2022年2月20日に開催したライブ「stories」では、 チケットが事前に完売。その後、3月〜5月に行われたは東名阪ツアーを経て7月10日に行われた立川ステージガーデンでの単独LIVEにおいても、事前完売・満員にて成功させ、8月4日には関西コレクションのメインステージにて「ネクストブレイクアーティスト」として出演した24名の次世代ボーイズグループ・VOYZ BOY(ボイズボーイ)。
他のアイドル同様ステージやSNS上ではキラキラしている彼らだが、グループ内には有志で集まった「宣伝部」というものが存在しているという。この「宣伝部」は、なんと企業の営業担当のようにメンバー自らが企業や専門学校などへ営業を行い、プロモーションにつながる活動を行なっている。なぜ、メンバー自らがグループの営業を行っているのか。また、どのように営業を行い、自分たちの魅力を伝えているのか、話を聞いた。
ーーまずはお二人の自己紹介をお願いいたします。
【鈴木拓磨(以下、鈴木)】宣伝部の部長をやらせて頂いております、VOYZ BOYの鈴木拓磨です。メンバーのなかでは、ムードメーカーのポジションです！
【石沢瑠架(以下、石沢)】なにわの鳳凰バサンバサン、どうも、VOYZ BOYの石沢瑠架です。
ーーありがとうございます。続いて、VOYZ BOYと、そのなかの宣伝部について教えてください。
【石沢】VOYZ BOYは、総勢24名の次世代ボーイズグループで、各々の個性を最大限に発揮するために現在2チームの「THE YELLOW by VOYZ BOY」と「THE PINK by VOYZ BOY」で活動しています。ちなみに、僕らがいるのが、ピンクになります。主に、東京や地方でのライブ活動、プロモーションツアーや特典会などのイベントを中心にSNS等でも幅広く活動しています。
【鈴木】そのなかで、宣伝部というのは、VOYZ BOYというグループを多くの人に知ってもらうことを常に考え、率先して行動に移していくために発足されたチームです。
ーー宣伝部は、なにを目標として活動されているのでしょうか。
【石沢】現在は、12月23日(金)に行われる豊洲PITでのライブ「VOYZ BOY AWARD 2022」に向けての集客が一番ですが、それ以上にもっとVOYZ BOYのことを多くの人に知ってもらうために、中長期的な視点での宣伝も目的としています。
ーー宣伝部発足のきっかけは？また、宣伝部のメンバーはどのように決められたのでしょうか？
【鈴木】もともとは、2月20日にZepp Hanedaで行われたVOYZ BOY LIVE 2022 「stories」の前に、事務所やスタッフさんに頼るだけではなく、自分たちのグループごとなので自分たちが一番考え、行動すべきだと思ったときに、宣伝に特化したチームを作ろうということで発足しました。
【石沢】宣伝部のメンバーについては、チラシ配りなどの日々の宣伝活動が得意なメンバーが選ばれました。当時の宣伝部から少しだけメンバーも変わり、もともとはピンクだけでしたがイエローの2名も入ってくれて、改めて8月26日に新宣伝部になりました。
ーーでは、宣伝部の具体的な活動内容について教えてください。
【石沢】もともとの宣伝部はチラシ配りやSNSを中心とした活動でしたが、新宣伝部では、これにプラスして、企業や学校への営業活動などもはじめています。具体的には、例えば企業へコラボ提案をしたり、文化祭の出演や、僕たちのライブなどを学習の機会として使ってもらう、産学協同の機会に使ってもらうための提案を学校向けに行ったり。本当に一企業の営業マンのような動き方をしています。
【鈴木】そうなんです。そのために宣伝部みんなで集まって、提案先のリストアップをしたり、スライドで資料を作ったりしています。
ーーリスト作りやスライド作りからみなさんでやられているんですね！
【鈴木】もう一つひとつが全部手探りで。青色がWordで緑色がExcelで赤色がPowerPointで……からはじまって、スライド作りでグラフをどうやって出したらいいのかわからない、リストを印刷しようとしたときに右が全部消えてしまって宣伝部内でざわつく、など(笑)。本当にそこからのスタートでした。
ーー新卒の社員を見ているようで微笑ましいエピソードです(笑)。他になにか学んだことはありますか？
【石沢】「ctrl+c」と「ctrl+v」でコピー＆ペーストを知ることができたのは大きかったですね(笑)。本当に便利！あとは、「テレアポ やり方」とか「これだけはやっていけない 営業」とか「名刺交換 方法」を調べて読んだのですが、先に座らないようにしなきゃとか、名刺の扱い方とか。日々、たくさんのことを学んでいます。
【鈴木】あとは、商談中は頭を常にフル回転しなくてはいけないこと。名刺交換からはじまり、アイスブレイクを挟んでから、相手に失礼のないような言葉遣いだったり、相手が話していることをしっかりと理解した返答だったり。こんなにも緊張して一時も気が抜けないことはあまりないので、常にどきどきでした！
ーーすごくおもしろいですが、アイドルから聞く話とは思えないです……！
【石沢】まだまだありますよ(笑)。最近コンテンツ(知的財産)を意味する、「IP(Intellectual Property)」って言葉も覚えたんですが、はじめて聞いたときは、どことどこを取ればIPがコンテンツになるねん！と思いました。ここまで略されてしまうと、もうまったく手がつけられない(笑)。でも、そういうのも一つひとつ今まで知らなかった世界なので新鮮で楽しいです。
【鈴木】僕たちVOYZ BOYも、ひとつのIPなんですよね！覚えて早速使っています(笑)。
ーー(笑) アイドルが自ら宣伝活動をするのは珍しいと思うのですが……！
【鈴木】VOYZ BOYって、できるだけ自分たちのことは自分たちでやるみたいな考えを持っているメンバーばかりで、メンバー中心になって考えたいというあらわれですね。
【石沢】なぜアイドル自らが宣伝活動をしちゃいけないの？くらいに思っています。でも、自分たちが当事者なので、僕たちが一番頑張るのは当たり前ですし、自分たちのことだからこそ、僕たちが一番熱量を持って話せる。もちろん、スタッフさんなどに頼る部分はありますが、メンバー中心になってやる、というのがVOYZ BOYの大きなアイデンティティだと思っています。
ーー営業って、大変な仕事のひとつだと思うのですが、実際の営業を通して感じることはなにかありますか？
【石沢】父は会社員だったのですが、父もこうやって働いていたのかな〜って思いを馳せるとうれしいですし、それに、同級生は新卒2〜3年目の時期なので、みんなこうやって働いてるのかな〜って思うと頭が下がります。でも、同時に、少しでも肩を並べている感じがあるのはうれしさもあります。
【鈴木】僕も、本当に頭が下がるなと。みんなこんな大変なことを毎日やってるんだ、と思うと本当に尊敬しかないですし、僕たちももっと頑張らないといけないと思っています。でも、何より、毎日メンバーとこうしたい、こうしたらもっと知ってもらえるなど同じ目標を持って前を向いて活動できてることがなによりうれしいですね。
ーーでは、営業するうえで大切にしていることや、必要であると感じることなどがあれば教えてください。
【石沢】やっぱり、熱量ですね。僕たち自身が一番熱量を持ってVOYZ BOYのことを話せると思うので、その熱量で相手を巻き込んでいくことが大切だと思っています。
【鈴木】その熱量を伝えてももちろんお断りされることもあるんですが、それでもやれることはやった、っていうところですごく自分でも納得感があるので、毎回納得感のある動き方はしたいなと思っています。
【石沢】それに「ぜひ前向きに検討させてください！」と言ってくださったときは本当にうれしかったですね。まだまだひよっこではありますが、これが営業の醍醐味か〜と少しわかったような気がしました！
ーー営業、本当に大変だと思いますが、頑張っていただきたいです。では、最後に一言お願いいたします。
【石沢】VOYZ BOYはこれから誰もが知っているグループになります。さまざまな常識を覆して唯一無二のエンターテインメントを皆さんにお届けしていきますので、ぜひ応援していただきたいですし、ぜひ12月23日(金)のライブに遊びに来ていただけるとうれしいです。
【鈴木】あとは、このインタビューを見てくださっている企業や団体の方で、もし僕たちVOYZ BOYと楽しいことや新しいことを一緒に考え、実行していただけるご担当者の方がいたら、ぜひ！「VOYZ BOY」宣伝部のTwitterアカウント(@VOYZBOY_SALES)までご連絡いただきたいです！よろしくお願いいたします！
この記事のひときわ #やくにたつ
・常に自分事で考える
・何事もやってみないとわからない
・熱量で相手巻き込んでいく
・商談中は頭を常にフル回転する
