができる。
担当者に話を聞いてみた。
「(今回の発表の狙いは？)フリーランスの増加や副業プラットフォームの発展など、働き方が変化していくなかで、いろいろな工夫が必要だと思います。そのなかで、ミナオシには参考になるデータがたくさんあると考え、今回のリリース内容を発信することを考えました」
「(今回の発表の目玉は？)フリーランスの増加という背景の中で、切り離せない確定申告など、会計的側面での課題を解決してくれるツールを探すヒントを提示できればと思っています」
「(ユーザーへのメッセージは？)ミナオシには他にも参考になる、実名レビューや記事コンテンツが豊富にあります。ぜひご覧いただいて、サービス選びの参考にしていただければ幸いです」
