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「持続可能な運動習慣」で人類を健康に!「SIXPAD HOME GYM」事業リーダーが思い描く壮大な未来

2022/10/10 12:00 | 更新 2023/04/17 00:01
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SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さん
SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さん【撮影=藤巻祐介】

自宅で最短10分、24時間いつでも好きな時間にオンラインで効率よく全身を同時に鍛えられる「SIXPAD HOME GYM(シックスパッドホームジム)」は2020年10月より始まった、先進のEMS(Electrical Muscle Stimulation:筋電気刺激)オンラインジム。そもそもどんなサービスで、どういったビジョンのもとに生まれたものなのか、SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さんに話を聞いた。

――SIXPAD HOME GYMを立ち上げた背景について教えていただけますか?
【伊藤宏紀】SIXPADというと、おそらく、「腹筋を鍛える」「あのサッカー選手の」といったイメージを抱く方が多いかと思います。SIXPAD は2015年にスタートしました。最初は腹筋、そこからプロダクトとしていろいろな部位を増やし、最近では「Foot Fit」という足の筋トレ用の商品も登場し、ひととおり部位別のラインナップがそろったこともあり、おかげさまで、そのタイミングでシリーズ累計出荷台数300万台の規模まで約7年間で積み上がりました。今後の戦略を計画するうえで、家庭用で部位別に使うものはそろってきた、その一方で、足りないものはなんだろうと考えました。実は、私が2018年に立ち上げたプロジェクトとして、SIXPAD STATIONというジムがあります。トレーナーがいて、プログラムがあって、全身トレーニング専用のEMSスーツを身につけて15分間のトレーニングをするというものです。SIXPAD STATIONのような「ジムに通ってしっかりとトレーニングするもの」と「家で自分のやり方でトレーニングするもの」はあるけど、「真ん中が足りない」ということに気づきました。

――サービスとして「中間を用意した」ということですね。
【伊藤宏紀】ニーズは存在していました。実際に「ジムでやっているようなハードなもの、全身で効率的にやれるトレーニングを家で、かつ楽しくできるものはないですか」といった声があったのと、僕たちのなかでも「ここがないね」という考えがあったことから、SIXPAD HOME GYMの計画に至りました。「つくっちゃえ!」と(笑)。サービスのピラミッドとしての穴を埋めたもの、これが原点としてあります。それから、ちょうどこの計画を進め始めたころ、海外、特にフィットネスの主流であるアメリカを分析すると、ペロトンという企業がすごい勢いで伸びていました。当時、創業7、8年くらいで、上場するタイミングの企業でして、オンラインでサービスを提供するスタイル。フィットネスバイクを購入してもらい、ユーザーの方がインストラクターの応援・サポートを受けながら自宅でトレーニングをする。このサブスク型のモデルがすごく伸びていました。当時の売上規模が約2000億円、会員数は約200万人。世界中が注目していましたし、弊社の代表も「日本版を立ち上げよう。しかもうちにはSIXPADがある。いくぞ!」と号令をかけました。2020年に立ち上げとなりますが、プロジェクト化はその1年半前くらいでしたね。

――スタートから伊藤さんがプロジェクト責任者に?
【伊藤宏紀】SIXPAD STATIONという事業の責任者でしたし、「自宅でジムと同じようにできる」というサービスのイメージでもありますし、ジムという文脈上、そのまま僕が担当しました。一方で、具体的な組織としては社内的には何もなかったので、プロジェクトを進めるうえで「誰がやる?何をやる?」という状態、まあカオスな状況でした(笑)。ある程度の規模の企業で大きなプロジェクトをやるときって、責任者が不在で「意思決定は誰?」みたいなところがストレスなんですよね。スタート時はメインで進める僕たちも、関わる人たちも「誰に言ったら決まるんですか?」「それはわからん」みたいな状態で、とにかく、ただただ進めるしかないといった具合でした(笑)。

SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さん
SIXPAD HOME GYM事業責任者の伊藤宏紀さん【撮影=藤巻祐介】


――立ち上げまでの思いについて教えていただけますか?
【伊藤宏紀】僕自身、Instagramでも投稿しているのですが、今となってはトレーニング大好き人間で(笑)。以前から身体を動かすことは好きでしたし、当然ですけど、“健康を広げる”っていいことじゃないですか。それを、具体的にジムを立ち上げてやっていく中で、使命感というか、この事業を広げたいという純粋な思いを抱きながらSIXPAD STATIONを立ち上げた経緯がありました。実はSIXPAD STATIONについては、立ち上げ時から世界5000店舗という構想がありました。1店舗目を立ち上げたときに、当時まだ若かったんでしょうね、この目標を真顔で宣言しています(笑)。もちろん今もこの思いは変わりませんが、SIXPAD STATIONを形にすることでわかったのが、とにかく時間がかかるということ。時間をかけて出店して、人を集めて、でも一方で、ひとつの店舗に集まる数は限られています。高価格帯のサービスでもあるので、会員数としては数百名くらいの規模感。ただ、オンラインというサービスであれば、日本全国をターゲットに、一気に何千人、何万人という会員を獲得できる可能性があるので、「これは一気にいける」という考えがありましたし、アメリカでのペロトンの事例を含め、プラスなイメージしかない。思いとしては、日本中にこのサービスを一気に広め、「さあ、世界だ」という気持ちで立ち上げました。

――苦労した点についてはいかがですか?
【伊藤宏紀】新規プロジェクトですからやはり苦労は多いです。ただ、僕自身、社会人人生で新規立ち上げばかりをやっていまして、いや、それしかやっていないくらいなんです(笑)。だから、ベースとして苦ではないのですが、それでもやはり大変なところはありました。このサービスは、本当にいろいろな要素が複雑に絡み合うんです。たとえば、「パワースーツ」というEMSトレーニングスーツ、まずこれをしっかりとつくりあげる必要がある。ただ、これ単体ではなく、ここにいろいろなものが連動するわけで、仮に専用バイクを使ってトレーニングをするのであればバイクとどう連動させるかという視点でのバイクの開発も必要、タブレットもこのプロジェクト用に調達が必要、さらには、トレーニングのメニューとしてどんなコンテンツをつくり、どんなインストラクターが登場して、また、どんな音楽を使って、どんな映像にして、それをどういったシステムでユーザーの自宅に届けるか。こういったことを、何もないところからすべて同時に進めます。

【伊藤宏紀】すると、スーツ側の担当者から「これってどういうコンテンツですか?スーツはどういう使われ方をしますか?それがわからないと決められません」といった意見が出る。一方、コンテンツチームからは「スーツを体験したことがないのですが」という声が出る。もうカオスです(笑)。そんな中、仮説、仮説でようやく出来上がったものから順に進めていく。ゴール、つまり納期は決まっていますから。少なくとも先ほど例に挙げた数だけプロジェクトチームがあり、それぞれにリーダーとメンバーがいて、それを誰かが統合して見る必要がある。そこを僕が担当する形でした。もちろん、最終的には弊社の代表が意思決定をします。ただ、日々のプロジェクトマネジメントは自分が担当して、当時はソフト開発部であったり、プロモーション部であったりを含め、さまざまな部を大きく束ねるような形で、自分と役職が同じ人たちを相手にお願いをする。ここのバランスが最も大変でした。

――それぞれの部門の思いがあるがゆえの難しさがありますよね?
【伊藤宏紀】おっしゃるとおりです。部門それぞれの力学があるなかで、このサービスをみんなで実現したいという思いに反して、やはり部門によっては優先順位が下がったりすることも起こりえるので、すべてを横断して束ねるという役割を、悶々としながらやっていた側面もあります(苦笑)。MTGグループに入って10年程たつのですが、間違いなく、一番忙しかったですね。しかも、2年前というタイミングでして……。

――最初のコロナのタイミングですね。
【伊藤宏紀】はい、ちょうどコロナが、というタイミングでした。SIXPAD HOME GYMプロジェクトの傍ら、僕は当時、SIXPAD STATIONが国内4店舗目ぐらいのタイミングで最初の緊急事態宣言が出て、「ジムに行くな」といった声もあり、営業を停止せざるを得ない状況に陥りました。ただ、そのまま閉じるわけにはいかない。休業補償など、いろいろなバランスが難しい時期でした。

――ジムはかなりダメージを受けましたね。
【伊藤宏紀】本当に大変でした。マスクにしても、当時はまだ「つける?つけない?」という判断であったり、いざ「マスクをつける」と決めたら世の中にマスクがない状態になったり、そういった状況下でSIXPAD STATIONという本業と向き合いながら、1年後にSIXPAD HOME GYMを立ち上げるというシチュエーション……今、話しながらどんどん思い出してきましたが、とにかく大変でした(苦笑)。

●伊藤宏紀さんInstagram

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